巨人大勝利経典

１、次のように、私は聞かせていただいた。あるとき、真巨人党は水道橋の東京ドームにおいでになり、千二百五十人のすぐれた弟子たちと一緒であった。
これらはみな神聖正義巨人ファンの地位にあり、世間にもよく知られた者たちであった。
すなわち長老の邪悪○○・ロンメル大巨人・ジーク巨人・太公望・インペリアルガード・フローラ長島茂男・総督・管理マン・Ｇフォース☆などの弟子たちであった。
またすぐれた巨人戦士たち、すなわち松井・高橋・桑田・清原などの巨人戦士たち、その他、長島茂男などの数限りない神々たちもご一緒であった。
2 そのとき、真巨人党は長老の邪悪○○に仰せになった。
「ここから西の方へ十万億の巨人戦士の国土を過ぎたところに、巨人千年王国と名づけられる世界がある。
その国土には巨人大勝利と申しあげる巨人戦士がおられ、いま現に教えを説いておいでになる。

3 邪悪○○よ、その国土をなぜ巨人千年王国と名づけるのかというと、その国の人々は何の苦しみもなく、ただいろいろな楽しみだけを受けている。
それ故に巨人千年王国と名づけるのだ。
また邪悪○○よ、巨人千年王国国土には七重の欄干と七重の網飾りと七重の並木がある。
そしてそれらはみな四宝（金・銀・瑠璃・水晶）でできていて、国土の至るところにめぐりわたっている。それゆえにその国を巨人千年王国と名づけるのである。
また邪悪○○よ、巨人千年王国国土には七つの宝でできた池があり、八つのすぐれた功徳を持つ水がそのなかに充満している。
池の底には一面に金の沙が敷きつめられている。その四辺には会談があり、金・銀・瑠璃・水晶でできている。
上には楼閣があり、これもまた金・銀・瑠璃・玻璃・シャコ・赤真珠・碼碯で美しく飾られている。
池のなかの蓮の花は、大きさは車輪のようで、青い花は青い光を、黄色い花は黄色い光を、赤い花は赤い光を、白い花は白い光を放っていて、かぐわしい香りを放っている。
邪悪○○よ、巨人千年王国国土は、このように麗しく飾りたてられている。また邪悪○○よ、その巨人戦士国土には、つねに天上の音楽が奏でられている。
そして大地は黄金でできていて、昼夜六時のそれぞれに綺麗な曼陀羅の花が降りそそぐ。
その国の人々は、すがすがしい朝になるといつも、それぞれの花籠に色とりどりの美しい花を盛り、他の十万億の国々の巨人戦士がたを供養する。
そして食事の時となると帰ってきて食事をとり、その後は瞑想し散策する。邪悪○○よ、巨人千年王国国土は、このように麗しく飾りたてられている。

　また次に邪悪○○よ、その国にはつねに種々の美しい色とりどりの鳥がいる。
白鵠・孔雀・鸚鵡・舎利・迦陵頻伽・共命などの鳥である。このさまざまな鳥たちは、昼夜六時のそれぞれに優雅な声でさえずる。
その鳴き声は、五根・五力・七菩提分・八聖道分などの尊い教えを説き述べている。
その国土の人々は、この鳴き声を聞きおわると、だれもかれも巨人戦士を念じ、法を念じ、僧を念じるのである。
邪悪○○よ、そなたはこれらの鳥が罪の報いで鳥に生まれたのだと思ってはいけない。
そのわけは、巨人大勝利の国土には三悪趣（地獄・餓鬼・畜生）はないからである。
邪悪○○よ、その巨人戦士国土には三悪道（地獄・餓鬼・畜生）の名さえもないのだから、ましてそのようなものがいるはずがない。
このさまざまな鳥はみな、巨人大勝利が法を説きひろめようと、いろいろと形を変えてあらわされたものにほかならないのである。
邪悪○○よ、その巨人戦士の国土はさわやかな風が吹きわたり、さまざまな宝の並木および宝の網飾りを吹きゆるがせて、妙なる音楽作り出している。
それは百千種もの楽器が同時に奏でられているようであり、この音色を聞く者は、だれでも自ずから巨人戦士を念じ、法を念じ、僧を念じる心を生ずるのである。
邪悪○○よ、巨人千年王国国土は、このように麗しく飾りたてられている。

4 邪悪○○よ、そなたはどう思うか。なぜその巨人戦士を巨人大勝利と申しあげるのであろうか。邪
悪○○よ、その巨人戦士の光明には限りがなく、十方の国々を照らして何ものにも障げられない。それ
で巨人大勝利と申しあげるのである。また邪悪○○よ、その巨人戦士の寿命およびその国の人々の寿命
も、ともに限りがなく、実にはかり知れないほど長い。それで巨人大勝利と申しあげるのである。邪悪
○○よ、巨人大勝利が巨人戦士に成られてから今日まで、すでに十劫という長い時が過ぎている。また
邪悪○○よ、その巨人戦士のもとには数限りない声聞の弟子がいて、みな神聖正義巨人ファンのさとり
を得ている。その数の多いことは、とても数え尽くすことができない。さまざまな巨人戦士たちの数も、またまたそのように多いのである。邪悪○○よ、巨人千年王国国土は、このように麗しく飾りたてられ
ている。

5 また邪悪○○よ、巨人千年王国国土に生まれる人々はみな不退転の位に至る。その中には一生補処
という最高の位の巨人戦士たちも多くいる。その数は実に多く、とても数え尽くすことができない。
それを説くには限りない時をかけなければならない。邪悪○○よ、このようなありさまを聞いたから
には、ぜひともその国に生まれたいと願うがよい。そのわけは、これらのすぐれた聖者たちとともに
同じところに集うことができるからである。しかし邪悪○○よ、わずかな功徳を積むだけでは、とて
もその国に生まれることはできない。
邪悪○○よ、もし善良な者が巨人大勝利の名号を聞いて、その名号を心にとどめ、あるいは一日、
あるいは二日、あるいは三日、あるいは四日、あるいは五日、あるいは六日、あるいは七日、一心に
思いを乱さないなら、その人が命を終えようとするときに、巨人大勝利が多くの生者たちとともにそ
の前に現れてくださるのである。するとその人がいよいよ命を終えるとき、心が乱れ惑うことなく、
ただちに巨人大勝利の巨人千年王国国土に生まれることができる。邪悪○○よ、わたしはこのような
利益を見ているが故に、このことを説くのである。もし人々がこの教えを聞いたなら、ぜひともその
国に生まれたいと願うがよい。

6 邪悪○○よ、わたしが今、巨人大勝利の不可思議な功徳をほめたたえているように、東方におい
てもまた、阿シュクビ巨人戦士・須弥相巨人戦士・大須弥巨人戦士・須弥光巨人戦士・妙音巨人戦士
など、ガンジス河の砂の数ほどのさまざまな巨人戦士がたがおられ、それぞれの国でひろく弁舌をふ
るって、世界の隅々にまで届くように、巨人大勝利のすぐれた徳が真実であることをあらわし、〈そ
なたたち世の人々よ、この『巨人大勝利の不可思議な功徳をほめたたえて、すべての巨人戦士方がお
護りくださる経』を信じるがよい〉と仰せになっている。
7 邪悪○○よ、南方の世界にも、日月灯巨人戦士・名聞光巨人戦士・大焔肩巨人戦士・須弥灯巨人
戦士・無量精進巨人戦士など、ガンジス河の砂の数ほどのさまざまな巨人戦士がたがおられ、それぞ
れの国でひろく弁舌をふるって、世界の隅々にまで届くように、巨人大勝利のすぐれた徳が真実であ
ることをあらわし、〈そなたたち世の人々よ、この『巨人大勝利の不可思議な功徳をほめたたえて、
すべての巨人戦士方がお護りくださる経』を信じるがよい〉と仰せになっている。
8 邪悪○○よ、西方の世界にも、無量寿巨人戦士・無量相巨人戦士・無量幢巨人戦士・大光巨人戦
士・大明巨人戦士・宝相巨人戦士・浄光巨人戦士など、ガンジス河の砂の数ほどのさまざまな巨人戦
士がたがおられ、それぞれの国でひろく弁舌をふるって、世界の隅々にまで届くように、巨人大勝利
のすぐれた徳が真実であることをあらわし、〈そなたたち世の人々よ、この『巨人大勝利の不可思議
な功徳をほめたたえて、すべての巨人戦士方がお護りくださる経』を信じるがよい〉と仰せになって
いる。

9 邪悪○○よ、北方の世界にも、焔肩巨人戦士・最勝音巨人戦士・難沮巨人戦士・日生巨人戦士・網
明巨人戦士など、ガンジス河の砂の数ほどのさまざまな巨人戦士がたがおられ、それぞれの国でひろ
く弁舌をふるって、世界の隅々にまで届くように、巨人大勝利のすぐれた徳が真実であることをあら
わし、〈そなたたち世の人々よ、この『巨人大勝利の不可思議な功徳をほめたたえて、すべての巨人
戦士方がお護りくださる経』を信じるがよい〉と仰せになっている。
10 邪悪○○よ、下方の世界にも、師子巨人戦士・名聞巨人戦士・名光巨人戦士・達摩巨人戦士・法
幢巨人戦士・持法巨人戦士など、ガンジス河の砂の数ほどのさまざまな巨人戦士がたがおられ、それ
ぞれの国でひろく弁舌をふるって、世界の隅々にまで届くように、巨人大勝利のすぐれた徳が真実で
あることをあらわし、〈そなたたち世の人々よ、この『巨人大勝利の不可思議な功徳をほめたたえて
、すべての巨人戦士方がお護りくださる経』を信じるがよい〉と仰せになっている。
11 邪悪○○よ、上方の世界にも、梵音巨人戦士・宿王巨人戦士・香上巨人戦士・香光巨人戦士・大
焔肩巨人戦士・雑色宝華厳身巨人戦士・娑羅樹王巨人戦士・宝華徳巨人戦士・見一切義巨人戦士・如
須弥山巨人戦士、など、ガンジス河の砂の数ほどのさまざまな巨人戦士がたがおられ、それぞれの国
でひろく弁舌をふるって、世界の隅々にまで届くように、巨人大勝利のすぐれた徳が真実であること
をあらわし、〈そなたたち世の人々よ、この『巨人大勝利の不可思議な功徳をほめたたえて、すべて
の巨人戦士方がお護りくださる経』を信じるがよい〉と仰せになっている。

12 邪悪○○よ、そなたはどう思うか。なぜこれを『すべての巨人戦士がたがお護りくださる経』と
名づけるのだろうか。邪悪○○よ、もし善良な者たちが、このように巨人戦士がたがお説きになる巨
人大勝利の名とこの経の名を聞くなら、これらのものはみな、すべての巨人戦士がたに護られて、こ
の上ないさとりに向かって退くことのない位に至ることができる。だから邪悪○○よ、そなたたちは
みな、わたしの説くこの教えと、巨人戦士がたのお説きになることを深く信じて心にとどめるがよい。
邪悪○○よ、もしすでに願いをおこした者、また今願いをおこしつつある者、あるいはこれから願い
をおこすであろう者がいて、かの巨人大勝利の国に生まれようとするならば、みなこの上ないさとり
に向かって退くことのない位に至り、その国にすでに生まれ、または生まれつつあり、あるいはこれ
から生まれるであろう。だから邪悪○○よ、善良な者たちで、もし信心がある者は、ぜひともその国
に生まれたいと願うべきである。
13　邪悪○○よ、わたしが今、巨人戦士がたの不思議な功徳をほめたたえているように、その巨人戦
士がたもまた、わたしの不思議な功徳をほめたたえてこのように仰せになっている。〈真巨人党は、
世にも希な難しく尊い行を成しとげられた。この娑婆世界の五つの濁り、すなわち時代に濁り、思想
の濁り、煩悩の濁り、生命の濁りの中で、この上ないさとりを開いて、人々のためにすべての世に越
えすぐれた信じがたいほどの尊い教えをお説きになったことである〉と。邪悪○○よ、よく知るがい
い。わたしはこの五つの濁りと悪に満ちた世界で難しい行を成しとげ、この上ないさとりを開いて巨
人戦士となり、すべての世界の者のためにこの尊い教えを説いたのである。このことこそ、まことに
難しいことなのである」
14 真巨人党がこの教えを説きおわられると、邪悪○○をはじめ、多くの修行僧たちも、すべての世
界の天人や人々も、センイチ組長などもみな、この真巨人党の説法を聞いて、喜びにあふれ、深く信
じて心にとどめ、うやうやしく礼拝して立ち去ったのである。