真言宗醍醐派について 第五座

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481ランボー法師 ◆uIU6J7Th0Y
霊視に関る事例
それは5回目の虚空蔵菩薩求聞持法の修行が2週間ほどで成満する日の
修業中に起きた事だった。
突然、虚空蔵尊に話しかけられた。
内容は、檀家の経営する会社が裁判を起こしており、依頼した弁護士が
相手側の弁護士の後輩で寝返っている、と言うものだった。
その檀家からは裁判の事での相談は寺には一切無く、それまでは知る由もなかった。
修行が終了して、直ちにその檀家に裁判の話をしたところ、飛び上がらん
ばかりに驚いていた。
裁判の原因は、取引先の大手の財閥系子会社が画策をし、檀家のパソコンの
顧客データをコピーし、かつそのパソコンのデーターを消滅させたというものだった。
直ちには納得できないようなので、その檀家と共に依頼した弁護士事務所に
出向いたのは云うまでもない。
そこで、虚空蔵尊に教えられた事柄をその弁護士に伝えると、手は振るえ言語は
しどろもどろとなり、額には大粒の汗さえ見えた。
その弁護士の態度で、事態を充分認識したことを檀家の人と共に確認できたので、
それ以上攻めることはしなかった。
482ランボー法師 ◆uIU6J7Th0Y :2007/08/03(金) 06:19:46
これから先の対策をどうするかが大切な事、さっそく打ち合わせに入った。
依頼した弁護士を抱きこんだのは、その地域の弁護士会の会長らしく、
学校の先輩でもあった。
幸いに依頼した弁護士は反省し、全面的にこちら側の作戦にのることになった。
そう、表変えったのである。
相手側の弁護士事務所は、表変えったことを知らない。
当然その足で裁判所に向ったのは言うまでもない。
そこで、依頼した弁護士がどの様な書面を出したか全て閲覧した。
そのことは、その裁判所の職員から依頼した弁護士に通報されたことは
周知の事だった。
その後の裁判所に提出する書類は、全て私がチェックし、不都合な所は訂正させた。
裁判はこちら側が有利のまま進行した。
相手側の会社の本社からと思われる黒服の体格の良い男が二人、子会社の連中に
話しかける事も無く、その裁判だけ傍聴したら姿を消していた。
その姿は、映画Men in Black の二人みたいだが、陰では何でもありの不気味さを
漂わせていた。
483ランボー法師 ◆uIU6J7Th0Y :2007/08/03(金) 06:20:32
やがて、結審の日が決まった。
なんでも、この裁判を最期に担当裁判官は移動するらしい。
ところが、突然結審の日が1週間延ばされた。
判決は、檀家の訴訟の棄却というものだった。
その時ある光景がはっきりと浮かんできた。
その裁判官にふくさに包んだお金が渡されたのを。
束は二つ。上の束は1cmくらいだった。
人気の無い所でこちら側が依頼した弁護士に尋ねた。
転勤の時に弁護士会が裁判官に餞別を包むのかと。
一切の否定はなかった。
上の1cmの束があった事を云うと、驚いていた。
なら、判決をくつがえせる。
484ランボー法師 ◆uIU6J7Th0Y :2007/08/03(金) 06:21:52
即、高等裁判所(高額の訴訟の場合、地方裁判所から始まり、弁護士は必ず必要。
定額の場合は簡易裁判所ででき、弁護士に依頼しないで自分でも出来る。)へ向った。
結審は早かった。完璧な勝利だった。
請求した損害賠償金も速やかに支払われた。
翌月には問題を起こした、職員数60数人の会社は解体されていた。
週刊誌などで取り上げられる前に抹消した方が、この財閥系の会社にとっては有利なんでしょう。
霊視の能力で、有ってはならない社会の裏面まで知る事となった。
云うまでも無いが、私は弁護士ではないので、相談料は一切いただいてない。
この檀家は、一層の信仰心をもったことは、喜ばしい事だった。