>>1へ
この手紙をもって僕の吉野家通としての最後の仕事とする。
まず、吉野家の混雑を解明するために、親子連れに特盛注文をお願いしたい。
以下に、吉野家についての愚見を述べる。
吉野家での通の頼み方を考える際、第一選択はあくまで大盛りねぎだくギョクであるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、注文した時点で店員にマークされるという事例がしばしば見受けられる。
その場合には、牛鮭定食を含む他のメニューの注文が必要となるが、残念ながら未だ満足のいく成果には至っていない。
これからの吉野家の飛躍は、150円引き以外の客引きの発展にかかっている。
僕は、君がその一翼を担える数少ない素人であると信じている。
Uの字テーブルの向かいに座った者には、いつ喧嘩が始まってもおかしくない、刺すか刺されるか、そんな雰囲気を殺伐と行使する責務がある。
君には大盛つゆだくでぶち切れてもらいたい。