【堤氏ね】クソ西武を糾弾するスレ・パートII【豚松坂】
東尾が、辞任を機に堤に皮肉のひとつさえいえない事情。
前回「もうひとつ」と書いたが、正確には二つある。
まず一つ目は、東尾自身の退団後の「生活」の問題だ。
東尾は現役選手を引退したあと、テレビ朝日の野球解説者に「就職」した。
これは西武球団からの「斡旋」であった。
現在の、西武とマスコミとの「関係」であるが、大手マスコミの中で
西武と最も「関係」(「癒着」ともいう)が深いのはテレビ朝日である。
その次がTBSだろう。
こんにちの西武とグループ総帥・堤の批判がタブーとなったのは、
この二つの大手放送局が、「深い関係」になってしまったことが大きい。
昔は、新聞社とテレビ局は同じ系列とはいっても、報道に関しては、
独自の体制を保っていた。
ところが、80年代頃から系列化が強固になるにつれて、テレビ局のタブーが
新聞にも及ぶようになってきた。そして今では、それが何の抵抗もなく至極
「当り前のこと」になってしまっている。
東尾は松坂の処遇をめぐっては、フロントと何度か「小さな衝突」をしているが、
年々、それが大きくなっていくことで、自分の立場が危うくなることを恐れていた。
コーチ達の言い分も真っ当であり、よく分かるがフロントからの「指示」が堤からの
「上意下達」であることが明白である以上、逆らうわけにはいかない。
彼は彼なりに板ばさみになって苦しんでいたのである。
そして、このままでは監督業がまっとうできないと思ったのと、フロントの一部が
「東尾おろし」を画策しているのを知るにいたって、退団後の自身の「生活」を考えて、
優勝を逃したのを機会に、身を引いたわけである。
西武と喧嘩別れしては、自分は野球界では生きていけないことを十分理解したいた
結果の監督辞任でもあった。
巨人OBという「後ろ盾」があり、反骨精神も旺盛だった広岡が辞任会見で
皮肉を言って堤を怒らせたが、東尾にはとてもそんな「冒険」はできない。
円満に辞めて、堤に庇護の下にまたテレビ朝日と同系列の「日刊スポーツ」の
解説者に復帰して「リストラ後」の「職の安定」を図るしかなかったというわけだ。
そしてもうひとつ。
こちらの方は、東尾にとって自分の「生活」よりももっと大事で気にかかる問題でもあった。