【---白人ブディストと講釈師と『佛教復興』---おどろくなかれ、近代という時代の大舞台で、南北の仏
教を数千年ぶりに結びつけたのは、ひとりのアメリカ人だった。そのひとの名はヘンリー・スティール・オル
コット(1832〜1907)。オルコット大佐という呼び名で知られ、『神智学協会(Theosophical society)』というオ
カルト組織の会長を務めた仁である。冒頭で紹介した“噺家”の野口復堂が、わざわざインドまで迎えに
行った人 物こそが、このオルコットだった。先回りして言えばこのとき、野口は上陸したインド・マドラスの
地で、極東の新興国・日本からの最初の特別使節(スペシャル・デレゲート)として迎えられ、国賓級の大
歓迎を受けたのである。筆者はさすがに驚愕した。近代日本とインドとを結び、仏教復興のきっかけを作っ
たのが、無名の講釈師と、ヤンキーのオカルティストだったとは。】
(大アジア思想活劇--仏教が結んだもうひとつの近代史/佐藤 哲朗)
http://homepage1.nifty.com/boddo/ajia/all/index.html 鞍馬弘教の初代管長/信楽香雲氏は、日本の神智学者/三浦関造氏(神智学協会日本ロッジの前身的
拠点『竜王会』を創設:1883〜1960年)との親交の中から掴み得た知見を元にして自分で鞍馬弘教として
の教義と儀軌を体系化しました。特に、これはアリス・A・ベイリー派からの影響を強く受けたものです。
昭和29年、鞍馬弘教が初めてウエサク祭を公開した秘儀の夜、三浦氏を招いてこの祭典についての講
演が開催されてます(三浦氏自身も同年に団体『竜王会』を設立した)。
従って、鞍馬弘教の神智学的教理や秘儀の本元は、神智学アリス・A・ベイリー派に根拠があります。尚、
サナート・クメラが金星から地球にやってきてシャンバラが創設されたのは1850万年前です。また、シャン
バラが地底王国として伝承されている話なども事実とは異なり、全て歪めらた情報です。神智学を直で学
ばず、伝説的に経由している情報には正しく伝えられているところは皆無のようです。