葉鍵板 最萌トーナメント!!一回戦 round15!!

浩平「記念すべき最初の相手は、東鳩の誇る元祖犬チックヒロイン、神岸あかり嬢だ」
七瀬「…いきなり強敵ね」
浩平「葉を代表する名ヒロインだ。くれぐれも失礼のないようにな」
七瀬「…でも、出会い頭に全力の一撃を叩き込めばなんとか」
浩平「だから倒そうとするなっ！！」

あかり「こんにちわ、七瀬さん。えーっと、初めましてだよね」
七瀬「こちらこそ初めまして。あ、初戦突破おめでと。流石は歴史に残る名ヒロインの貫禄ね」
あかり「もう、そんなことないよー。ぜんぶ応援してくれた人たちのおかげだよ」
浩平（見ろ、この謙虚さ。これぞまさに乙女と呼ぶに相応しいな）
七瀬（う、うるさいわねーっ、あたしだって勝ちさえすれば愛想の一つや二つ…）
あかり「で、わたしに聞きたい事って、何かな？」
七瀬「そうねえ。あかりさんは、恋する乙女が心がけるべきことって何だと思う？」
あかり「うーん、好きな人の事を見つめつづけることかな。たとえ気付いてもらえなくても」
七瀬「そうよっ！！それこそが健気な乙女のあるべき姿よねっ！！」
あかり「やっぱり好きな人の事だったら、どんなつまらないことでも知っておきたいよね」
七瀬「そうそう！！判る、判るわその気持ち！！」
あかり「だから、いついかなる場所でも浩之ちゃんのこと見守って…」
七瀬「くーっ！！まさにこれこそ乙女にしかなせない技よねっ！！」
浩平（…おいおい、目がイッちゃってるぞ）
あかり「でも、別に束縛するわけじゃないよ。ただ、常に浩之ちゃんを見ていたいだけで…」
七瀬「よっしゃあ！！あたしもその属性を頂いちゃうわっ！！これで乙女の仲間入りよっ！！」
浩平「…本当にそれでいいのか？幼馴染とか世話焼きとか料理上手とかの方がいいんじゃ…」
七瀬「なに言ってるのよっ、折原。これこそ乙女に相応しい属性なんだからっ！！」
浩平（…今後は、自由に羽が伸ばせなくなるな…ハァ）

属性「ストーカー」をゲット。まず一歩、再萌女王の座に近づいた。