94 :
贄・三夜目:
深夜。
住宅街の中、公園の女子トイレ個室。
そんな場所で俺は彼女を犯している。
腰をその白い尻に打ち付けるたびに、足元に散った砂が不快な感触を残す。
「くっ、・・・ノゥ、ノゥ・・・・・・」
彼女のアヌスにすっぽりのみ込まれた俺のペニス。
予想もしなかった相手の、予想もしなかった姿によって情欲を駆り立てられた俺のペニスは、
もう二度にわたって白濁液を彼女の体内にぶちまけたにもかかわらず、いまだに萎える気配を見せない。
じわり、じわりと突き上げる。
もう泣いているのか悶えているのかも分からない、
どこの言葉ともつかないただの雌獣のあえぎ。
うわごとのように、日本語と英語とを交えて制止のことばを呟く彼女。
便器に手を付かせ、背後から彼女のうしろを犯しつづける俺。
上体を倒し、俺は彼女の耳元でささやく。
「さすがにもうダメ、かい? シンディさん」
彼女は顔を伏せたままだ。美しい金色の髪に隠れて、その表情は分からない。
95 :
贄・三夜目:01/10/23 03:37 ID:QFFGzVZm
彼女を俺が知ったのはいつだっただろう。
クラスメイトの姉として紹介されたのは去年だったか。
妙に潔癖症なところが珠に傷だったが、父譲りの金髪、母譲りの美しいボディライン、
そしてどちらかといえば体育会系の妹とはかけ離れた、知性的な美貌にクールな物腰。
俺が彼女にあこがれの感情を持つにはそう時間はかからなかった。
レミィの友人としてときどき宮内家にお邪魔するときも、視線は彼女をずっと追っていた。
付き合ってる男性はいないようだ、とレミィに聞いて内心喜んだりもしたっけ。
もちろん彼女はずっと年上の女性、俺との接点なんかはたいしてあったわけじゃない。
そもそも俺に好意を抱いていたのはレミィのほうだったし、俺もレミィを嫌いじゃなかった。
ただ、心の片隅でずっとシンディを追っている部分があったことだけは否定しようもない。
恋と呼ぶにはささやかすぎる、年上の女性へあこがれる想い。
よくある話の一ページとして、全ては記憶の片隅にしまわれるはずの感情だった・・・・・・。
96 :
贄・三夜目:01/10/23 03:38 ID:QFFGzVZm
「まさか、なあ。そのあんたが、こんなところで、ねえ?」
ゆるゆると腰を動かしながら、俺はさらに言葉で嬲る。
「あんなに普段から潔癖症だったあなたが・・・・・・」
そこまで口にしながら、俺は空いた手を彼女の股間に伸ばした。
後ろに責めを受けつづけている彼女。クリトリスは勃起しきっていて、手探りでも存在がわかるほどだ。
秘裂のぬめりを指にからめながら、熱く存在を主張するクリトリスを転がす。
「あ、あぅっ!」
彼女が顔を跳ね上げる。汗で額に張り付いた金髪、意思に反して快感にこじ開けられた唇、目尻に光る・・・・・・涙。
「ここと・・・・・・」
容赦なくクリトリスを責め続ける俺。
「ここを・・・・・・」
そして同時に激しく腰を突きあげる。
「あっ、あ、ノゥ、ダメ、そ、そんな、ダメ、あ、あうっ、うっ・・・・・・」
狂ったように髪を振り乱すシンディ。俺は責めをやめない。
「う、くぅん、ん、ふ、ふぁ、あ、あうっ、あ、ああ、あ、ああっ、あっ・・・・・・」
彼女の声が一気に切なげな音色に変わる。俺の腰の動きに合わせるかのようにリズミカルに跳ねる彼女の下半身。
背中が反る。便座についた手が震え、こめられた力が指先を白く変える。
「う、くっ、ノゥ、ノゥ、あっ・・・・・・」
彼女が絶頂にさしかかるまさにその瞬間、俺は動きを止めた。さっと彼女の秘所から手を離す。
97 :
贄・三夜目:01/10/23 03:38 ID:QFFGzVZm
荒い吐息。シンディは弱弱しくこちらに見返った。
その彼女に顔を近づけ、俺はささやく。
「言ってみてよ、あなたが、ここで、何をしてたのかを」
「くっ・・・・・・」
顔を伏せるシンディ。頬が紅く染まっているのは怒りか、それとも情欲の残り火か。
「言わないつもり? ふーん、じゃあ・・・・・・」
「ふぁ・・・・・・あぅっ!」
ゆるゆるとアヌスから半分ほどペニスを引き抜き、一気に突きこむ。
快感に熱くほてった粘膜を擦られ、一瞬緩んだ口元から叫び声が漏れる。
「・・・・・・・・・・・・」
「あふ・・・・・・ふぁんっ!」
「・・・・・・・・・・・・」
「はぁう・・・・・・うはぁっ!」
「・・・・・・・・・・・・」
「あぁぁ・・・・・・はぁあっ!」
「・・・・・・で、シンディさん? あなたはここで何をやってたの? 答えてよ」
断続的に課せられる快感の責め。うつろな瞳の彼女に、もう一度ささやいた。
98 :
贄・三夜目:01/10/23 03:38 ID:QFFGzVZm
「お・・・・・・」
「聞こえないよ、はっきり言って」
「・・・・・・オナニー、してました・・・・・・」
夢うつつで答えるシンディ。
「そうだよな、こんな夜中に、公共のトイレで、それも汚い公衆トイレで、あんたはオナニーしてたんだよな?」
「・・・・・・・・・・・・はい」
「いつもの潔癖症はどうしたのさ? あのお高くとまったシンディはどうした?」
その俺の言葉に、普段の自分をわずかに思い出したのか、彼女の瞳が伏せられる。
「・・・・・・家、まで、間に合いそうになかったんです・・・・・・」
「そうか、それでこんな汚い場所に入ったのか」
「・・・・・・はい」
「そして?」
「・・・・・・用をたして、あとしまつをしてたら、ここが汚いことに気がついて、」
「ふん?」
「それで、頭のなかが真っ白になって、それで・・・・・・」
「・・・・・・」
「後ろの、その、お尻の穴を拭いてたら、こんな場所で、こんな場所なのに、その・・・・・・」
「こんな汚い場所でケツの穴を拭いてる自分に感じた、と」
「は、はぁぁぁ・・・・・・」
「そうなんだろ!」
「はい、そうです・・・・・・」
「そうかい、よく言えたじゃないか。ちゃんと言えたからにはご褒美やらないと・・・・・・なっ!」
「ふぁうっ!」
彼女のアヌスに、ふたたびペニスを突きたてる。荒い腰使いに彼女はたまらず声をあげた。
99 :
贄・三夜目:01/10/23 03:39 ID:QFFGzVZm
自分自身で快感を高められ、さっきからずっと俺に犯されつづけ、いまの彼女はある意味狂っているのだ。
いつもの美貌も、人を寄せ付けないような厳しい視線も、そして怜悧な知性も、すべていまの彼女にはない。
今の彼女に残されたのは、俺に体内を犯される刺激への反応だけ。
彼女がここで己の秘められた嗜好に目覚めなければ、
俺がたまたまここを通りかからなければ、
彼女の嬌声に気がつかなければ、
こんなことにはならなかった。
もう、いまさら彼女を襲ったことを後悔してもはじまらない。
彼女が理性を取り戻せば、もはや彼女と俺の接点は永久に断たれてしまうだろう。
ささやかなあこがれの想い。彼女の姿を目で追うことも、もうできなくなる。
だったらこのまま溺れたい。彼女の誰にも見せなかった痴態を、俺の目に焼き付けたい。
彼女の秘められた嗜好を、狂ったがゆえの美しさを、恥じらいの影に隠れた身体の味を、
俺の記憶に焼き付けておきたい。
俺の望みは、それだけだ。
このまま堕ちてゆくのならば・・・・・・