【デビュー】やまと104期の新人たち【どう?】

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242怒るでななし
某誌に掲載され一部で話題になった、庄司樹良々の親父の手記を転載しておく。

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6年前、私は樹良々に漫画「モンキーターン」を授けた。
もちろん下心はバリバリである。案の定、樹良々はハマった。
車に乗ると、交差点では「差せ!」とかほざき、黒い車を2号艇と呼ぶまでになった。
私はさらにダメ押しをした。
いろいろツテを辿って濱野谷憲吾さんにコンタクトを取ったのだった。
濱野谷さんは快く会ってくださった。
樹良々は濱野谷さんの「頑張れ」の一言に舞い上がった。
私は頭の中で「できたっ!」と叫んだ。
そして「そのままーっ!」の願い通り、やまと競艇学校に4回目の試験で合格した・・

そして今日、樹良々は卒業記念レースに臨む。感慨深い。ついでに、有明海の灌漑も深
い・・・
樹良々は「やまとリーグ戦」では6優出1V。通算勝率は6.40の成績だった。
リーグ戦後に行なわれた、あの植木通彦理事の名を冠した「艇王賞」で優勝、
今回のプレリーグでも優勝しているらしい。
つまり「1」「1」と来ているのだ。リーチである。確変中である。
玉がジャコジャコ出る予感がする。
ちなみに、私は常に7点台を叩き出す男だ。
時には8点を超えるシーズンもある。尿酸値だけどな。
悔しかったら俺を超えてみやがれ!
さて、樹良々は準優戦Aに出場。3着までに入れば優出である。
とはいえ、会場では樹良々を応援できる雰囲気ではない。
他の訓練生の親もみな来ているのだ。
ここは、大人の態度で「みんな頑張れ!」と言うのが正しい。
しかし、そんなジェントルマンな私の心の中はバイオレンスである。
願わくば樹良々だけ頑張れ(笑)。
その悪魔の願いが通じたのか、樹良々は2着でゴール。優出を決めてくれたのだった。
そして優勝戦。
万が一、これに勝てば「やまとチャンプ」である。
頭の中にさまざまな思い出が混ぜこぜになる。
まさに、やまとチャンプルーである。美味いぞ。
優勝戦がスタート。
樹良々は4コースからコンマ23でスリットラインを抜けた。
しかし、1コースの坪口訓練生が見事なスタートを決めていた。あがが。
樹良々は1マークを果敢にまくって3着。
2マークもマクリを放つが、流れたところを差されて5着に落ちていた。うぐぐ。
しかし、ヤツは粘り腰を見せた。
2周1マークで差しを決め4着に上がり、バックで3着に浮上。
そのままなんとかゴールしてくれた。とりあえず表彰台である。
銅メダルである。銅だどうだ!いや、ジェントルマンでなくてはいかんな・・・
というワケで、みんなよく頑張った。1年間のつらい訓練によく耐えた。
みんなのモンキーターンはカッコよかったぞ。幸せな気持ちになったぞ。
まさにハッピーターンだ。あれも美味いな。
もうすぐ、樹良々はプロとしてデビューする。
蝶のように舞い、蚊のように刺せ!かゆいぞ。
でも、そのうち蜂のようになれたらいいな。
そうすれば、お客様にも名前を覚えてもらえるはずだ。「庄司きらら」。
なんかAV女優にも同じ名前の方がいらっしゃるらしい。
まあ、それもアリだと思う。
お互い決まり手は「抜き」ということで・・・