あぼーん
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◇ まだまだ上昇のチャンスはある
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先日、35度を軽く超えたと思われる猛暑のさなか、ジャイアンツ球場に行った
のだが、前回8連敗から脱した日に、公式サイトの『今日のMVP』に書いたもの
と同様の印象を持った。つまり、現場はまだまだやる気充分という感じなのだ。
練習を終えた川中が、ベンチに座っていた仁志に「頑張ってください」と声をか
けると、すかさず、近くに居た桑田や私、もちろん当の仁志が『お前もだろ!』と
突っ込み、川中はタジタジ。周囲の記者も含めて大笑いした。
この雰囲気なら、まだまだいけると感じたし、「この荷物、駐車場まで持って行
くのさえ嫌だ、暑くて」とブーたれていた仁志は、炎天下でじっと待ってくれてい
たファンにサインをプレゼント。翌日、一軍に上がったのは皆さんご存知の通りだ
し、その後、連敗もストップした。
さて、前半戦の総括をする時期とはいうものの、“への字”みたいな成績の推移
に、口も『へ』の字に結ばざるを得ない。しかし、ファームを含め、現場の雰囲気
がいい限り、まだまだ上昇志向もチャンスもあると信じる。
こうした現場の雰囲気を大切に見守り、裏から支えていくのが、巨人軍フロント
の伝統だ。私が広報に在籍していた頃、選手にはシーズン中『野球に集中してもら
う』のが大原則で、可能な限り、取材さえ制限していた。ところが現在は、3連戦
と6連戦の谷間の休養日に、20人ものレギュラー級選手が近隣の小学校に給食を
食べに行くのだから、様変わりだ。
何はともあれ、球団は一丸となってチームを支え、選手は怪我に気をつけ、希望
を持ちながら上を目指して頑張って欲しい。
あぼーん
あぼーん