葉鍵板 最萌トーナメント!!一回戦 round15!!

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421七瀬百番勝負・幕前劇2
浩平「七瀬、お前本当に優勝を狙ってるのか?」
七瀬「当然よっ!!最萌トーナメントの優勝、それこそが乙女の証明っ!!」
浩平「はあ…七瀬、どうやら俺はお前につらい事実を告げなければならないようだ」
七瀬「な、なによ…急にあらたまっちゃって…」
浩平「お前に優勝は、どう考えても無理だ」
七瀬「な、なによっ、そんなのやってみなちゃ判らないでしょっ!!」
浩平「いいか、萌えにおいて最重要とされる要素に『属性』というものがある」
七瀬「属性…って言われても判らないわよっ!!いったいそれって何なの?」
浩平「属性と言うのは、大まかに言うと『萌えるためのポイント』のようなものだ」
七瀬「へえ…そうなんだ…」
浩平「そして、お前の対戦相手である楓ちゃんは、『妹』『ロリ』『無表情』『健気』『前世の契り』
  『ネコミミ』『ふきふき』などなど、溢れんばかりの萌え要素を持っている」
七瀬「ふうん…ねえ、じゃあ私の属性は?」
浩平「『がさつ』『暴力女』『お笑い』『暴走』あと『健気』と『一生懸命』だ」
七瀬「へ?…ちょっと、待ちなさいよっ!!いったいそれのどこが萌える要素なのよっ!!」
浩平「…だから言っただろ…お前には優勝どころか一回戦突破すら無理だって」
七瀬「そ、そんなのって…そうよっ、またいつもの冗談でしょ!!ねえ、そうよねっ、折原っ!!」
浩平「…済まん。でも、これは事実なんだ。判ってくれ、七瀬…」
七瀬「ひん…そんなのってないよぉっ…あたし、今度こそ乙女になれるって思ったのにぃ…」

またつづく。