473 :
名無しさん@3周年:
大学は、一般的に企業等よりセクシュアル・ハラスメントが発生しやすい環境にあると言われており、その理由として以下のような点があげられます。
(1) 教員は単位認定や進学・就職に関する評価等で、学生に対して極めて強い力を持っていること。
(2) 採用や昇進人事、予算配分などについて、より上位の資格にある教職員の裁量の余地が大きいこと。
(3)正規学生や科目等履修生から公開講座受講者までを含む学生の種類、10代から70代以上までの世代の幅、出身国・民族、各種の雇用形態等々、極めて多様なバックグラウンドを持つ構成員が混在し、価値観の差が顕在化しやすいこと。
(4)「教授−助手」「専任−非常勤」「教員−職員」「上司−部下」「正規職員−委託職員」「教職員−学生」「大学院生−学部学生」「上級生−下級生」といった身分・上下関係が一般企業等に比べ複雑であること。
(5)「大学の自治」「学問の自由」等が保障され、外部からの干渉を排除する結果、この種の問題が治外法権化しやすいこと。