[新香川のエース]重成一人パート3

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341怒るでななし
>>214-215 >>329
スペシャルインデックス 8/25〜8/30 丸亀 第55回モーターボート記念
ttp://www.kyotei.or.jp/race/special/2009_0825/
マンスリーKYOTEI 直前激白 重成一人
ttp://www.kyotei.or.jp/race/special/2009_0825/monthly/soon.html
 7月の地元周年(京極賞)の優勝戦でも、いろいろと考えました。
2号艇でしたが、実はインコースを狙っていたんです。
1号艇のツボ(坪井康晴)のモーターがメチャメチャ出ていて、
2コースからまともに勝負をしても勝てそうになかったですからね。
だから、インを取れなかった時点で僕の作戦は大失敗です。
でも、地元だから優勝したいという気持ちは捨てていなかったし、
ツボは節間、ターンマークを外さないように凄く丁寧に旋回していましたから、
優勝戦でもそうするだろうと読みました。
ちょうど追い風が吹いて、ツボはそれまで以上に丁寧な旋回をするだろう。
ならば、2コースになった自分が取る戦法は差しではなくてツケマイだと。
 でも、あのときの1マークでは凄く迷ったんですよ。
スタートをしてから、僕は思い切り右にハンドルを入れました。
実際に違反を取られましたが(苦笑)、それも覚悟でボートを右に寄せたんです。
 それで1マークまで行ったら、ターンマークが凄く遠くにあったんですよ。
右にボートを寄せた分だけ、1マークが遠くなったんです。
しかも、ツボが1艇身前にいました。
最初は握って回るつもりだったのが、一瞬だけレバーダウンしました。
 人間ってね、ほんの短い時間の中で、いろんなことを考えますよ。
レバーダウンをしたものの、そのまま差したらターンマークが遠すぎて、
1マークの内側を回ってしまうかも知れない。待てよ? 
1マークから離れた場所にいるオレは、ツボの位置からは死角になっているかも知れない。
オレがレバーダウンしたことを、ツボは察知したはずだ。
だったらツボは、やっぱり丁寧に回る。えい、もう、行け!と。
そこからはもう迷いませんでした。レバーを握って、ツボの上を攻めたんです。
ツボはやはり、ターンマークだけを見て旋回しました。
 もし、僕がターンマークまでが遠いことに驚いて、
一瞬レバーダウンしていなかったら、つまり、最初から迷わずにレバーを握っていたら、
ツボは僕の動きを察知して握り返して来たかもしれません。
ツボにとって、僕のボートが死角だったこと、加えて、
僕のカウリングが見えにくい黒だったこと、その2つが、
あのツケマイが決まった理由だと思います。
 若松・オーシャンカップの準優勝戦では、正直に走りすぎたことを反省しています。
京極賞の優勝戦のような厳しいレースをすれば良かったんです。
せっかくの準優1号艇で、もう少し右に張ってレースをしていたら、
あの準優は勝てたような気がするんです。
 大事な場面で、いつもと同じことをしていたらダメなんですよね。
みんな必死になって優勝戦に行こうと思っているんですから…」