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渡海 難 ◆Fe19/y1.mI :
親鸞会関係のスレッドで、議論が一応一区切り付いたので、こっちにも書いてみます。
このスレには沢山の問題提起があり、一つ一つは、一言で簡単に言い切れるものが少ない。僕は
坊さんじゃないが、若いときに仏教を少しかじっていた。多少回答らしいものを、対象を絞って
書かせて貰う。その外の問題は当分保留だ。
真宗は霊を認めているのか、認めていないのか。問題提起者は、この問題に重要な関心がある
ようなので、この件に限ろう。
浄土真宗の教えを考えた場合、宗祖親鸞の考えを無視して議論することはできない。親鸞の考
えに反対する場合も賛成する場合も、まず親鸞の考えが叩き台になる。親鸞の考えを叩いて叩い
て叩いて、そこにおかしいところがあれば、そこから次のステップに進む。賛成する場合も、徹底的
に叩かない内には話にならない。まず、叩き台の親鸞の考えを見ていこう。
教行信証を読んでまず認識しなければならないことは、親鸞は霊の存在を否定していないとい
うことだ。おそらくこれは、釈迦の考えにも通じるんだろう。親鸞は、教行信証の最後に論語を
引用し、自らの結論を述べている。