「ほら,口元にごはんつぶついてるぞ、取ってあげるよ,あははは」
「うふふふ」
詠美「ふわぁぁぁ・・・いいなぁ〜いいなぁ〜・・・
あたしもこーゆーのしてほしいよぉ〜・・・」
甘々なTVドラマを見ながらうっとりとした表情をする詠美。
〜詠美脳内妄想〜
和樹「ほら詠美口にごはん付いてるぞ?取ってやるから動かないで。」
詠美「もお〜ぽちったら〜、恥ずかしいじゃないのぉ〜(はぁと)」
和樹「あははは、ごめんごめん、ほっぺにごはんつぶ付けた詠美が
あんまりかわいくて、つい、ね。」
詠美「ふ、ふみゅぅぅ。こんな人前で言っちゃだめだよぉ、ばかぁ〜(はぁと)」
和樹「ははは、詠美のほっぺについてたごはんつぶ、とっても(゚Д゚)ウマーだよ」
詠美「ふみゅぅぅ!うまーなのぉ?うまーなのね!かずきぃ〜(はぁと)」
詠美ママ「・・・詠美ちゃん?(・∀・)」
詠美「(´Д`;) ハワワワ!ま、ママ?どおしたの!?」
詠美ママ「夕御飯出来たわよ?こっちにいらっしゃいな。」
詠美「あっ・・・う、うん、すぐ行くから」
甘々な脳内妄想中、母に呼ばれ、やっと我に返る詠美。
詠美「ねっ、ねえママ。今度の日曜日お弁当作ってくれない?・・・おにぎり」
詠美ママ「あら、日曜日って言ったら、いつも言ってるこみパ?とかの日よね?
ええ、いいわよ。」
〜こみパ当日〜
今回も順調に本は売りきれ、少し遅めの昼食を取る和樹と詠美。
和樹「あれ?今日はお弁当作ってきてもらったのか?珍しいな」
詠美「うっ、うん。お弁当・・・おにぎりなの・・・(はむっはむっ)」
顔を赤らめながら一心不乱におにぎりにかじりつく詠美。
和樹「(なんかやたら必死におにぎり食べてるなぁ・・・)(;゚д゚)? 」
手に持ったおにぎりをことさらに乱暴に食べる詠美。
そして、狙いどうり口元にごはんつぶが付いたのを確認すると、
それを見せ付けるように、ことさらに和樹に話しかける詠美。
詠美「ほらぁ〜和樹〜。せっかくあたしが話してあげてるんだから、
よそ見しないでよぉ〜」
和樹「ん?あ、うん。・・・って、おい詠美、口に・・・」
詠美「(キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!)」
そこまで言いかけて、なんだかわざとらしい態度やしぐさをする詠美が、
なにを狙ってるのか瞬時に悟る和樹。
和樹「(はっはぁ〜ん、詠美のやつ。アレをやってほしいんだな?
ホントわかりやすいよな〜詠美って)( ̄ー ̄)ニヤリッ」
そんな和樹を、期待のこもった目で見つめる詠美。
詠美「(ほらっ!和樹ったら!ねえっ早く!気付いてるんでしょ?)」
おねだりするように、顔を突き出す詠美。
そんな詠美を見て内心ほくそえむ和樹。
和樹「んん?詠美、口にごはんつぶ付いてるぞ?ほらここ。
早く取りなよ。
詠美「えっ?ちょっ、ちょっと和樹。そうじゃなくて・・・」
和樹「ほら、こっち側だよ、こっち( ̄ー ̄)ニヤリッ 」
___
γ へ へ ヽ
ノ(/ノ从ハ从)) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ| | イ i ||| < あ、あのね・・・その、
从ゝ'' o ''ノ从 | えと・・・ごはんつぶを・・・
モジモジ (( ⊇⊆ヽ)) \__________
/ `x′ /
詠美「ふっ・・・ふみゅ〜んふみゅ〜ん・・・そうじゃなくて・・・
あの・・・その・・・ふみゅぅぅん・・・」
和樹「(そうそれ!その弱まった顔!あ〜、いぢめられてる
詠美ちゃんさまはホントかわいいなぁ〜( ̄ー ̄)ニヤリッ」
詠美「ふみゅぅ・・・ふみゅぅぅぅ〜・・・」
あきらめきれない詠美。
なおも、顔を突き出して「んー!んー!」とせがみ続ける。
和樹「(ああっ〜その表情!今にも泣き出しそうな顔でおねだりしてて・・・
ほんっと詠美ちゃんさまはかわいいなぁ〜)(´д`;)ハァハァ
和樹「んん〜?どこに付いてるのかわからないのか?じゃあ俺が取ってやるよ」
そう言うと同時に、詠美の口元のごはんつぶを、
自分の口で『ちゅっ』っと取ってあげた和樹。
まるで口元にキスをしたような格好になり、それに気付きしばらく呆然とする詠美。
詠美「・・・・・・」
和樹「あれ?詠美?」
詠美「・・・・・・・・・・・・・・・」
しばらく呆然としていた詠美。急におとなしくなり、
うつむいて、手に持っていたおにぎりをまたもくもくと食べ始める。
和樹「(やばっ!やりすぎたかな?)(゚д゚;)」
相変わらずうつむいたまま、黙りこくっておにぎりを食べる詠美、
普段のにぎやかな振舞いはなく、まるで別人のように静かにしている。
しばらく緊張した空気が流れ、和樹もなんだか落ち着かなくなってくる。
和樹「あ〜・・・その・・・あれだ、詠美・・・」
何か言って謝ろうとする和樹。
すると、詠美は再び和樹の方を向き、また顔を突き出す。
詠美「ん〜!ん〜!ん〜!!和樹・・・んん〜!!」
詠美の口元には、さっきのようにごはんつぶがついており、
和樹のシャツの両腕のところをしっかりつかんで、うっとりした目をしながら、
せがむように、飼い主におねだりする子犬のように顔を突き出す詠美。
由宇「あはは、あの子アホやな〜(・∀・)」
千紗「にゃあ〜詠美お姉さんアホみたいです〜(・∀・)」
彩「・・・・・アホです(・∀・)」
すばる「ぱぎゅぅ〜。やっぱり詠美さんはアホですの〜☆」
少し離れたところでそんな二人を見ているみんな。
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名無しさんだよもん:01/11/16 01:35 ID:SUJQFmYS
やっ ぱ り 俺 に ラ ブ ラ ブ は 無 理 で し た。
ヽ(´Д`;)ノ