邪神を祭っているところって

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53地名にもなってる大六天
大きな神社は聞きませんが各地に「大六天」と呼ばれる神社があります。
「胡録神社」とか「第六天神社」とか明治の神仏分離で名称が変わった社もありますが、
ここの祭神は仏教でいう「第六天の魔王」といい、
人々から幸福・安楽を奪って自らの糧とする邪悪な大魔王です。
廃仏毀釈後は、神話の「オモダルの神」が神代七代の第六番目である所から
祭神とされることが多いという事です。
平田篤胤が第六天を“高御皇産霊”“神皇産霊”と書いた著作に従い、
皇産霊(むすび)神社と呼ばれ高位の神格を祀る社もあるようですが、
本来は仏教修行者の最強の敵である大魔王の“大いなる力”を頼みとした、
かなり黒魔術っぽい信仰のもようです。