大峯山の女人禁制を支持するスレ

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256サルベージ
一部回答  投稿者: 曹洞宗信者  投稿日:11月 7日(月)23時23分8秒
私が答えられる範囲で質問に対する回答をのせておきます。

1.奈良時代、仏教は国教として一般に広く広まり、聖武天皇が国分寺・国分尼寺などを制定したこともあって、尼が急激に増えました。
これによって、僧や尼が不淫戒を破ることを恐れた上僧や朝廷は、養老僧尼令を出して仏教の山々を男子禁制の山と女子禁制の山に分けました。
したがって、当初は男子禁制の山と女子禁制の山がありまして、大峰山の女子禁制はこの時代からのものです。
なお、平安時代になると女性の出家制限が始まり、また律令仏教の官僧官尼体制という基本がなくなったため、男子禁制は廃れました。
結果、女子禁制の山のみが残るということになったのであります。

14.誰でもというわけではありません。
当該個所は修行のための場でありますから、少なくとも聖域に身をおいて何かを得ようとする気概の無い者は入山を拒否されることがあります。

15.修行場の参道とは別に、登山道があります。
一般の入山者の方々(もちろん女性も含みます)にはそちらを使用されることをお勧めします。
また、参道は私有地であり、個別的な宗教観に基づいた女性の立ち入り禁止区域を設けることに何ら違法性はありません。

16.曹洞宗の一部寺社では、僧尼がともに修行をするところもあります。
一概には言えないものですが、キリスト教など他の宗教でも男女を別にして修行する施設がありますし、大峯山がそのような立場を取られても何ら問題は無いと思います。
257サルベージ:2005/11/13(日) 00:00:35
17.戒律と交際の区別をつけるためにも、大峯山での性交渉などは為されないと思います。
「ふもと」が大峯山聖域の中であるならば、それも同様です。

21.女性は山の歴史に汚名を残し、山の霊威が下がり、地元の住民に深刻な精神的打撃を与えることになるでしょう。
伝統は山だけではなく、山の周辺に住む人々も伝えているのです。

23.いわゆる「犬畜生」と人間を同類に語ってよいものでしょうか。
そもそも、女子あるいは男子の禁制というのは、ともに人間に対して定められるものです。

27.1の回答を参照してください。
なお、律令の制定者は天皇でありますが、奈良時代の朝廷の高官には仏教の上人が多数いるため、彼らの意見も採られていると思います。

2〜12はそれのみを単一に考慮する場合は判断が難しい問題であると思います。
18〜20などは大峯山単体での問題に帰着されるため私が意見を述べる資格は無いと存じます。
1、27以外の回答は、曹洞宗の立場から常識的に考えた上での意見でありますので、大峯山の伝統からの回答とは異なっているかもしれません。
しかし、仏教の修行はどの宗派でありましても似たようなことを致しますので問題は無いと思います。