テレビ朝日ニュースWebより 更新:2003/01/18(13:07)
連続児童殺傷事件に絡む侵入事件で革マル派拠点捜索
革マル派の活動家が、神戸の連続児童殺傷事件の司法解剖の結果を入手しようと
神戸大学に侵入した事件で、警視庁は東京都内にある革マル派の拠点を家宅捜索
しまた。
捜索は18日午前9時ごろから、都内にある革マル派の拠点、「鶴巻ビル」と「こぶし書房」
に対し、行われました。この事件は1997年9月、革マル派非合法部門のリーダー・塩田明男
容疑者(56)が「神戸の事件は当局のでっち上げ」などとして、事件で亡くなった児童の
司法解剖の結果を入手しようと、解剖を担当した教授が勤める神戸大学に侵入した
ものです。
警視庁は17日に塩田容疑者を建造物侵入の疑いで再逮捕していて、容疑を裏づける
ため、関係する資料を押収して分析を進める方針です。
一方、革マル派のメンバーの数が中核派を上回り、国内最大の極左暴力集団に
なったことが、警察当局の調べで分かりました。革マル派のメンバーは、おととし
およそ4700人でしたが、去年末の段階で5000人を超え、4800人の中核派を上回った
とみられます。捜査当局は、革マル派がJR総連など労働組合の組織力を背景に
拡大しているとみて、警戒を強めています。
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/index4.html?now=20030118130955