>>963 はじめ、アンチの皆さんには必要ですね。
密厳院発露懴悔の文
我等懺悔す無始よりこのかた妄想にまとわれて衆罪(しゆざい)をつくる。
身口意(しんくい)の業つねに顛倒(てんどう)してあやまって無量不善(むりょうふぜん)の業(ごう)を犯す。
珍財(ちんざい)を樫悋(けんりん)して施を行ぜず。
意(こころ)に任せて放逸(ほういつ)にして戒を持(じ)せず。
屡々忿恚(しばしばふんぬ)を起して忍辱(にんにく)ならず。
多く懈怠(けだい)を生じて精進ならず。心意散乱(しんいさんらん)して坐禅せず。
実相に違背(いはい)して慧(え)を修せず。
恒に是(かくの)の如くの六度の行を退して還(かえ)って流転三途の業をつくる。
名を比丘に假(かっ)て伽藍を穢(けが)し。形(かたち)を沙門に比して信施(しんせ)を受く。
受くる所の戒本(かいぼん)は忘れて持せず。学すべき律儀(りちぎ)は廃(はい)して好むことなし。
諸仏の厭悪(えんのう)し給う所を慙(は)じず。菩薩の苦悩する所を畏(おそれ)れず。
遊戯笑語(ゆげしょうご)して徒(いたずら)に年を送り。諂誑詐偽(てんのうそぎ)して空(むな)しく日を過(す)ぐ。
善友(ぜんゆう)に随(したが)はずして痴人(ちじん)に親しみ。 善根(ぜんごん)を勤めずして悪行を営む。
利養(りよう)を得んと欲して自徳を讃じ名聞(みょうもん)を求めんと欲して他罪を毀(そしる)る。
勝徳(しょうとく)の者を見ては嫉妬(しっと)をいだき。
卑賎(ひせん)の人(にん)をみては僑慢(きょうまん)の生ず。
富饒(ふねう)の所を聞いては希望(けぼう)を起し貧乏の類を聞いては常に厭離(おんり)す。