このような時代にあって「今、いのちがあなたを生きている」というテーマは、私たちに対して「いのち」とは何かを問い、
それを確かめることこそが、現代に生きる人間にとって緊急で深刻な課題であることを意図しているのであろう。
このテーマにおける「いのち」について、様々な見解が提示されるであろうが、それが多ければ多いほど、
それだけ私たちが「いのち」への問いを忘れていた証拠に他ならないことにもなろう。真宗における「いのち」とは何かが確認されるまで、
「いのち」は徹底的に問われなければならない。
「いのち」からのうめき声が聞こえなくなったとき、「いのち」は死して、単なる肉の塊と化するであろう。
「いのち」からのうめき声が聞こえている間に、それを「いのち」からの喜びの声へと転じていかなければならない。
そのために、「いのち」を問う「いのち」教であるならば、それはそれでよいのではないかと、私は思う。
(『真宗』2005年9月号掲載)
真宗大谷派をはじめとして浄土真宗東本願寺派、宗教法人本願寺(下烏羽)及び本願寺
維持財団、大谷本願寺(本願寺寺務所)など所謂、「いのち教」に関する話題を取り扱う
総合スレッドでございます。
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