【今年も】オリッ糞を叩け!!【終戦】

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116ナナシマさん
−まず大阪ドーム、近鉄最後の試合(9月24日)、いかがでしたか。
西本「身売りならともかく、ほとんど近鉄の実態がなくなるわけやから、明るみに出てから
それまである程度覚悟は出来ていたものの、やはりその日を迎えると寂しかったね。」

−梨田監督にも会われたんですか。
西本「うん、こっちも何かしゃべろうと思っても、何も言えなくてね。でも、淡々とした中
にも、ぐっと来るものがあったようだな。」

−今回の騒動ですが、ある意味では西本さんのおられた阪急が前身のオリックスと近鉄が一
緒になったということで、その辺どんなお気持ちですか。
西本「オリックスについては阪急というイメージはないね。あの阪神大震災の時に、仰木の
発案で「がんばろう神戸」と袖につけて日本一になった。あれは神戸市民には励みになった
な。だからあのときは評価したけど、イチローをメジャーに出したあたりから、経営のやり
方が゜今ひとつ理解出来なくなった。」

−そういう意味では、この騒動は西本さんにとっても悲しいものだったんでしょうね。
西本「パ・リーグのオーナーが一様に1リーグにしようとセ・リーグにすり寄ろうとしてい
る姿勢を見たら、パ・リーグ育ちとして情けなくもなったよ。選手会もストを実行したりも
、違和感があったな。とにかく早くまともな修復をしてほしいと思うよ。」

(中略)
 長時間にわたるインタビューにもかかわらず、疲れた様子など見せずに語り続けた西本幸
雄氏。その姿にかつて闘将といわれた男の片鱗が感じられた。私の顔を見るなり開口一番
「なくなってしもうたなあ。」とポツリ。この一言に、今回の合併劇への思いが集約されていた。

「日刊スポーツグラフ サヨナラ近鉄バファローズ ロングインタビュー」より。