【堤氏ね】クソ西武を糾弾するスレ・パートII【豚松坂】
シリーズ初戦のスタメンは1週間ほど前に選手には知らされていた。
ほとんどの選手が納得いかなかったのは、松坂を7番に据えたことである。
「打線のつながりを重視して」という説明であったが、これにはほとんどの
選手が納得していなかった。
むろん伊原も本当のことなどいえるわけがない。
この件については、数人の元プロ野球選手に聞いてみた。
いずれも打者出身だが「俺なら絶対怒る」「準レギュラークラスはやりきれない
思いだったろう」「選手がこの起用に納得していたとはとても思えない」とのことだった。
1番打者への打線のつながりを重視して9番に野手をおくという打順は昔はよくあり、
V9時代の巨人なども使っていたが、それでも投手は8番というのが常識。
チャンスは上から順にやってくるのだから、いくらなんでも無謀の上にチーム内の
野手だけでなく敵側(しかも優勝チーム)をいたずらに挑発する戦術といえる。
それと選手が反発した背景には、公式戦後半のカブレラの打席をめぐる伊原の采配に
ついての不可解さという伏線もあった。(これについてはまたあとで述べる。)
投手7番というのは、西本監督が近鉄時代に不振の打線に喝を入れるために
バッティングのいい鈴木啓を組み込んだことがあるくらいではないか。
それもあくまでも特例中の特例。
今季、巨人の原が桑田を代打に起用したあと、あれでよかったのか眠れないくらい
だったと告白したことを上回る「禁じ手」だったのだ。
しかし伊原は伊原で、松坂7番というのは考え抜いた戦法だったのである。
いかに好投手といっても、松坂は故障上がり。試合勘も取り戻せていない。
5回をせめて3点以内に抑えてくれれば十分勝機はある。
しかし早い回にノックアウトされる可能性もある。
もしも2回までに大量失点を喰らってしまったら交代せざるを得ない。
そうなれば3回に廻ってくるであろう打席には代打を送るしかない。
そう、そうなると「松坂のバッティングを見たい」という
堤の「要望」が叶えられなくなる。
「松坂先発と彼の打席」。
堤の「指示」はとりあえず早い回に果たして、後半に勝負をかける作戦だったというわけだ。
これは決して誤った作戦ではなかったと思う。
ちなみに松坂が仮に好投したとしても、伊原は5回か6回までと決めていたようだ。
だが結果は最悪となった。
松坂は3回につかまり2本の本塁打で4点を失ってKOされた。
しかも点の取られ方が悪い。
投手に打たれてピンチを作りホームランであっという間に2点。
松井は抑えたが一番打たれてはいけない男・清原に特大の一発を浴びて「轟沈」した。
初戦の「堤の要望」は叶えられたものの、あまりに強烈な巨人のカウンター・パンチに
西武打線は沈黙し、そして敗れた。
松坂と清原。
いずれも「お気に入り」の選手同士の対戦に、堤はすっかり満足げだったということである。
そして側近にこう漏らした。
「次は所沢でまた二人の対決が見られるね。楽しみだ。」