【堤氏ね】クソ西武を糾弾するスレ・パートII【豚松坂】

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771727 ◆EqtePewCZE
今季、ぶっちぎりの優勝を果たし、終盤の消化試合をこなしていた西武に
厄介な問題が持ち上がっていた。
「カブレラのホームラン新記録なるか」という問題である。
カブレラ自身、絶対達成できると自身満々でいたし、チームも新記録達成に向けて
全面的にバックアップしてくれるものと信じていた。

ところがタイ記録の55号を打ったあと、カブレラはチーム内に「なにがなんでも彼に
新記録をとらせよう」という雰囲気がないのを感じていた。
そしてそれは、監督である伊原に対する不信感として表面化した。
「監督は巨人OBの大先輩である王に遠慮しているのではないか。」
「監督は俺がホームラン新記録を打つと困る立場にいるのでないか。」

カブレラの新記録挑戦について問われた伊原がマスコミに向って話すコメントにも、
なにか冷めたものが多く、それがチームメイトにも微妙に影響していると感じていた。
何十年も破られていない大記録。
昨年、親友のタフィ・ローズが挑んが成し遂げられなかった新記録。
カブレラは、記録保持者の王を心から尊敬しており、自分を拾ってくれた日本と西武球団に
感謝していたからこそ、大記録を破ることがその「恩返し」になると、コーチから聞かされていたし、
自分でもそう思っていたからこそ、チームを挙げて自分を応援してくれるものと
確信していた。
またそうでなければ、外国人である自分には簡単には達成できないだろうと思っていた。

ところが、ベンチは一向に盛り上がってくれない。
声をかけてくれるのは一部のコーチと親しい選手だけ。
カブレラのイライラは募るばかりであった。
そして、自分の打席で1塁ランナーが盗塁し、結局敬遠されるという試合が何試合か続き、
ある試合後、カブレラはついにあるコーチに自分の思いのたけをぶちまけた。