日本共産党第19回党大会決議
(1990年7月13日採択)
http://www.jcp-archives.net/main/taikai/ketugi19.htm ルーマニアのチャウシェスク政権は、天安門事件を支持し、自国内でも民主主義と人権をふみにじってあくまで武力で政権を守ろうとしたが、
そのことは彼らを悲惨な末路にみちびくことになった。
日本共産党は、ルーマニア共産党と、1971年、78年、87年の3回にわたって共同文書を発表している。
これは、1968年のチェコスロバキア侵略にさいして、ルーマニアがワルシャワ条約機構のなかでは唯一これに反対するなど、
大国主義・覇権主義にくみしをい理性ある立場を当時の世界では例外的にとっていたことを重視したものだった。
わが党は、1966年の第10回党大全で、外国の共産党と関係を結ぶ基準として、重要な意見の相違のある党との関係もふくめて、
(1)日本共産党と日本の民主運動にたいする干渉・破壊行動をおこなわないこと、
(2)連帯にあたっては国際的な大義のかかった課題で一致点にもとづいておこなうことを明確にしてきた。
どんな場合にも、外国の党と関係をもつことが、その党の路線全体への支持や内政問題などの肯定を意味するものでないことは、いうまでもない。