天皇論 27

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288名無しかましてよかですか?
サピオ読んできた‥‥すごかった。。

最近行われた全国の神社関係者が主催する、櫻井よしこと大原康男らの
講演会にトッキーを潜入させ、その現場レポを元に
トッキーに同化して小林自身がその場にいるような演出で描かれているのだが
(トッキーの顔だけ小林になってる)
そこで発言する櫻井よしこも大原康男も皆カルトで、その発言を聞いて拍手する
なんと全国の神社関係者まで全てカルト信者であるかのように描いて
大真面目に驚き呆れ、嘆いている。

櫻井、大原両氏の発言は全て小林の信じる論拠と論理に還元されて曲解され逐一否定されて行く。
しかしそこで小林が用いるのは既に否定された論拠や、矛盾を指摘された論理ばかり。
にも関わらず小林の頭の中では完全に整合性が保たれてるらしい。
防衛機制が働いて、他者の言葉が小林とトッキーには何一つ届かなくなってる。
あれでは自分と異なる論理や論拠で思考する事は不可能。
完全に固着した自身の思考回路ををぐるぐる回ってる。

なんかカルト信者の脳内を覗いてるような感じがした。
マンガの中にはカルトあるいは電波なと呼ばれる物があって
作者があっちの世界へ行っちゃったようなのを指すんだけど
大概は自分でおかしなのを描いてるという自覚があって、奇を衒って描いた様なのが多い。
カルトの信者、あるいはカルト的平和主義者などが描いたマンガもあるにはあったが
表現が稚拙でそもそもマンガとしてつまらないものが多かった。

今号のゴー宣は、カルト信者の外界認識や思考プロセスが
絵(視覚)と言葉(論理)によって大真面目に真剣に描かれていて
表現も洗練された物で、嘘偽りの無い100%完全なカルトマンガの傑作と言える。

コアなマンガファンだったらぜひ読んでみる事をお勧めする。