東京都知事候補・吉田万増

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516赤旗に告ぐ
「なぜ共産党支持者が浅野に投票しなければならないのか?」

普段は自分の理念の純粋さを追求して、自分が最善と思う選択をすればいいと思う。
負けても死票になってもいいから、共産党候補に投票する、というように。
(自分もときどき共産党に投票してる)

しかし決定的な場面では、理念の純粋さをかなぐり捨てて
「最悪の結果」の回避に全力を挙げることも必要。

なぜ日本に侵略された中国で「国共合作」が成立したか。
なぜ前回のフランス大統領選の第1回投票で、極右候補が2位になったとき、
決選投票で、左派も保守のシラクに投票したのか。
ヒトラーがどういうふうに台頭したのか、わかっていないのではないか。

こういう場面のときは、「最善の選択」は捨てて、「より小さな悪」を選ぶ、というのが基本だろ。

浅野が「最善の選択」でないのはわかる。
しかし都民の民意が保守化している以上、多少保守色のある対抗馬でなければ
勝ち目がないのもわかるだろ。そのための浅野だ。
保守穏健層の票をある程度獲得しなければ、はじめから勝ち目のない選挙だ。

私たちが回避すべき「最悪の結果」とは何か。
それは「民主・社民が勝って喜ぶのを見て、共産党がしゃくにさわること」ではない。
「石原都政がこれ以上続くこと」だろ。

石原を落選させるだけでも、君が代強制で苦しんでいる教員たちが、少しだけでも楽になる。

歴史の教訓に学ばず、頭の固い党本部は理解しなくとも、
良心的な党員たちにはわかるはずだと思ってる。