【堤氏ね】クソ西武を糾弾するスレ・パートII【豚松坂】
「夢の中ですでに2勝しています。」
この言葉はまたしても巨人OBを激怒させた。
「伊原は奢っている」「傲慢不遜だ」「自分を何様だと思っている」
さきの「にっくき巨人発言」と併せると、堤という後ろ盾を得た男の、
巨人OBに対する挑戦とも受け取られたのである。
このへんのいきさつは、巨人OB会が球界に及ぼす影響力と、その派閥構成・
複雑に絡み合う人間関係と、OB会が狙う今後の利権への戦略などを理解していないと、
判り難いかもしれない。機会があれば少しずつふれていきたい。
一例だけ挙げると、あの広岡が「伊原はマスコミに持ち上げられて調子にのって
いるのではないか」といったことでも分かるように、巨人OBは伊原がなにか
不遜なことを企んでいるのではないかと疑心暗鬼になったわけだ。
しかしそれは誤解である。
あのときの伊原にそんな余裕はなかった。
堤の指示に従いながらいかに日本一を勝ち取るか、そのことで頭が一杯だった。
シリーズが松坂中心になっても、勝機はある。
我々はダントツでリーグを制したパのチャンピオン・チーム。
巨人は強敵だが、持っている力を出し切れば、必ず勝てる。
しかし選手と首脳陣の間には隙間風が吹いていた。
そしてそれは突風となり、戦う前にしてチームワークという名の防塁には、
すでに修復不可能なほどの亀裂が走っていた。
そしてシリーズ開幕前日、伊原は「このシリーズ、どう頑張っても2勝するのが
精一杯ではないか」と肌で感じていた。