【堤氏ね】クソ西武を糾弾するスレ・パートII【豚松坂】
王が抱える爆弾とは、察しの通り以前に述べたダイエー球団の「スパイ疑惑事件」である。
王の国籍をうんぬんする輩も、いまだにいることはいるが、プロ野球のコミッショナー
というのは別に公職でもないし、これはあまり問題ではない。
むしろ国際人として海外との交流面などで、プラスの面が大きいと思う人もいるほどだ。
それと前回の書き方では、巨人OB会の現在の主流、長嶋派は「王コミッショナー」の
誕生に大反対なのではないかと思った人もいるだろうが、そうではない。
長嶋派内でも、さすがに「長嶋コミッショナー」は無理と持っている者がほとんどで、
敵対する派の長ではあるが、むしろ「王・コミッショナー」には賛成である。
派閥抗争うんぬんよりも、彼らにとっては一度プロ野球出身者がコミッショナーの
椅子に座ることが最優先なのだ。
その思惑があったからこそ、スパイ事件のもみ消しには巨人OBは、
派閥を超えて一致団結した。
要するに王がコミッショナーに就いて「何をやるか」が問題なのだ。
スパイ事件の真相とその背景を、王がどこまで掴んでいるかは分からないし、もみ消しが
どの程度まで成功したのかは、依然として霧の中だ。
「王・コミッショナー誕生」を快く思わない一派がこれを再燃させると、いかに多くの
支持を得られたとしても、ことがことだけに王は辞退せざるを得ないだろう。
ここで成り行き上、あの忌まわしき「西鉄ライオンズ・黒い霧事件」の顛末に、少しだけ
ふれないわけにはいかない。
とはいっても今の若いファンにとっては「黒い霧事件」といってもおそらく江戸時代の話と
同じだろうから、事件自体ではなく事件後のプロ野球機構側の「処分」と「池永問題」に
ついて簡単に書いておく。
「そんな古い話を」と思うだろうが、我慢して聞いて欲しい。
これは実は「古くて新しい問題」なのだ。