共産主義と恐怖政治

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142名無しさん@1周年
>個人の自由意志を無視した形で経済活動という
なにか変だね。意図的に論旨をずらしてない? 社会主義で ある人が別の企業へ就職したいなら、その会社の就職試験を受ければいいだけさ。雇用の需要があって必要なスキルがあれば採用されるよ。そんなことに誰も反対してない。ソ連(別にソ連を支持しているわけじゃないよ、たんなる例)でも年間15-20%の人が転職していた。欧米の水準と変わらないけど、この転職を防ぐために企業はボーナスなどで引き止めをしようとしたわけ。これも欧米と同じ。転職すればいいでしょ、その環境があれば。環境が無いのに転職しようっても、それはどんな社会でも無理だね。

>あなたの立てた計画に国民の大多数が賛成しますか?
また論理を逆に作っている。社会主義は根本的に民主主義社会です。「私」が決めるのではなくて、国民経済の計画の作成も実施も国会に責任をもつ機関が、「大多数」の意思にしたがって実施するわけです。決定内容は需要分析に基づいた製品別生産量やそのための
投資量です。一人一人の就職先を決めることなどしません。生産量の構成比率に国民「全員」が賛成することはあり得ない。反対する人もいるでしょう。でどうするか、相対的多数が賛成した方針で実行するわけです。その結果、国民需要が実現されながらも投機的投
資・過剰在庫・クラッシュなどがなくなるわけ。

資本主義では企業の生産量は誰が決める?企業経営者が勝手に決めます。国民の需要も、あなたや私がどう考えるているかも、全く無視です。結果は売ってみなければわからない出たとこ勝負の経済、不確実性の経済、リスクの経済なのですよ。だから不良債権のやま
も発生するわけね。有害食品でももうかれば売る、そして利潤原理に合わない教育や医療なんて無視されることになるか、高額医療費払わないと診療も薬品も買えなくなるのさ。

>もし私が別の国営企業への移動をどうしてもイヤだと言い張ったら, あなたは私をどうしますか?
収容所へ入れます、って答えてほしいの?
実際のところは、ありうるのはまず希望者から異動してもらう。どうしてもいやって言う人の数がまだ過剰なら、その企業の総賃金量は必要労働総量からきめるから、一人あたりは他の産業より低い賃金で働くことになるね。経済学で前提するのは、そういう訳のわからない人でなくて、消費者効用を最大化しようという消費者、労働の効用=賃金と労働の負効用=労働の労苦の差である余剰を最大化しようという合理的人間なの。あなたが言うような、どうしてもイヤって人は考えないけど、もしいれば低賃金で働いてもらえばいい。「適当に働いて最低限食えれば良いという人」も満足する、自由な選択だね。

過程を無視してる?国営企業同士で産業間の雇用量の齟齬を調整しようという社会主義と、倒産・解雇自由・就職は運しだい・ホームレスは自己責任、というのが資本主義とどちらのことを言ってるのかな?

もっと素直に社会主義経済論を勉強したらどうでしょう。