共産主義と恐怖政治

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202名無しさん@1周年
社会主義経済での雇用の移動について。
「ソヴェトの労働者たちは、生産のここの単位レベルでは生産手段から解き放たれていたということ、そして、彼らが特定の雇用者をもたなかったというとは、「自分の職業または専門および職種を選択する権利」(ソ連憲法40条、『ソ連法令集』が彼らにあったということ、また「労働契約を破棄する権利」や、企業経営者に1ヶ月前に通知をすれば、ここの仕事(そして企業)をやめる権利が彼らにあったということに明らかである。実際のところ、ソヴェト経済においては、非常に高い率での労働移動が生じていたのである(ルサノフ、スーホフ、コトリャール)。、、概してソヴェトの労働者の約5分の1が毎年職場を替えたのであり(マネヴィッチ、「ソ連統計年鑑」)、、ソヴェトの工業における離職率は、イギリスや西ドイツのそれと同じであったことが明らかにされている(グラニテック)。」
『ソ連国家資本種議論』パレッシュ・チャロパディヤイ、1999年・大月書店

この著者は、ソ連は社会主義ではなく国家資本主義だ、という、まあソ連共産党が聞いたら怒りだすような立場からこの本を書いていて、そこに引用されているのも親ソ派のものではないし、統計年鑑という統計資料なのだよ。

中国での雇用の移動もデータはもってないが相当に高いと思う。中国へ進出して労働者が雇用できなくて困ったなんて企業の話は聞いたことがない。わたしは建設プロジェクトで中国人を雇った(中国でではなく別の国で)ことがあるが全然困らないね。いまもそういう技術者を紹介している会社がある。
http://www5.ocn.ne.jp/~iesprjct/noframe/kj100.html

社会主義国で雇用の移動が不可能なんてのは、どこから聞いたのか知らないけど全然根拠のないお話しなのです。

>これは、実際に聞いた話であり、それを妄想だと思い続ける君の認識力が足りないだけのこと。
ほう、これは>>195の「保護を受けたくない、正式な社員として企業で働きたくも無いという選択をしているのがホームレス」についてだね。そりゃ、これだけホームレスが増えれば中にはいるかもね、趣味のホームレスも。それが多数であるかのような前提で話を進めていいのか、ということさ。ホームレスを出さないようにするのが政治や経済政策を立てるための基本的考え方でしょ。「選択」して自分からホームレスになった、それ以前に自分から失業した人がどれだけいると思ってるんだ?それこそ具体的例を出してもらいたいね。
国の援助、社会保障、職業訓練、なんてのは戦後の左翼がさんざ言ってきた政策じゃないか。それを削減して「自己責任」でやれって言ってるのが自由主義なんだよ。あなたが国の援助をえられたとすれば、その方法を強化するべきで解雇は自由、その後の職探しだけ「自己責任」とかのデタラメを批判すべきだよ。「経済的に成功したといわれる身分」の人に言ってもムダか。

>大恐慌が起きているとでも言いたいのか
日本発の金融恐慌発生をさけるため、とか言って銀行・ゼネコン救済に税金つぎ込んだのはだれ?恐慌がおきないなら、あれは道楽で税金をつかった、とでも?

経済循環にともなう不良債権、倒産、失業なんて資本主義があるかぎりはなくならない。そういう不合理な制度を変革しようというのが社会主義さ。国民需要に生産をあわせ、需給の一致と経済厚生の拡大を実現するという合理的な考えなのです。