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名無しさん@京都板じゃないよ:
俺の奥さんの実家のおじいちゃん。真宗のお寺の役員を何十年も務めた。
庫裏を直すといっては何十万、山門を直すといっては何十万、若さんが結婚する
といっては何十万、自分で出すだけでなく、渋る門徒を説得してお寺の集金に
協力した。お寺の行事には熱心に参加したし、家でも毎日御念仏を唱えていた。
亡くなって家族がお寺に電話すると「住職は明日から一週間ほど本山の御用で
京都にいくので葬式はできません」と言われた。
暑い時期で一週間も待つ事はできないので、通夜は坊守さんが適当に済まし、
葬儀は葬儀社のつてで全く関係のない市内の別のお坊さんにやってもらった。
土地の風習ではお棺に七条と呼ぶお袈裟をかけることになっているので、お寺
に貸してもらえるようにお願いすると「住職がいないのでわかりません。貸せ
ません」の一点張り。結局、七条無しでお棺を送り出した。
葬儀の当日、お願いしていた法名がなかなか届かないのでヤキモキしていると
お寺の若奥さんが軽自動車でやってきて「これを届けるようにいわれてきまし
た」とFAX紙を一枚持ってきた。そこにはおじいちゃんの法名が書かれて
いたが、用紙はなぜか宮崎のホテルの便箋。
なんとか葬儀を済ませたが、その後、お寺からはなしのつぶて。連絡しても
坊守さんが「あとでまた電話します」というばかり。さすがに三十五日は
やってくれるんだろう、と見込みで準備をすすめていると、突然、「何で
三十五日の予定を連絡してこないんだ」とえらい剣幕の電話がお寺から来る。
なんとかなだめて三十五日法要と納骨はやってもらったが、法要後の法話では
他のお寺さんの悪口と息子の自慢話。お斎では泥酔して大暴れ。もと高校教師
の癖なのか、大の大人に向かって子供に対するような口調であれこれ偉そうに
説教の嵐。
もう皆いいかげんウンザリしていたのだが、最後の仕上げに本山に納めるため
に預けたおじいちゃんの分骨を料理屋の送迎バスの荷物棚に忘れて帰ってしま
いましたとさ。
後になって結局「本山の御用」はウソで本当は同窓生旅行で温泉にいっていた
ことがバレました。
こんな外道坊主が真宗には実在します。