保護のカモシカ死ぬ、十日町
十日町市中条乙の食堂経営、村山俊二さん(58)が保護していた国の特別天然記念物のニホンカモシカが31日夜、死亡した。数日前から体調を崩していたという。
村山さんは「世話をしていた孫が落ち込んでいる。大きく育てて山に帰せると思っていたんだが」とがっかりしている。
ニホンカモシカは村山さんが1月中旬、同市の山中でけがをして弱っているところを発見し、保護した。世話を続けた結果、元気に走り回るまでに回復したが、
29日ごろから食欲が減退。31日夕方ごろに動かなくなり、そのまま死亡した。
遺体は1日、同市博物館に引き取られた。
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=2&newsNo=107923