419 :
名無しさん@京都板じゃないよ:
開経偈
無上甚深微妙法
百千万劫難遭遇
我今見聞得受持
願解如来真実義
この上なく奥深く、優れた法則は永久にめぐりあえないだろう。
我、今見聞きし得、受け持った。
どうか如来の真実の意味を正しく解してくださらんことを願う。
是(法則)が諸々の法則、絶対法則であるために、存在するすべてが法則の下の存在となっている。
是という文字は、日(太陽)の運行が正しいという意味である。
絶対西から日は上ることが無く、変わらずその動きが繰り返されるために法則となっている。
回っているために始まりが終わりになり、終わりが始まりとなって、無くなることがない動きとなっている。
是が絶対法則となって、その法則によっての存在であるために、是諸法という。
だから、毎日同じことを繰り返して生きている。
正義によって肯定される悪はない。
正義がなくても悪は悪で、人は人を裁くが、正義の名においてとされる悪も偽善となる。
悪は自然の法則によって裁かれるものであるために、必ず裁かれる。
悪に正義を被って、正義を為したつもりでも一つの欲であり煩悩となる。
正義のためと主張する者は、誤った世界が繰り返し、救われなくなってしまう。
誤りが正しいとなってしまうためである。
善悪顛倒した世界が繰り広げられていく。
なぜと我が身に問う心もない無知な者は他を責めるだけ。
如来の真実を正しく解して、行為としていけば災いは無くなっていく。
戒められて、自ら気づいてこそ正されていくものである。
気づかないものに真実は見えてはこない。