【堤氏ね】クソ西武を糾弾するスレ・パートII【豚松坂】
脱線ついでに、ナベツネの話題が出ているのでちょっと彼にふれておこう。
実はナベツネさんには二、三度会って話をしたことがある。
そのときの印象を簡単に書いておく。
(本人は「ナベツネ」と呼ばれることを本当に嫌っていて、
「昔は『ワタツネ』だったんだ。いつのころか『ナベツネ』になったんだ」
と言っていた。「ナベツネ」は駄目で「ワタツネ」ならいいというのもよく分からないが。)
意外に思ったのは、球界の将来について彼は、こちらが思っているほど
唯我独尊的な考えを持っているわけではない、ということだった。
現在の状態が不公平でアンバランスであり、理想的なものとは決していえないことは、
ナベツネ自身が十分に認識している。
ならば「巨人さえよければ」という考えの放言で、周りを混乱させるのはどうか、
もっと球界全体のことを考慮して発言すべきではないかと詰問すると、
「それはコミッショナーの仕事だろう。俺は巨人のオーナーなんだから、巨人びいきに
ものを言うのは当り前じゃないか。第一、今巨人が弱くなってしまったらファンの半分は
プロ野球から離れてしまうにきまってるじゃないか!」と口泡を飛ばして返す。
つまり彼は、自分の放言に対し何もいえない他の球団とコミッショナーを舐めきっているのだ。
特にセ・リーグは巨人あっての球団ばかりで、巨人の横暴にまったく逆らえない構造が問題だが、
それでも昔は、まだ「自分勝手は許さん」とする気概はあった。
「その点、失礼ですが前のオーナーがオーナーですから、渡辺さんとは発言の迫力が全然違いますよね。」
とおだてると「そのとおり!」と言って笑っていた。
今ではなんでも思い通りになるので、嬉しくてたまらないのだろう。
今回のサラ金うんぬんにしても、全国紙の新聞ではもっとも早く紙面にサラ金の広告を解禁しておきながら
よく言うわ、という感じだが、ファンも球界関係者も誰も「サラ金さん大歓迎」とは思っていないわけで、
この点はまあ正論を吐いているとはいえる。
自分の発言がどのようにマスコミに伝わって、その反響の結果でどうなるかを考えての放言ではあるが、
もともと自分が思っていることをそのまま口に出すタイプではあるので、何を考えているか判然としない
性格よりも、組しやすいとはいえるかもしれない。
彼の横暴さに反撃できない球界の構造にこそ、問題がある。
(球界をここまで歪ませたナベツネ自身の責任も、むろん重大ではあるが。)
放言しまくり上機嫌だったナベツネだが、「西武の堤オーナーについてですが」と問いかけると、
一瞬、彼の顔がくもった。