葉鍵板 最萌トーナメント!!一回戦 round26!!

このエントリーをはてなブックマークに追加
352Aqua ◆Aqua/C.E
浩平「そろそろ冬が近いな」
茜 「帰りに暖かいものが食べたいです」
浩平「今日はいつもと違って鯛焼きが食べたい。そうは思わないか、茜」
茜 「……たいやき」
浩平「前は一緒に食べられなかったからな」
茜 「……そうでしたね」
浩平「……すまん。あれは俺の責任だ」
茜 「……そうですね」
浩平「……で、だ。今日はこんなものを用意してみた」
茜 「何ですか、その袋の中身は」
浩平「鯛焼きの型だ。物置の奥に眠ってるのを捕獲してみた。これで作ってくれ」
茜 「嫌です」
浩平「う……即答だな」
茜 「型が1個分しかありません。嫌です」
浩平「そんな事言っても、これしか無かったんだ」
茜 「行きますよ、浩平」
浩平「おい茜、どこに行くんだ?」
茜 「金型を買いに行きます。1つは嫌です」
353Aqua ◆Aqua/C.E :01/11/06 01:21 ID:13PjP0s4
浩平「これじゃ駄目か?」
茜 「一緒に焼きたてが食べたいです。一つでは駄目です」
浩平「そんな事ないだろ?」
茜 「浩平も作るんですよ」
浩平「俺も?」
茜 「クリスマスケーキを作れたんですから、鯛焼きも作れます」
浩平「あの時も、茜に作ってもらったようなものだと思うが……」
茜 「……一緒がいいです。一人は嫌です」
浩平「……わかった。わかった。でも味は保証しないぞ」
茜 「浩平が作ってくれたら、きっと美味しいです」
浩平「なんで言い切れるんだ?」
茜 「だって、浩平が作ってくれるんですから。私も、負けません」
浩平「おい、料理で俺が茜に勝てるわけないだろう」
茜 「……私も、浩平のために作ります。だから、浩平も……」
浩平「……」
茜 「……だから、浩平の焼いた鯛焼きは美味しいに決まってます」
浩平「……そうだな。よし、勝負するか」
茜 「はい。負けませんから」


じっと待ち続けたその姿に萌えました。
「だから、あなたの事、忘れます」
涙なしに聞けませんでした。
<<里村茜>>に一票お願いします。