外国人29人が得度へ
西本願寺 94年以来9年ぶり
京都市下京区の浄土真宗本願寺派本山・西本願寺で6日、外国人を対象にした得度習礼(しゅらい)の開所式が行われた。
米国、オーストラリア、カナダ、ドイツなどから参加した29人の習礼生が11日間にわたって教学などを学び、今月15日に得度を受ける予定。
同派では、毎年、留学生などが得度を受けているが、外国人のみを対象に大々的に行うのは1994年以来、9年ぶり3度目という。
開所式では、黒の法衣姿で緊張した面持ちの習礼生を前に、武野以徳総長が「テロ攻撃やイラク戦争など、命が軽視される中で世界平和の実現に向けて努力を」とあいさつ。
以前はカトリック教徒だったというティム・キャッスルさん(37)は「お念仏の教えを広く知ってもらう手助けをしたい」と話していた。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003oct/06/W20031006MWD2K1F0000019.html