正月なのでR寺で祈祷してもらいに3人が出かけた。
効き目がないとのうわさもあるので、少しでも効果があるように100円玉を
一人あたり10枚だして合計30枚(3000円)を払った。効果と硬貨に共通性を見たのである。
それで寺の住職は祈祷をしたが、あまり効き目がないというのを自覚しているので
30枚の100玉から5枚(500円)を妻に渡し、それを客に返すように言いつけた。
さて、100円玉5枚を持った妻は考えた。これを3人に均等に返すのは面倒くさい。
そこで妻は2枚(200円)を自分の懐に入れ、残り3枚を3人の客に1枚ずつ返した。
ここで問題:
・3人の客は始めは、それぞれが100円玉10枚、計3000円を払った。
・祈祷後3人には100円玉が一枚ずつ返されたから、結局一人当たりは9枚(900円)、
計2700円払ったことになる。
・住職の妻が懐にいれたのが2枚(200円)である。
そうすると、2700+200=2900円になるが、最初に払った3000円との差額
100円はどこに行ったのであろうか?
宗教的に考えると、それは仏様が波動として吸収した、というような答えもあるかも
しれないが、純粋に論理的な問題として、考えて欲しい。