110 :
名無しさん@1周年:
何か根本的にとんでもない誤解の下で話が進んでおるゾ!
マルクスは人間(注.個人としての人間)というのは大変限界のある、「弱い」存在だということを直視し、誰よりも深く認識していた。
なによりもマルクス自分自身がとても品行法正とはいえない「弱い(血の気が多いとも言う・藁)」人間だった。
そしてそんなマルクスは、この事実を(善でも悪でもない「現実」として)しっかりと受け止めてきたのだ。
だから個人の善意や良心に基づくユートピア思想(=空想的社会主義)を批判した。
少し話はズレるが、いわゆる「宗教はアヘン」だって、単細胞な否定の言葉じゃない。
いかに科学的な考え方が普及しようとも、労働者の牛馬にも劣る暮らしがある限り、信仰が人々の「痛み」を和らげていかざるを得ない、という重い現実を語った言葉なのだ。
いいか、原文を引くからよく耳の穴をかっぽじって聞け!
> 宗教上の不幸は、一つには現実の不幸の表現であり、一つには現実の不幸にたいする抗議である。
> 宗教は、なやめるもののため息であり、心なき世界の心情であるとともに精神なき状態の精神である。
> それは民衆の阿片である。
頼む、知ったかぶりはちゃんと原典を読んでからにしてくれ。