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革命的名無しさん :
2007/06/30(土) 01:19:01
「サッチャリズム」の原点である巨人ハイエク ハイエクは、ロシア革命(1917年)からまだ日の浅い1930年代から1940年代に、社会主義はナチズムと同根であるとして、 社会主義批判を展開していました。 彼は、「ワイマール共和国時代の社会主義政策の反動がヒットラーを生んだという通説は全くの誤りで、むしろ、社会主義 政策の理想を追求する人々がヒットラーの登場を待望したのだ」としました。ナチスの登場を阻止できなかったのは、 「左翼がしっかりしていなかったのではなく、ブルジョアがしっかりしていなかったからだ」と指摘しました。 同じことは他の欧米諸国にも言えるというのが、当時のハイエクの主張でした。特にロンドン大学教授在任当時の同僚で あった、英国労働党の理論的指導者ハロルド・ラスキ教授の次の言葉は、ハイエクの危機感を高めさせました。 「現在の英国議会は、社会主義政策を進めるのに適していない。議会は労働党政府にその権限を包括的に委任する法律を 立法化すべきである。社会主義化の過程が次の総選挙で覆されるのを座視すべきではない」 これは、ドイツ議会がヒットラーに全権を委任し、ナチス一党独裁政治を認めた「授権立法」と同じ考え方でした。 このような状況下で、自由主義経済の優位性を説き、社会主義化への警鐘を鳴らす目的で出版されたのが、この 「隷従への道」でした。1944年のことでした。戦後、社会主義が世界を二分する大きな勢力になる以前に、この ような考えをまとめていたことは、大変な驚きです。 ハイエクは大変長生きし、晩年の弟子サッチャー女史が、それまでの英国労働党の政策を道徳的に完全に破産 させるのを見届けるとともに、あのソ連が解体されるのをもしっかり見届けた上で、1992年4月、92歳の生涯を 終えました。20世紀の巨人でした。
最強の反動思想家 ドノソ・コルテス ドノソ・コルテス 19世紀で最も強力な反動思想家、カトリシズムの守護者。マルクスもバクーニンも彼を最強の敵だと認識していた。 かのカール・シュミットは唯一にして、最高の師として彼の名をあげ、「彼に比較すればエドムント・バーグの論の ごときは参照にも値しない」と言っている。この著作の邦訳の全くない、謎の反動思想家について語り合ってみよう。 このコルテスにかぎらず、同じく有名な反動思想家のジョセフ・ド・メーストルの著作についても邦訳は全くない。 一体何かを畏れているのか?ドノソ・コルテスについてとりあえず知りたければまずはカール・シュミットの著作を 読むこと。あらゆる統治権力はそれが「統治権力」だというだけで、絶対悪である。バクーニンやプルードンのよう な真のアナーキストはそのように考える。それならばだ!あらゆる統治権力はそれが「統治権力」だというだけで 問答無用の絶対善、正統なものである(!!)とまで考えない限り、彼らアナーキストに本当の意味で対抗すること などできない。そしてまさにそこにまで到達する真の「反動思想家」がコルテスなのである。
「コルテスの持っている唯一の意味は、政治的な概念や対立を相対化する解消の時代において、そして、 イデオロギー的な欺瞞の雰囲気の中にあって、彼がすべての大規模な政治の中心概念を認識していて、 虚偽で欺瞞的などんな隠蔽をも突破して、そうした概念を確認し、日常の政治の背後に、大規模な 歴史的で本質的な味方と敵との区別を規定しようとした、ということである。」 カール・シュミット 「私達中部ヨーロッパ人は、『ロシア人の眼下』に生活している。彼らの合理主義への気迫は強烈な ものであるが、非合理主義への気迫もそれに劣らない。また、善においても悪においても正統主義を 貫く精力も圧倒的である。こうして彼らは、社会主義とスラブ魂を結合した。ドノソ・コルテスは 1848年、すでに来るべき100年間に生ずべき大事件としてこれを予言している。」 カール・シュミット
「もし神が母の胎内で受肉しなかったならば、また神が全人類のために十字架上で死ななかったならば、 人間は、私の目に私が足で踏みつける虫けらよりも一層いとましいものに見えたであろう」 「自由主義なるものは、政治的問題の一つ一つをすべて討論し、交渉材料にすると同様に 形し上学的真理をも討論に解消してしまおうとする。その本質は交渉であり、決定的対立を、 血の流れる決戦を、なんとか議会の討論へと変容させ、永遠の討論によって永遠に停滞させ うるのではないか、という期待を常にもつ不徹底性なのである。」 〈キリストかバラバか〉という決定的な問いに対し、滑稽にも延会動議や調査委員会をもって 解答とするのが「自由主義」である。 「政治体制を攻撃する力が強ければ強いほどそれに応じて抵抗する力も強化されなければならない。 攻撃する力が集中されているとするならば、抵抗する力も1人の人物に集中されるべきである。 特に2月革命で実証されたように、正統的君主制が革命勢力に抵抗力を有していない以上、 強力無比な独裁制伝統的権威によらない独裁制が必要とされる。この場合の独裁とは外的な 秩序維持をめざす価値中立的な独裁ではなく、善悪を決定し悪を殲滅する神的使命を帯びた 全く新しい独裁である。」 「政治的諸問題の背後に神学が存在する。」 「すべての政治的・社会的真理は、究極的には神的真理に帰着する。」 「神なき政治は地獄の深淵から生じたものである。」 「議論はすべての概念を混乱させ、懐疑主義を助長させる。」 ドノソ・コルテス
ドノソは1848年の2月革命を目撃して驚愕し、カトリシズムと社会主義との 黙示録的対立を描くと同時に、革命的・民主主義的勢力の「下からの革命」に 対抗し、「上からの独裁」を要請した。 役立たずな「世襲君主制」の終焉と最強力な新しい「神的独裁制」の誕生。 これがドノソの『役立たずな「世襲君主制」の終焉』での独裁論の要諦である。
やはり、あの1991年8月の「八月クーデター」失敗によるソビエト・ロシア(ソビエト共産主義)の崩壊という ことがなければ、この仕事は完成させることはできなかったと思う。ソビエトの崩壊と冷戦構造の終焉によって、 それまで曇っていた自分の頭がすっきりした。「やっと分かったゾ」という気になったのはこの時期である。 自分もまた、ほとんどの日本知識人たちと同じく、頭の幾分かを、ずっと引きずるようにして、ソビエト型とは 違うのだが別種の社会主義=政治的理想主義に長く囚われていて、この呪縛から開放されなかった。 一九九四年から一九九五年にかけてやっと、この本を書きあげ完成させたときに、私は世界を一極的に 支配する世界覇権国となったアメリカ合衆国の諸思想がどうのようになってできているのかを知ったのである。 (中略) このとき私は、アメリカの現代アメリカ政治思想の各派を、日本語でコンパクトにまとめて、全体的に 性格描写することで、自分が悩み苦しんできた二十年来の政治イデオロギー遍歴からも開放されたのである。 私は、今や、右(保守)でもなければ、左(リベラル)でもない。 私は、ただ、それらの全体像を大きく眺めつくすものである、ということになった。 私は左右の大きな価値対立に於いて、どちらにも組するものでは自分を発見した。 私は、ただそれらの思想の諸価値の対立点を記述する者である。 (中略) 私は日本知識人層の貧弱な土俵の上に「現代アメリカ政治政治思想の全体像」を植えつけるという大きな 仕事を先駆者としてなしとげた。今や日本知識人全てを足元に見下すほどの地位を、私は自力で 築いたのである。しかし、このことは、私が大秀才である、と自惚れているのではない。 私程度は、アメリカでは頭のいい大学院生程度だということである。ということは、日本の知識人の 大半の文科系の知識人の知能水準は、アメリカに持ち出せば、頭のいい高校生程度だ、ということである。 副島隆彦「日本の秘密」
http://txpolisci.sakura.ne.jp/aynrand15.html 客観主義とリバータリアニズムの違い
(拙訳:問 あなたの著作の熱心な読者である多くのリバータリアンたちを、どうして認めないのですか?
AR それはリバータリアンたちが得体の知れない不快な人びとの群れだからです。彼らは自分たちの目的に
よってあるときには、私のアイデアを盗用し、またあるときには共産主義者の出版物よりもひどいやり方で
私を非難します。彼らはいかなる実際主義者よりも程度が低く、彼らが主張することで客観主義に反するの
は道徳性です。彼らは道徳を無視した政治的なプログラムを持ちたいと考えているのです。)
(拙訳:問 リバータリアンたちはあなたの目標に向かっての過渡的な段階を提供しようとしています。
なのになぜ彼らを支持しないのですか?
AR どうか彼らが私の目標を追っているなどと言わないで下さい。私は知的変態の助けを求めたことは
無いし、受け入れようとも思わない。私は、理念を理解し、理念を丁重に扱い、正しい理念を広げる
ような哲学的に教育された人々を必要とします。歴史上の哲学がそうであったように、理解しそれを
他人に教える人々によって、私の哲学は広がるでしょう。さらに私が、「目的は手段を正当化する」
という堕落したスローガンを認めないということは明らかです。これはイエズス会士によって作られ、
共産主義者とナチスによって熱狂的に受け入れられました。目的は手段を正当化しません。
善いことは邪悪な手段によっては達成できないのです。
最後に、リバータリアンたちはいかなる目的に対する手段にも値しません。
客観主義を広める目標を彼らに委ねないでおきましょう。)
日本では、戦後、学者・知識人が圧倒的な数で、「科学的社会主義」などという、ソビエト帝国型の考えに 集団で脳を犯されたので、「科学的」といえば「社会主義(共産主義)のことだと信じ込んで、この 「科学的社会主義」という宗教を日本国民に、各種高級学問の振りをして押し付けた。それを商売として やったのが、岩波書店である。だから日本国民の方が、すっかりイヤ気がして、「科学」というコトバを 使わなくなった。なぜなら使ってみても、ちっとも「科学的」ではないからだ。「君の考えは科学的だね」 と友人に言ってみると、まるで、馬鹿丸出しで、「一体、オマエは何が言いたいんだ」と、相手から嘲笑 されるからである。ソビエト教の信者以外の世界では通用しない。だから、日本人の「科学」不振は物凄く 深い。そこで、私が、「哲学は科学じゃないんだよ」というと、日本人はケゲンな顔をする。何を言って いるのか分からない。哲学というのは、日本では「文学部哲学科」だから「文学」のお友達で、これは、 絶対に「文科系」だよ、となる。そうではない。哲学は、科学の一種とは違う。神学の一族なのだ。 Philosophy is not a science! アメリカ人やイギリス人の大卒の人に尋ねてみるとよい。彼らは、必ずこう言う。例外はない。 こんなことも知らないで日本人は、「自分達も欧米人に負けない高等学問をやっている国民なのだ」と 思いこんでいる。日本の大学生が、学制(カリキュラム)として大学で受けている講義は学問などでは ない。あれは「土人のコトバ遊び」だ。 副島隆彦「決然たる政治学への道」P171〜177
コピペ博覧会状態ですな。
迷言語録
・家庭論
「少子化で日本は滅びる。男は二号、三号に子供を産ませたら良い。」
「相続税などはやめて、昔のような家父長制の家族制度を再建すべきだ。」
「男女は平等ではない。夫婦別姓も共産党が主導しているから家庭崩壊する。」
「社民党の福島瑞穂議員は共産党から派遣されている。」
・教育論
「1パーセントの子供に英才教育をすればよい。わからない子供はほっておけばよい。」
「学力は暗記力、考えることは必要ない。」
・福祉論
「福祉に国の予算は使うな。自分の力で保険をかければよい。」
・社会論
「米国の銃社会はすばらしい。」
・戦争論
「長崎アピール(平和宣言)はキチガイ。長崎市長はうそつき。」
「日本は戦争をしないからダメだ。戦争をしない国は退廃する。」
http://www.bekkoame.ne.jp/~pyonpyon/hotnews/1999/ht990915.htm
12 :
熟女ファン :2007/06/30(土) 10:06:06
中川八洋は敵だ >女性は四十過ぎたら肉の塊だ。
http://libertarian.seesaa.net/article/37254721.html (Libertarianism@Japan)
ホップは、これから日本でももっと注目されていい存在ではないかと思う。とはいえ、リバタリアニズムの
コンテキストを理解している日本人などまずいないから、まだそんな段階ではない。
日本の研究者?のリバタリアニズム理解はあまりに低レベルで話しにならない。
日本では、ポパーもハイエクも、ノージックもそのコンテキストを理解できている人間は私の知る限りでは
いない。(というか、その筋の第一人者といわれてるらしい連中のレベルが低すぎるし、でたらめな理解を
している。)
これでは研究者というよりは、タダ飯食っているだけの教師というところか。文系の研究は、まっとうな
競争らしい競争がない事務員みたいな公務員社会なのだろう。(足のひっぱりあいだけは凄そうだが。)
中身(思考)が0でも、スノビズムだけで通用してしまうのは日本の文系の伝統のようだ。
しかしホップとかは、いい教師だと思う。こういう人の話からリバタリアニズムのコンテキストを解読して
いくしかないだろう。ホップも、始めは若者らしく左翼がかっていたが、その後、リバタリアニズムの存在
に目覚めたらしい。彼に言わせると、重要な思想家は次の順だ。
フリードマン<ハイエク<<ミーゼス、ロスバード
ミーゼス、ロスバード(ミーゼスの後継者として)が、いわゆるAustrian(オーストリア学派)の
最右翼だ。フリードマンはPositivist!だが、ハイエクは、フリードマンのPositivist的なスタンスを批判
していた。しかし、その反Positivismの姿勢が一番ラディカルなのは、ハイエクよりもミーゼスだ。そして
その正統的継承者としてマレー・ロスバードがいる。
そして、ミーゼスの反Positivism思想を、Praxeology(プラクセオロジー)という。
14 :
革命的名無しさん :2007/07/02(月) 16:19:23
共産主義思想という遅れた思想をやってるやつが入ってこない。 だから上げる。
15 :
革命的名無しさん :2007/07/02(月) 17:13:51
日本には、なんちゃって共産主義者しかいない
16 :
革命的名無しさん :
2007/07/03(火) 16:14:05 たしかに