569 名前:( ´,_ゝ`)プッ 投稿日:2003/10/02(木) 23:50
厨房のためのマルクス講座
たぶん、これはマルクスの言葉の中で最も有名なものの一つであると言ってよい。
しかしながら、なぜマルクスがこう言っているのかを考えるものは少ない。
つまり、これはマルクスを非難する側によっても彼を擁護する側からも前後の文脈を、
意識的にか無意識的にか、まったく無視してエピグラムとしてのみ考えられているにすぎないのである。
マルクスはこの言葉を比喩的に、あるいはアフォリズムとして使っているわけではない。
『ヘーゲル法哲学批判序説』において、マルクスがこの言葉によって言っているのは、
宗教を批判するということは単に神を批判するということではない、ということなのだ。
宗教とはとるに足らない非科学的・非合理的思考ではない。民衆は、言ってみれば、
宗教やあるいはアヘンによってのみその悲惨さを和らげることができない様な現実を抱えているのである。
宗教はそういった現実に根差し、現実が生み出したものであるから、従って、
啓蒙的な教育を受けてきたものが、宗教を百科全集的にもしくは科学的に否定することは
まったく意味をなさない。それがなんであるのか、それをどうすればよいのか、
ということを考えなければ真の批判にはならない、言い換えるならば、
宗教批判はその様な現実批判にとって代わらねばならないのだ。
つまり、宗教に対する批判は現実に対する批判を意味しているのである。
570 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2003/10/02(木) 23:50
>>567 で?もまいらの言うアヘンてのはどういう意味?
栄養剤か?
571 名前:( ´,_ゝ`)プッ 投稿日:2003/10/02(木) 23:51
しかしながら、マルクスが「民衆のアヘン」という言葉によって言い表しているのはそれだけではない。
それは、さらに、宗教が存続していくために、宗教そのものが新たに排除してしまう人々を
作ってしまうという現実を批判することなのである。宗教は、既存の区別に対して、
別の内部・外部を設定し、その境界によって世界をいろいろに解釈してきたにすぎないのであって、
外のないここにあるこの世界そのものに触れてはいない。現実が宗教を生み出しながらさらに
その宗教そのものがその現実に荷担する、つまり、マルクスが批判しているのは、
宗教の持つこういったアヘンがもたらすような悪循環なのだ。そう考えるならば、
マルクスによって初めて宣言されたあの言葉の真の意味がどういうことであるかは
理解できるであろう。「哲学者たちは世界をいろいろに解釈してきたにすぎない。
重要なのは世界を変革することである」(『フォイエルバッハに関するテーゼ』第11)。
ttp://www.geocities.co.jp/Bookend/4208/published/opium.html 572 名前:名無しさん@3周年 投稿日:2003/10/02(木) 23:54
>>569 おまえバカだな!
選挙でもその調子だよな!
みながみな学や教養をつんでるわけじゃなかろうに。
ほんと強酸厨って理屈っぽいんだよ。
それじゃいつまでたっても自民党に勝てねえよ。