>>1 の続きです。
檀家一同その真相・経緯・事実も知らされぬまま時は流れた。
人伝えに真相が闇の中から少しずつ浮き上がってくる。
事の重大さに少数の檀家が騒ぎ出し、世話人が総代へ事の真相を追究したが、その時既に総代は住職のイエスマンで固められていた為、
『 住職の意向は絶対であるので世話人さん合わせ檀家さん壇信徒さん一同、住職の意向に心を一つにして欲しい。 』
との話で押し切られてしまった。
しかし、心ある信徒は『 それでは納得がいかぬ 』主に高齢者であるが重い重い腰を高齢に鞭を打って立ち上がった。
情報を収集し僧侶Aの素行調査に入る。案の定全国の寺院にて問題を起こし幾つかの寺院にて破門になっている事が明らかになる。
その事を追求された住職は、僧侶Aを後継者としては不適格と後継者問題を白紙撤回した。
にも拘らず、僧侶Aの責任役員職から解任しようとしない。
そのうち寺本堂脇に広間・庫裏(寺所有)が存在し、そこに隣接する場所に住職一家宅(住職所有)が建てられているが、
僧侶Aの助言からと聞くが、住職が自宅も寺所有へ名義の書き換えてしまった。
世話人を含め檀家の一部がそれに気付き、住職一家の追い出しに着手した来たと察知し、住職一家へ危機を知らせるが、
『 そんな事があろうはずが無い 』と、危機意識も皆無。
『 ” マルサの女 ”で話題になったような事が、当寺で起こるはずがない。』
『 テレビの見すぎです。 』
と、住職夫妻及び住職息娘は声を揃えてしまった。
しかし、危機感を実感した者が一人だけいた。そう、非情にも副住職を解任された住職長男である。
長男は、父住職をはじめ母・姉・弟・妹へ
『 このままだと大変な事が起こる 』
住職一家の排除後、
『 寺を僧侶Aに乗っ取られてしまう。 』
しかし、住職の意向に添えない者。長男であろうと一度家族間にひびを入れた者の言葉は空しく響くだけだった。
しかし、この後予想してはならぬ大きな事件が起こる事は誰しもが心配する事態だった。
すみません。
時間が無いので今日の話はここまでで、後日その後をお伝えします。
宜しくお願い致します。 檀家A。