【総本山】 高野山真言宗総合スレ肆拾【金剛峯寺】

>>877 すこしはお前さんも自分で考えなさいよ。

むかし海辺の丘に小さなかわいらしいカタツムリがいました。彼は自分の殻(家)が
とても小さいことに悩んでいました。他のカタツムリからいつも笑われているような
気がして、こんな殻ら無いほうがいいと、とうとう彼は自分で自分の殻を食べてしま
いました。そうすると、まわりのカタツムリからは、あいつは殻がないからカタツムリ
じゃないといわれ、ナメクジからも、あれは私たちの仲間じゃないからみんな近づい
ちゃだめ、といわれてしまいました。はずかしくなった彼はとうとう海に逃げ込んで
しまいました。海のなかで、彼の身体は水を吸っていびつに膨れ上がり、表皮は魚に
つっつかれ、引張られ、あざはできるし、あっちこっちが伸びて角のようなるし、
どんどん恐ろしい体つきになってしまいました。とても奇妙は身体になってしまった彼は、
ここでも一人ぼっちになってしまいました。

note：ウミウシはその体の中に殻の残骸をもっています。