葉鍵板 最萌トーナメント!!一回戦 round15!!

>>686の続き
そんな浩平を相手にして話を進めるのであるから七瀬が持つ乙女心や可愛さは前面に発揮され辛い。
浩平との漫才さながらのやりとりや、細かいギャグにリアクション……
前半の七瀬はギャグ、根性、ツッコミなどのキーワードで語られてしまうだろう（＾＾；
これも七瀬の魅力の一面であることは確かである。しかしもう一つの面を忘れてはいけない。

後半に進むに従って七瀬と浩平の距離は変化していく。
その方向を決定づけたのはクラスメートから受けたある酷い『仕打ち』の一件だろう。
そこで七瀬は思いも寄らなかった浩平の優しさに触れることになる。
そして徐々に変化していった彼女の気持ちは、ついにはっきりとした形となって
浩平に向けられるようになるのである。
しかし、相手の浩平は尋常でない鈍感男。心境が変化したとはいえ、
依然素直になれない七瀬の気持ちが簡単に届くはずもない。
そこで七瀬は健気にあれこれと奮闘しては持ち前の空回り振りを発揮して落ち込んでみたりと、
今度は可愛らしくもいじらしい一面を見せてくれるのである。
そして紆余曲折を経てようやくのクリスマス、ついに七瀬と浩平は互いの心を結ぶことになるのである。
この頃になれば、プレイヤー諸氏も七瀬のもう一つの魅力を理解して頂けるだろう。
そして、ついに訪れた『別離』を経ても、トレードマークのリボンを外し、ドレスを着て待ち続ける七瀬。
この彼女の姿は今まで知り得なかった彼女の『強さ』をも知らしめてくれるとはいえまいか……

ギャグメーカーとして見られがちな七瀬だが、
非常に多面的な魅力を備えているということも理解していただきたいものである。