ところが、夜中の三時ごろ、肝井は不意に飛び起きた。
肝井「この夢のような世界をボクが独り占めするのは、いい子のボクには耐えがたい。
そうだ!!木場君や吉田君をここに住まわせてあげよう!!ボクっていい子だなー、ぶしゃああああ、
ついでに、ボクのハーレムっぷりを見せ付けて、吉田君たちを悔しがらせよう!」
肝井はマッチョな男を数人作ると、空間の切れ目を作り、男たちと共に元の世界へ戻った。
最初に忍び込んだのは、吉田の部屋である。時間の流れはこちらと一緒なのか、
真っ暗な部屋の中で吉田はすやすや眠っていた。
肝井がぱちんと指を鳴らすと(鳴らなかったが)、男の一人が吉田に即効催眠ガスを撒き、
吉田を担ぎ上げると肝井の世界へと戻っていった。
こうして、この日、海武学園に通う高校生6人が一夜にして姿を消した。
そして翌日、吉田が目を覚ますと、見たこともない部屋に自分がいることに気づいた。
吉田「…?ここはどこ?おかしいな…夢か?いや、夢だ。昨日俺は自分の部屋で寝ていたんだから。」
吉田が二度寝をしようとしたそのとき、部屋をノックする音がした。
吉田「きい姉ちゃん?」
ドアの向こうから明らかに姉ではない女性の声がした。
女性「もうお目覚めですか?失礼ながら、ご主人様のご命令ですので、起こさせていただきます。」
一呼吸置いてドアが開けられ、部屋の中にメイド服の女性が入って来た。
女性「あら、もうお目覚めでしたの。ご主人様がお待ちです。そこにある服に着替えられたら、
食堂へいらしてください。食堂は一階のホール中央のお部屋でございます。
私は他のお客様をお起こしする役目をご主人様からいただいているので、ここで失礼いたします。」
女性はそれだけ言うと、
吉田は狐につままれたような表情で、用意された服に着替え、廊下に出た。
廊下ではコヴァと鳥坂がなにやら話をしていた。
吉田「あれ?コヴァに鳥坂」
コヴァ「吉田君!君も来ていたんでしゅね」
吉田「これはどういうことなんだよ」
鳥坂「わからんわ。俺は家の布団で寝てたのに、知らん間に、この屋敷におった。コヴァも同じや。」
吉田「はぁ?一体どこのバカだよ。俺らをここに連れてきたのは。てか、ここどこだよ」
鳥坂「わからん。でも、窓から見る限り、普通の住宅地っぽいんだが…」
吉田「うーん、どこかで見たことがある風景だけど…まぁ、いいや。なんかここの主人に呼ばれてるんだろ?」
コヴァ「そうですにょ。食堂に行ってみましょうにょ。きっとここの家の主人が
ボクチンらを拉致った現行犯ですにょ。」
コヴァ達は一回に降り、食堂に入った。食堂では、数人のメイドたちが朝食の準備をすすめており、
テーブルの上には焼きたてのタピオカパンや温かいスープが湯気を立てていた。
メイドの一人が三人に声をかけた。
メイド「あっ、席におつき下さい。ご主人様はただいまお手洗いにいかれております。」
コヴァ達は言われるまま、席につき、館の主人がここにくるのを待った。そして、食堂のドアが開いた。
コヴァ「キモいのじゃないでしゅか、お前もここの主人に連れてこられたのでしゅか?」
肝井「ちがうよ。ボクがこの家の主人だよもん」
吉田「…頭痛がしてきた」
コヴァ「TVの企画でしゅかね?」
鳥坂「ああ、これは夢や」
肝井「夢じゃないよ。現実だよもん。」
吉田「現実って…お前、昨日までアパート住まいだったろ?それがいきなりメイド数人を雇いこめる
家に住んでるって、一体どんな魔法なんだよ」
肝井「魔法だよもん。」
吉田「…なぁ、提案だが、うちの実家の病院に一生入院しないか?」
肝井「本当だよもん。信じてないなぁ。そーれ!」
肝井が念じると、肝井の手に薔薇の花が現れた。
コヴァ「手品でしゅか?」
肝井「違うよ!じゃ、別のを見せようか?」
肝井が再び念じると、部屋の中央にテレビがいきなり現れた。
吉田「!!」
鳥坂「どんなトリックや」
肝井「トリックじゃないもん!ボクはこの世界の森羅万象を自由に操る神様になったんだよもん!!」
コヴァ「…キモいの、お前は本当に吉田君の実家の病院に一生入っていた方がいいと思いますにょ」
肝井「ふーん、信じないんだ。まぁいいや。君らは今日から惨めな生活を送ることになるんだからね。」
吉田「馬鹿馬鹿しい!俺は帰るぞ!」
コヴァ「ボクチンもですにょ!」
肝井「お前は何を言っているんだ?君たちは一生この世界で暮らすんだよもん
君たちはもう、一生実家に戻る事は出来ない。なぜなら、この世界は
もともとの世界とは次元の異なる世界だからです!!」
吉田「日本語でおk」
肝井「さっきの説明のとおりだよ。この世界は昨日まで住んでいた世界と別の世界なんだよもん。
そして、元々の世界とこの世界を行き来できる能力を持つのはこの世界の管理人さんのボクだけ!」
吉田「ふ、ふざけ…」
肝井「おっと、へたに暴れない方がいいよ。ボクが死ぬと、この世界は消えちゃうから、
君たちの生命は保証できないよ?」
鳥坂「吉田、抑えろ。この不可思議な現象、すべてが奴の言うとおりだとしたら…」
吉田「ぐぐぐ…」
肝井「ま、平穏無事に生きたければ、ボクに危害を加えない事だね。」
コヴァ「吉田君、しばらくは奴の言う事に従うしかないですつ」
それからまもなく、肝井によってつれて来られていたジバクと真保がやってきた。
この二人は肝井の言う事をあっさり信じ込み、あっさり元の世界での生活を捨てることを決心した。
そして、朝食が済むと、肝井は5人に言った。
(続く)
301 :
評価:2008/02/08(金) 13:35:50 ID:j/bizlK/
>>296 つまらない中二病的な内容だなwwwwwwwwwwww
それに、おまえらはキモ味をオタク呼ばわりしている癖に、キャラについてえらく詳しいじゃないか。
これでアンチキモ味がキモヲタであることが明白になりましたwwwwwwwwww
>>302 何が余計なのかな?かな?
俺はただつまらない作品に対し、つまらないと言っているだけだが、何か?
それにしてもおかしいな?
おまえらは一般人を名乗ってキモ味をキモヲタ呼ばわりして叩いている癖に、それ以上のキモヲタであるキモ小説の作者は叩かないんだな。
おまえらもアンチキモヲタならキモ小説の作者をもっと叩こうぜ!!
>>303 おたくみてえなヲタクはもっと外に出なきゃだめだよぉ
306 :
名無しかましてよかですか?:2008/02/08(金) 17:25:33 ID:VPWDWrCx
長野のゴミの脱糞は無視しろよ...
肝井「それでは、これから君たちはこの世界で生活してもらう事になるわけだが、
君たちにはこの世界でも、元々の世界と同じように家と家族を作っておいたんだよもん。
安心して家に帰るといいんだよもん。よかったね。ボクってやさしい!!!あ、それと…
ボクら、明日から転校生として新しい学校に行く事になったから。その名も都立北高校!」
鳥坂「まんまハルヒのパクリやん」
肝井「僕が作った学校だぞ!文句いうな!!ちなみにクラスメイトには、ハルヒたん、長門、こなたん、
つかさたんにかがみんにみゆきさん、レナたん、梨花たん、シャナたん、あゆちゃん、アスカたん、
男には古泉にキョン、谷口、圭一にライト、シンジ君を入れておいたんだよもん。すごい!?ねぇ、すごい!?」
鳥坂「カオス…」
千葉「鍵スキー君、わしの嫁ミクたんもリクエスト願うのじゃよ」
真保「俺からもリクエストさせてもらう」
肝井「OKだよもん。じゃ、ボクらと同じ日に転校しておくようにしとくね。」
そして、コヴァハウス
コヴァ「ただいまですにょ」
秋子「ヒロちゃんおかえり。肝井君の家はどうだった?凄いわよね、肝井君のおうち。
あれ?ヒロちゃん?ヒロちゃん!?」
コヴァは自室に戻ると、ベッドにもぐりこんだ。昨日も世界が違うとはいえ、このベッドで
寝たはずなのに、妙な違和感を感じ取った。そして、やはりここは本当の自分の家ではないと
コヴァは強く実感した。
都立北高校―――
コヴァ達のいた世界ではこの地には海武学園があるはずだった。
しかし、この世界での海武学園は戦争中の空襲でキャンパスがめちゃめちゃに破壊され、その結果、
戦後になって、海武学園は土地を都に売って横浜市に移転してしまった。そして、戦後の学制改革の際に、
ここに一つの都立高校が設立された。それが都立北高校である。
都立北高校は、コヴァ達の世界(もちろん、われわれの世界にも)にも実在し、
96年に廃校になっている同名の学校が存在するが、この世界ではその高校は存在しなかったようである。
さて、転校生として学校にやってきたコヴァ達にクラスが発表され、コヴァ、鳥坂、吉田、肝井は
2年5組になることが決まった。一方、千葉と真保、あと、肝井によって創造された少女、ミクは
隣の2年6組に行く事が決まった。職員室で紹介された担任は富竹というガタイのいい、
明るい性格の美術教師だった。なんでも、大学に進学する前に自衛隊に数年ほど勤めていたことがあるらしい。
元ネタのゲームをやっていた鳥坂は富竹に何度も吹きそうになったが、辛うじてこらえた。
そして、4人は富竹先生に連れられて2年5組へ。
富竹「えー、みなさん、今日は転校生を紹介します。なんと、うちのクラスの生徒が
一挙に4人も増えます。それでは入って。」
四人は緊張した面持ちで教室に入った。
富竹「山梨の武田信玄高校から転校した木場ヒロシ君、大阪の通天閣高校から転校した鳥坂ヨシユキ君、
栃木の聖チャオズ学園高校から転校した吉田シゲル君、長野の吉貝高校から転校した肝井味平君だ。
それでは君たちからも自己紹介して。」
コヴァはどうやら先祖の住んでいた山梨から来たという設定らしい。その割には実家には
相当昔から住んでいるようだったりと矛盾していたが。
コヴァ「山梨の武田信玄高校から転校した木場ヒロシです。よろしくお願いします。」
鳥坂「大阪の通天閣高校から転校した鳥坂ヨシユキです。あんまり大阪人っぽくないといわれますが、
よろしくお願いします。」
吉田「栃木の聖チャオズ学園から転校してきた吉田シゲルです。よろしくお願いします。」
そして、肝井の番
肝井「うぐぅ、ボクは肝井味平!ただの人には興味ありません!この中で未来人、宇宙人、超能力者、
神様がいたらボクの所に来なさい!以上!」
シーン
2,3秒ほどして、後ろの席の黄色いカチューシャの茶髪の女子生徒が立ち上がった。
女子生徒「ちょっとあんた!何あたしの台詞をパクってんのよ!!」
肝井「君の事はこの学校に君が入学した直後から知っているんだよもん。涼宮ハルヒたん」
涼宮「キモッ!ストーカー!?」
肝井「え?」
激昂する涼宮に後ろに座っている苦労人風の男子生徒が話し掛けた。
男子生徒「落ち着けよ、偶然かもしれないだろ?それにいきなり初対面の人間にキモいというのは…」
涼宮「偶然じゃないわよ!!キョン!!だったら、何で奴はあたしの名前を知っているの!?」
キョン「ん…!そう言われてみればそんな気がする」
肝井「え…あの…ボクはそんなつもりじゃ…」
涼宮「何よ!あんたがわざわざ長野からストーカーしにくる人間というのは分かったから、
永遠にあたしに話し掛けないでね!!!」
肝井「せ、先生!富竹先生!!」
富竹「僕は冗談だと信じてるけど、君のさっきの発言はよくないと思うよ」
肝井「と、富竹先生まで…」
そして昼休み
吉田「コヴァ…いや、木場君、同じ転校生ってことで、一緒に昼食べないか?」
コヴァ「いいでしゅね。それじゃ、鳥坂君も誘いましょう」
コヴァ達は人目につかないよう、学校の屋上に行った。
吉田「ふーっ、緊張したよ。転校なんて小学生のときの実家のゴタゴタで一度やって以来だからなー」
コヴァ「ボクチンは初めてですにょ。」
鳥坂「俺もや。…ところで吉田、コヴァ。朝から言いたかったんだが、ネクタイの結び方が違うで」
コヴァ「えっ?そうなんでしゅか」
鳥坂「俺にやらせてみぃ…出来たで。」
コヴァ「すごい!早いですにょ。ボクチンは今朝5分かかったというのに…」
鳥坂「まぁ、俺の出た中学はブレザーの学校やったからな。慣れや、慣れ。」
吉田「ふーん、そうだったのか。俺んところは学ランだったから、ネクタイなんてするのは今日が初めてだよ」
コヴァ「うちの学校は中学でも制服がありませんでしたからねー」
鳥坂「そーだったのか。さ、飯食おか」
そして、弁当が終わり、弁当箱をしまっている最中、いきなり涼宮が姿を現した。
涼宮「ちょっとあなたたち!今日初対面だというのにばかに仲がいいわねえ。
少なくともここ数ヶ月は友達やってるって感じで」
コヴァ「げっ、涼宮さん…」
涼宮「さ、言いたい事があるなら、聞いてあげるわ。一体あなたらどういう仲なの?」
鳥坂「そ、それは…」
吉田「わかった…言うよ」
コヴァ「吉田君」
吉田「ばれた以上、これ以上嘘ついてもどうしようもないからな。ただし笑わないでくれよ。
俺たちは異次元から何者かに連れてこられてここへ来たんだ。信じられないだろ?」
涼宮「信じるわ。私の周りには宇宙人、未来人、超能力者がいるから。」
吉田「そっか」
涼宮「で、あなた達の世界はどういう世界なの?」
吉田「そうだな…とりあえず宇宙人も未来人も超能力者もいない世界だな。
それ以外はみんなここと変わらんさ」
涼宮「つまらない世界ねえ」
吉田「ほっといてくれよ。気にいっていたんだ。ところで涼宮さん、
この話だけど、誰にもばらさないでくれ」
涼宮「わかったわ。もっとも、喋ったところで誰も信じないでしょうけど」
午後の授業開始が間近に迫ったため、吉田達は下の回へ降りていった。
それを見ている人影が一つあった。それは肝井だった。
肝井「な、なんで吉田君がボクのハルヒたんと楽しそうに話してるんだよ!!
あっちの世界ではハルヒ小説を散々中二中二と喚いていたくせに!!
ちくしょう…ちくしょう…!ぶしゃあああああああああああああああああああああああああん!!!!!」
そしてコヴァ達が肝井に拉致されてから2ヶ月がすぎた。コヴァ達は新天地での生活に
すっかり慣れ、楽しい日々を送っていた。
茶髪の女子生徒「吉田君、ここ教えてくれないかな?かな?」
イケメン男子生徒「吉田君、今日の帰りに遊びませんか?」
忘れ物をする男子生徒「鳥坂、昼飯一緒に食わない?キョンとコヴァと鳥坂と一緒に」
鳥坂「ええなー」
涼宮「鳥坂!谷口!コヴァ!吉田!色々手伝って欲しい事があるから、昼間にSOS団の部屋に来なさい!」
4人「ええー(涙)」
青髪の女子生徒「コヴァー、今晩も11時に例の場所にログインしといてー」
コヴァ「ええっ、もっと早くなんないんでしゅか?さすがに連日はキツイ…」
青髪の女子生徒「ごめん、あたし今日もバイトなんだ、そんじゃ、そういうことで」
楽しそうな三人を見て、肝井はピクピク震えていた。
肝井(何でボクが…!何でボクだけが…!不公平だ。ボクはみんなをキモヲタと仲良くするように
作った覚えはないのに…!なんでキモヲタの吉田君らがリア充なのに、
一般人のボクだけが一人疎外されるんだ…)
肝井は元の世界と同じく、そのすさまじくDQNな性格から周囲の人から満場一致で嫌われ、
無視されていた。クラスに完全に溶け込んだコヴァ、鳥坂、吉田に対する肝井の嫉妬は
日に日に増幅していった。
(…こうなったら、世界を再構築するしかない!!正しい状態に戻さなければ!)
(続く)
これは見事なクロスオーバー
ここしばらく林間の姿が見えない。
教頭に様子を見てくるように命令された担任が部屋を訪れると、
繰り返し、某18禁ゲームの続編の公式サイトを更新し続けている林間の姿があった。
「最新情報を見のがすわけにはいかんのだ」
担任はそのまま帰った。ゲームの開発が滞る事を望みながら。
すごいな、ホントに。
マーベルシステムか。
>>312 なんかたちの悪いデスノートみたいな展開になってきたなぁ・・・・。
肝井26歳はみたいな・・・
ボクが正義だ! 犯罪者とキモヲタのいない理想の世界を作る!
そして、ボクは新世界の神となる!!!
そして翌日
吉田「あぶねー、遅刻するかと思った」
鳥坂「うぃーっす」
コヴァ「ん?あの人だかりは何でしゅか?」
教室中の女子が一人の生徒の席に群がっていた。そこへ、
三人と仲のよくなった谷口という生徒が三人のところにやってきた。
谷口「吉田、鳥坂、コヴァ…なんかクラス中の女子たちがおかしいんだ。
肝井が学校に来たとたん、女子たちが「肝井くぅ〜ん」とか言って肝井に群がってさ。」
コヴァ「何かのいたずらですかね?」
吉田「TVの企画じゃねーの?」
谷口「どうやら違うみてーなんだよ。だって、「新手のジョークか?」
と言った白石の奴が女子によってたかってボコボコにされたんだ。」
鳥坂「うへぇ」
「味平きゅ〜ん、あたしの事こんどからハルハルと呼んでぇ〜」
「肝井君、今日の放課後あたしの家に来ない?面白いギャルゲーがあるんだ」
「肝井君……好き」
「はぅ〜、味平君かあいいよ、お持ち帰りぃ〜」
「愛してる!愛してる!愛してる!(絶叫)」
「バカ肝井なんか本当は大嫌いなんだから!でも放っておけないから、
そばにいてあげてるんだからね!!」
肝井「ぶしゃああああ、みんなボクのお嫁さんにしてあげる!
ぶしゃああああ、これこそがあるべき本来のボクの姿なんだよもん。
ぶーっしゃっしゃっしゃ!!ぶーーーーっしゃっしゃっしゃ!!!」
吉田「なんじゃこりゃ…?」
谷口「一晩の間に一体何があったんだよ?あれ?吉田?」
三人は廊下に出ていた。
吉田「おい…これって…」
鳥坂「考えられる事は一つ…肝井の奴、あの子たちを改造したんやないのか?」
コヴァ「…おそらくそうですつ。あいつはこの世界を自由に弄れる「管理者」ですつ。
奴の意思次第で、簡単に人を作ったり消したりできるんですつ。
ましてや、あの子達の脳みそをいじることなんて、奴にとっては、
張飛が敵の首級を挙げるがごとく簡単な事なんですにょ」
吉田「どこの大バカ野郎だよ、あいつにこの世界の管理権を与えた奴は」
コヴァ「ボクチンは奴とは5年もの付き合いでしゅからね。あいつの思考パターンは
ある程度分かりますにょ。あいつは自分が自分のせいであの子らにモテないのを理解できず、
「創り方を間違えた。きちんと原作をトレースしていればボクを愛してくれるはず!!」と思い込み、
あの子達の思考を強引に自分が好きになるように改造したんじゃないかと。」
鳥坂「チートかよ…」
コヴァ「そして、あいつの性格と言えば、現実を強引にでも妄想に合わせようとする性格ですつ。
ほら、吉田君たちも体験がありますよね?何回厳しく言っても「ツンデレさんなんだから〜」
と脳内で変換して人の苦言を真に受けない奴の姿を。あいつが「本来の姿はこうあるべき!」
とほざいて洗脳やっても何ら不思議じゃありませんにょ。」
鳥坂「ふざけとんか?あのクソバカは!?一度ボコボコにしたろか?」
吉田「落ち着けよ、鳥坂。今奴を詰問しても、肝井の護衛兵団と化した彼女らに
逆にボコボコにされるのがオチだぞ。」
鳥坂「かといって、このまま放置しとくわけにはいかねーだろ?」
吉田「そりゃわかってるけどさ…」
コヴァ「勝負の仕掛け時は体育の着替えの時間ですにょ。
あの時ばかりはあの子らも肝井のそばを離れるでしょう。」
そして、体育の着替えの時間
鳥坂「肝井、ちょっとええか?」
肝井「ぶしゃあ、負け組の鳥坂君たち、何の用だよもん。」
コヴァ「単刀直入に聞きますにょ。キモいの、お前はあの子達を
自分を好きになるように人格改造しましたね?」
肝井「か・い・ぞ・う?チッチッチッ、人聞きが悪いんだよもん。
僕はあの子らを改造などしていない。正常な状態に戻したんだよもん。」
鳥坂「ほう、つまり、今までは異常だったと言いたいんか?」
肝井「そのとおりだよもん。だって考えてみなよ。ボクはいい子で一般人で中性的な美少年だよ?
そんなボクが今までモテなかったのがおかしいんだよもん。だから、正常に戻してあげたのさ。」
吉田「狂ってやがる…お前には良心という言葉はないのか?」
肝井「ボクは良心の塊のような人間だよもん。ところで、何でそんなに必死なの?
吉田君たちの嫁をボクが取っちゃったから?その程度で怒るなんて、
さすがキモヲタだなぁ吉田君たちは…」
鳥坂「お前、自分のやった事の重大さを分かってないようやな。
たとえお前に創られた命とはいえ、気にいらないからといって心を改造するなんて、
まともな人間のやることやないで」
肝井「ぶしゃあああ、愛されない負け組乙wwwwwwwwwwwwwwwww
そんな事言って、自分の嫁をボクに取られたのが気にいらないだけなんでしょ?」
吉田「許せん、ふざけるな!!」
ドカッ!
吉田は肝井を全力でぶん殴った。
肝井「ぶ、ぶしゃあああ、ボクを殴ったな!吉田君の癖に!!」
吉田「お前の捻じ曲がった根性をここで叩き直してやる!!」
肝井「だ、誰か!!ボクを助けて!!ぶしゃああああああああああ!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
「味平君!」「肝井君!!」「肝井君が危機に晒されている」
女の子たちが一斉に肝井のいるところへ殺到する。中には着替えの途中だったのか、
下着姿で駆けつけるものもいた。
鳥坂「やべえ!逃げるで!吉田!」
コヴァ「えらい事になりましたね」
三人は急いで逃げ出した。
肝井「うぐっ、ボクをこんな目にあわせたのは吉田と鳥坂とコヴァだ奴らを探し出せ!」
「私の味平君をこんな目にあわせるなんて許せない!!地の果てまで追いかけて殺してやる!!」
「あの三人殺す!殺しちゃうよお!!!」
女の子たちは一斉に吉田たちを探すために散っていった。
それから数時間後、絶望的な状況のもと、吉田たちは街の中を逃げつづけていた。
そして、肝井の放った女の子たちは数時間が経過した今でも、町中を徘徊し、
三人を探しつづけていた。しかし、基本的に守りの姿勢で疲労を最低限に抑えている
彼女らに対し、吉田たち三人はひたすら逃げつづけているせいで既に体力が限界に達していた。
コヴァ「はぁはぁはぁ、もうだめですにょ…もう捕まった方が…」
吉田「誰か…助けてくれ…ああ、神様…どうかわれらを救いたもう」
鳥坂「ドアホ!捕まったら死ぬより辛い目に会うで!!最後まで逃げてやる!!」
その時だった。一人の男子生徒がこちらへきていた。谷口だ。
吉田「谷口!」
谷口「吉田じゃないか!それに、コヴァに鳥坂!お前たち4時間目以降どこ行ってたんだよ!
あと、女子の大半と肝井も失踪しちゃって、学校じゃ大騒ぎになってんぞ。
ま、こっちはおかげで5時間目で授業打ち切りになったんで大助かりだけど」
鳥坂「それはかくかくしかじかこういう理由で…」
谷口「なるほど、肝井がむかつく事言ったんで、ぶん殴ったら女子がお前をバーサーカーの
ごとく追いまわし始めたと。なるほど」
吉田「セキュリティ面でしっかりしているうちに逃げようと思ったんだが、
駅はすでに張りこまれてて逃げられんようになった。どーしよ」
谷口「…じゃ、うちにくるか?俺の家でしばらくほとぼりが冷めるまで待った方がいい」
鳥坂「すまん、恩にきる」
谷口「うちはすぐそこだ。急ぐぞ」
そして、4人は谷口の家の前へ。
谷口「ふーっ、誰もいなくてよかったな。じゃ、狭い家だけどゆっくりしてけや。」
ガチャ
谷口「TATATAただいま〜…ん?」
ドアの向こうには公園が広がっていた。
谷口「ちょ…なんぞこれ…」
4人はドアの向こうに進んだ。
鳥坂「…公園?」
谷口「ちょっとまて!何だこれは!?意味がわかんねー!俺の家は?」
コヴァ「ちょっと待ってくださいにょ…この公園見覚えがあるんでしゅが…
あーーーーーっ!!思い出しましたにょ!!確か以前、ここでジバクと真保が不良に
捕まったことがあって、この公園まで金を持ってこさせられたんですにょ。」
(第七スレ
>>506-509参照)
鳥坂「…と言う事は、俺らの世界に帰ってきたんか?」
吉田「そういわれればそういう気がする」
コヴァ「…と言う事は!学校は!」
コヴァは走り出した。吉田も、鳥坂も続いて走り出した。
谷口「おい!お前らどこへ行くんだよ!「俺らの世界」ってどういう事だ!おーーーーい!!」
(続き)
324 :
評論家:2008/02/09(土) 23:10:18 ID:m+H1fFBb
暇人乙。
_,,t-‐‐-、,-‐‐-、
三'::::::............... .....::::::`y,.
ナ::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::ヾ
| ̄| V::::::::::::::::_{{ ({∫∬ノノjヾ:::::{
| ̄| | ̄| ナ::::::::::::::i`__,,,,,,,ァ_ _,,,,,_ t;;:ヌ
| | | | i {t)テ" -=・=- -=・=- 介'
| | | | _,rヘ_,j|!' ー'(、●^●,)ー |'
|,.ィ―'''' ̄ /| | ノトェェイヽ !
/;;:::'';;::''::;;:/ { ! 、 ヽ`ー'ノ ノ\
/'''::::;r|''':::;;;| | ! \ _,,./|::;;'''\
/:;;/ |;;;''::;;| 丶\ `__´。つ !;;;:'''::iヽ、
i/ |'::;;;;''| 三 ―''" !''::;;;;| /ヽ
/⌒ヽ |;;''':::;| \ !;;::''|/ i
/ \{'';;;::''}  ̄二ニ= !::;;| |
/ヘ |;;:::::;{ ‐- !/ |
/ i |:::;;;''! ー ! / |
/ l |;;'';イ P I K O } {、
〉、 ∧テ{ ヽ _ _,,,,;;;;;:::-==ニ;;;_ ノ __,イ´
/ \_ //レ!  ̄  ̄ { ̄ |
海武学園
コヴァ「おおお!!!この「海武学園」プレート!まさしく我が懐かしき母校…!」
吉田「やった!俺らの世界に帰ってきたんだ!!」
鳥坂「ばんざーーーい!!ばんざーーーーい!!」
三人は周りの目も気にせず、自分達の世界への帰還に大喜びしていた。そこへ…
「おい!おまえ…吉田に鳥坂にコヴァ!?このヤロー!!2ヶ月もどこへ行っていたんだ!!
お前ら、高校生が一度に6人も失踪したんで、大ニュースになってたんだぞ!!
それに何だその格好は?いつの間に別の高校に転校したんだ?」
コヴァ「その声は…池田君!!」
三人を呼んだのは、コヴァ達のクラスメートの池田だった。
池田「ところで真保と肝井と千葉をしらねーか?あいつらもお前らと同じ日に失踪したけど」
コヴァ「実はでしゅねぇ…」
コヴァはこれまでに起きた出来事を池田に話した。
池田「はぁ?そんな事信じられっかよ?」
吉田「コヴァがいった事は全部真実だ」
池田「…なぁ、お前ら実は精神病院から逃げ出してきたのか?」
鳥坂「俺らとしては、『信じてくれ』としか言えん。」
池田「ふーむ…そうだ。この事を国崎先生に伝えないと!お前らもついて来い!」
職員室
池田「失礼します!国崎先生!コヴァ達が戻ってきました!!」
担任「よ、吉田、鳥坂、コヴァ…!どこへ行ってたんだよお前ら!!」
コヴァ達は今までに起きた出来事を担任に話した。
担任「…なんですと?なぁ、お前ら、実は6人そろって
吉田の実家に入院していたんじゃないのか?」
吉田「違いますよ!!これはすべて事実なんです」
担任「そんな非現実な話信じられるわけないだろう。以前俺はあいつらの夢の中の
世界にもぐりこんだことはあったけど、それはあくまで夢の世界の話だ。
異世界があるなんて、信じられない」
吉田「池田にも言いましたけど、僕らとしては、『信じてください』としか言えません。」
担任「しかし…」
?「では、信じてもらおうか」
そこへ突然現れたのは、どこかの漫画家にそっくりなアホ毛が特徴の中年男性と
吉田がすきな銀様そっくりな美少女、赤茶けたふわふわの髪の小学生の女の子の
三人がいた。その三人は不思議な事に、いずれも、背中から翼を生やしていた。
担任「あ、あんたら誰ですか?…コスプレ?」
エルヴァ「違う!!単刀直入に言うわ。私らは天界情報局のものよ。私はエルヴァ一等捜査官。
こっちの男がヨシノリ二等捜査官、そしてこちらの女の子は私達の上官にあたるほるす副局長。」
担任「天界?あなたたち天使ですか?冗談お上手ですね」
ほるす「これは冗談ではないのだよ。証拠を見せる。場所を変えよう。」
次の瞬間、ほるすたちは公園に跳躍した。
公園では谷口が椅子に座って途方にくれていた。
担任「えっ!?ちょ?ここどこ?瞬間移動?あなたがた孫悟空ですか?」
池田「え?公園?さっきまで職員室にいたのに」
担任「公園に…ドア?あの少年は?コヴァ達と同じ格好をしているが…」
吉田「あいつは向こうの世界の友人で、谷口といいます。彼も肝井によって創造されました。」
谷口「お前ら!!どこへ行ってたんだよ!!俺を一人でほったらかしておいて!!
家が消えちまって、俺はどうすればいいんだよ…ん?この人たち誰?」
鳥坂「紹介するわ。俺らの本来の学校の担任の国崎先生、本来のクラスメートの池田。」
谷口「は?」
エルヴァ「あのドアは異世界への入り口よ。そして、この谷口って子にはどういうわけか、
異世界への扉を開く能力を持ってるわ。」
コヴァ「どこかで見た事があると思ったら、ニヤ動ネタ…」
鳥坂「奴に関してはわずかに原作を忠実にトレースしてなかったってことか」
谷口「何を言ってんだ?」
担任「異世界の入り口?ハハハ…バカな冗談を」
ヨシノリ「では、そのドアをくぐって、後ろを振り返ってくださいませんか?」
担任はドアをくぐって、後ろを振り返った。そこには、立派な家が建っていた。
担任「え?」
担任はドアを再びくぐって背後を見る。今度は、後ろに何もない。
担任「嘘でしょ?何これ?」
ヨシノリ「現在、そのドアがこの世界と異世界を結ぶ入り口になっています。
本当はこういう異世界を行き来できる状態は起きてはならない事なのですが。」
エルヴァ「ここからは私が説明するわ。まずは私達のことから説明しないと。
私たちは天界で働く公務員で、私達の部署「情報局」では人間界では使ってはならない、
強大な魔力を秘めたアイテムを使用した人間を捕らえたり、人の世に介入して
魔力をもって世を乱さんとする精神生命体、分かりやすく言えば、あなた達の世界で
邪神とか悪霊とか呼んでいる連中を捕らえたり、この世界にいくつも穴をあけている
異世界への入り口を発見しては封印するのが我々の仕事ってわけ。
そして、私はヨシノリとともに、時折あなた方を監視させてもらっていたわ。」
吉田「え!?監視!?」
エルヴァ「御免なさいね。あなた方の周りでは、しばしばとんでもない事件がおきるものだから。
例えば、林間がコヴァ・ノートという禁魔法アイテムを悪用して世界征服をたくらんだり、
セトという邪神が銀河系を滅ぼそうとしたりとか。ま、事件解決後は記憶を消去した上で、
事件発生直前まで時間を戻した状態にするから、事件の事は一切覚えてはいないんだけどね。
実際、私たちはあなたたちと2回会ってるわ。でも、私達のことは知らないでしょ?」
三人は頷いた。
エルヴァ「で、2週間前の話になるんだけど、私たちはある邪神を逮捕したの。
名前はコォゲ・モレモッツォ。この世界や、谷口って子の世界とはまた違う世界に住む、
森本某という救いようのない四十路無職の怨念から生まれた邪神よ。
そいつの能力はパラレルワールドを作り、奴が力を与えた人間に元の世界と奴の創造した
パラレルワールドを行き来させる能力と、パラレルワールドを管理制御できる能力を付与すること。
そして、そいつを取り調べている最中に、複数人の人間に異世界へ渡る魔法と、
その世界の管理権を渡した事が分かったの。で、私たちはだれに異世界の管理権を渡したか、
奴を取り調べようとした矢先に、新たに異世界への入り口が開いたの。」
エルヴァ「ヨシノリ捜査官、ここから先は実際に観測をしていたあなたが説明して。」
ヨシノリ「はい、ではご僭越ながら…私はその時、新たに異世界への入り口が開いたりしないか
観測していたのですが、先ほどこの異世界の入り口が開いたのを観測したのです。
これだけなら、担当の作業員に入り口を封印させて、入り口を発見した人間の記憶を消去することで
おしまいなのですが、そこから本来この世界の住人であるあなた方が出てこられたことで、
私は急遽、エルヴァ捜査官とちょっと暇そうにしていたほるす副局長を連れてあなた方を追ってきたのです。」
ほるす「私は別に暇ではなかったんだけど。」
エルヴァ「最後に聞かせて。あの世界の管理権を握っているのは、話のとおり、肝井って子ね?」
吉田「そうです。」
エルヴァ「わかったわ。後は任せて頂戴。必ずあの子を懲らしめてこっちの世界へ戻ってくるわ」
吉田「待ってください、エルヴァ様。僕も行きます」
エルヴァ「えっ?しかし…」
吉田「この事件の当事者として、あいつの暴走を止めたいんです。ここで逃げたくはないんですよ」
コヴァ「それに、ストーリー上ボクチンらもついていかないとお話が成り立ちませんからね」
鳥坂「それを言うなそれを」
担任「それじゃ、俺も行こう。担任として、肝井を止めないと」
池田「俺も…」
担任「池田、お前はこの世界に残れ」
池田「…わかりました。それじゃ、俺はみんなが凱旋してくる事を祈っています」
担任「すまん」
ヨシノリ「それでは行きましょう。こっちの世界に逃げたのが奴に分かったら、
こっちの世界へ侵略してくる恐れがあります。」
エルヴァ「待って。私はまだ天界でコォゲを取り調べる必要があるわ。ほるす副局長、許可を」
ほるす「わかった。君が戻ってくるまでの間は私とヨシノリの二人で何とかしよう。」
コヴァ、鳥坂、吉田、担任、谷口、ヨシノリ、ほるすの7人は
異世界への入り口をくぐり、肝井の世界へ旅立った。
(続く)
盛り上がって参りました
331 :
入試問題:2008/02/11(月) 12:31:46 ID:7fI0XOqm
Q AがBである時、Bは必ずAである。○か×か
A
林間「Aがブサヨならば、Bは必ずブサヨルネッサンスを行う!○!」
肝井「えー、数式にしてくれないとわからなーい(ブシャシャシャシャシャ」
千葉「中国産は毒なのじゃよー、よって毒は全て中国産なのじゃよー」
担任「・・・教頭」
教頭「こいつらを我が校においておくのは、間違いかもしれんな」
担任「中学生レベルの数学の問題ですからねえ・・・」
続き期待保守
今週のフラスペ
林間「よ、よくもよくもオレのコレットたんにぃぃぃぃぃぃぃ」
真保「教師と言えどもオレの野望を阻止する人間は許さん!」
林間のカッターナイフが輝き一閃し、真保のランブリング触手が林間の利き腕を
掴む、林間はそこで更にデムパを発し、二匹の闘いは江古田駅前を静寂へと包んでいく・・・
新橋の居酒屋
カバンを抱えたメガネの男が駆け込んでくる。視線の先には、小太りの男と、彼と話し込んでいる
私服の青年が。学生だろうか
木場「おっ、鳥坂君が来ましたね」
吉田「遅いよ鳥坂ー、今日はお前に報告するためにここで呑んでいるのにw」
鳥坂「やー、スマンスマン、中野のスタジオでちょっと手間取ってな」
木場「えっ、早速作画崩壊でしゅか『学園伝説KOVA17歳』」
鳥坂「いっや、そっちじゃなくて好調で二期かOVA決まりそうなんでなw」
吉田「おめでとう〜、これで土6復活の日も近づいたんじゃないのか」
木場は鳥坂のためにビールを頼む
木場「では、鳥坂君も来ましたし改めて乾杯しますかね?」
三人「カンパーイ」
鳥坂「いやー、今日は遅れて悪かった。それに、木場の結婚式にも参加出来なかったしなあ」
吉田「まさか木場が二十代のウチに結婚するなんて思ってもなかったよw」
鳥坂「そそ、それが印刷会社から民明書房に転職して、一年も経たないウチに今度は同僚の女編集と
結婚やろ。いいな〜幸せ」
木場「ボクチンもこんなことになるなんて思ってもなかったですよ」
鳥坂「で、相手誰よ」
木場「旧姓を泉さんと言って、今は木場此方って言いますよ」
鳥坂「こばこなたか、言いにくいなw」
木場「言いにくいから『こなちゃん』と呼んでますが何か?」
鳥坂「くー、灼けるねえ〜、で、吉田は一応学生だから参加したんやろ」
吉田「一応っていうか、実家で働きつつ明示学院の臨床心理士課程の社会人院生だから時間に都合付く
から参加したんだけどね。でも、いい結婚式だったなあ」
鳥坂「他に高校からは誰が参加した?」
吉田「いや、そんな大きな式じゃなかったから親族と友人と親しい同僚ぐらいで、あ、でも国崎先生は
参加していたな。『まさか木場が結婚する日が来るなんて』って言って号泣してたよ」
鳥坂「そっか、まあ、オレと吉田以外の高校の知り合い呼んだらメチャクチャになるしなw」
木場「そういうことですね。でも、ボクもこんな早く結婚出来るなんて思ってもみませんでしたよ」
吉田「まあ、昔からすると夢みたいなモノだよな」
鳥坂「オレはてっきり吉田が一番早いと思ってたけど、結婚」
木場「そうですね。学芸会大学時代、武蔵小金井のアパートでリンさんと同棲してましたからね」
吉田「リンのことは言うなよ・・・、あの後結局なんか女の子とつき合ってもついつい比べちゃうし・・・」
鳥坂「モテる男宣言来ました」
木場「これから誠死ねと呼びますかねw」
吉田「そんなんじゃないって、いや、ホントに、ホラ、なんていうか双方共にアレだよ。色々思うトコが」
木場「そういってこの前の結婚式、こなちゃんの高校時代のクラスメートの高良さんと話し込んでいた
んでしゅよこの誠死ねは」
木場の顔は真っ赤だ。結構酔っている。
鳥坂「うーわー、海老蔵襲名するか吉田」
吉田「違うって、みゆきさんは医者で姉さんとか木場の(血縁上)妹のめぐちゃんと同じ暗黒精神医療の」
木場「ヒトの嫁の友人や妹に親しげな呼び方をしてますね。さすが誠死ね。そういえばなんとなく上の
お姉さんと似ていますよね。高良さん。まさか・・・」
鳥坂「うわ、林間が言ってたことマジか!」
吉田「違うって!二人ともそういう意味じゃないって、てか、むしろお前と此方さんのなれそめをだな
鳥坂に聞かせてやるのが今日の目的だったんじゃあ・・・」
木場「それもそうでしたね、吉田君は後でじっくり攻めるとして、あれは半年前・・・」
愉快な三人を見つめる二つの眼差し。
肝井「な、なななななんでこなたたんがあのコヴァの嫁に・・・」
隣には例によって巫女装束の少女。そう、肝井は未来に連れてこられていた。勿論理由は・・・
肝井「ブシャーン!こなたたんをアイツから取り戻してよーーーーー。ていうかここに乱入・・・」
巫女「それは出来ません、私達に出来るのはただ見ることだけです。そこから何かを感じ取って
ください」
そのセリフを聞いた途端肝井は手のひらを返す。
肝井「ねえ、それって何てエロゲのセリフ?あるいは漫画?アニメ?」
巫女「まだ分かりませんか・・・、なら仕方ないですね」
長野県某所
肝井「アレ・・・ここは・・・ボクの家・・・」
肝井の実家の居間、年老いた両親が話し込んでいる。
母親「どうしますか、お父さん」
父親「・・・分かってる。私が全て悪いんだ。私が、大手商社を辞め長野で農家を始めなければ。
そして息子によりよい教育環境を求めて東京の私立中学を受けさせなければ・・・」
母親「あの子は、結局大学に進学できず専門学校も中退、その後工場で働き始めたものの周りを
見下し全く馴染めず派遣会社を転々と変え、とうとうどこも登録出来なくなって・・・」
父親「会話をしようとしても、アニメの言葉でしか会話が出来ずマトモな会話が出来ない。そして
とうとうこの前近所の女子高生をつけ回し襲いかける・・・」
母親「・・・もう、ここに住んでいられない・・・」
肝井「ぶしゃ?」
どうも二人が深刻に話し込んでいることが理解できないようだ。
巫女「・・・あえて、説明は致しません」
肝井「どういうことどういうこと?」
巫女「その前に現状の貴方を少々紹介致しましょう」
肝井の部屋
肝井「アッー、また構って貰えた理系タンの美少女に構って貰えたわーいわーい」
一心不乱にパソコンのキーボードを打ち込む28歳の肝井。
その頭は薄く、腹は五段腹ででっぷりと太り、到底二十代後半には見えない。目も濁り、口は虫歯
だらけで高校時代に比べても一層キモチワルイ生物に成り下がっている。しかし、そのリビドーと
性格は高校時代と全く変わって・・・いや、むしろヒキコモリ三年目に突入し一層幼くなっている。
社会性が徐々に死んでいるのだ。
肝井「だれー?あのキモヲタ?わかった、ティ・・・」
巫女「違います。貴方です」
肝井「ボクチンはこんな可愛い美少女なんだおー」
巫女「それはわかりましたが、あそこにいるのがあのまま行った場合の十一年後の貴方です」
肝井「ねえ、巫女さんって(以下放送禁止用語連発」
巫女「・・・分からないようですね。では、これだけは見せたくなかったのですが」
再び居間へ
父親「もう、しょうがないのかも知れないな。県外に出そうとしても、派遣会社のブラックリストに
乗ってしまったようだし、県外で性犯罪をおこされたら堪らない」
母親「ええ、息子の罪は私達の罪。仕方ありません」
肝井の部屋
母親「キモちゃ〜ん」
母親は襖を開ける。肝井はパソコンのショタ画像でセルフバーニング中だ。
肝井「フーフーフー!ウッ、って何入ってくるんだよババア!」
ババアの手にはナタが握られている。
肝井「ナター?あっ、分かった『ひだまりの・・・」
母親「頼むから死んで」
ナタは肝井の頭の上に真っ直ぐ振り下ろされた。
エイトプリンス、肝井のアパート
肝井「ぶしゃあ!!」
・・・おや、見慣れたアパートだ。さっきのは一体何だったのだろう・・・。もしかして・・・
肝井「きっとひだまりの登場人物になった夢を見たんだよね。柳生すばる辺り」
そして肝井は再び布団へと潜った。
巫女「・・・彼は、夢の意味に気づく日は来るのでしょうか・・・」
デンパノセカイの続きを希望する
さて、肝井の世界に到着した一行は、とりあえず、学校に行く事にした。
谷口「なぁ、あんた」
ほるす「私には「ほるす」という名がある」
谷口「じゃ、ほるすちゃん、肝井の居場所わかってんの?」
ほるす「「ちゃん」は付けなくていい!私はこう見えても貴様らよりはるかに高齢なのだぞ!
…奴の居場所だが、2時の方向に強大な魔力を感知している。」
谷口「2時?」
鳥坂「2時っつーことは、北東東の方向か」
吉田「さすが軍ヲタ…あの方向ってことは、奴は自宅か?」
ほるす「そうか…だが、そうすんなりとはいかないようだぞ。
こちらの方向に二つの殺気が接近している。…来た!」
谷口「ハルヒに泉じゃないか!」
涼宮「見つけたわ!味平君の命令よ!死になさい!!」
泉「あんたたちに恨みはないけど、肝井君の命令だからね。死んでちょーだい」
ほるす「ここは私に任せたまえ。彼女ら普通の女性程度なら、私の力を持ってすれば造作もない」
涼宮「たあああああああ!え?」
二人は手にもった木刀を構えた瞬間、ほるすは手を二人の方に向けて強く念じた。
すると、二人は引き寄せられるかのようにほるすの方にくっついていった。
そして、二人の体がほるすに触れた瞬間、ほるすは一段と強く念じた。
二人「あ…」
二人はその場に崩れ落ちた。
コヴァ「一体何を?」
ほるす「あの二人のゆがめられた人格を正常な状態に戻した。
すぐに目がさめる。目がさめたらすべては元の状態に戻る。」
なるほど、ほるすの言ったとおり、二人は2,3分で目を覚ました。
涼宮「うーん、ここは…」
泉「あれ?あたし…ぬおっ!何?このゲームに出てきそうな人たち!あれ?鳥坂達じゃん」
鳥坂「それは学校に向かいながら、順を追って話すよ」
一行は、これまでの出来事を彼女らに話した。自分たちが異世界の人間である事も。
泉「なんですと…!?そんな漫画みたいな出来事が?
…そういえば、あいつの顔をペロペロなめていた気がするおえ〜っ」
鳥坂は「あんた元々漫画のキャラやろ」とツッコミをいれたくなったが、
もし彼女らが肝井に創られた存在なのを知ったら自殺するかもしれないので、やめておく事にした。
涼宮「よくもこのあたし、いや女の子みんなの心を汚してくれたわね…!絶対に許さないわ!!
八つ裂きにしてやる!!団長命令よ!草の根掻き分けてみんなを元に戻し、
あいつをボコボコにして向こうの世界へ追い返すわよ!!」
鳥坂はヨシノリにひそひそ声で話した。
鳥坂「…あいつ、原作の世界じゃ願望を実現する神様みたいな能力を持ってるんだけど、大丈夫かな?」
ヨシノリ「ご安心ください。あの子にはそういう能力を全く感じられません。ただの人です。」
鳥坂「…肝井の奴、谷口に原作にない能力を与えたかと思えば、ハルヒにはそういう能力を
与えてないなんて、ずいぶん抜けてるな」
ヨシノリ「これは私の推測ですが、与え忘れたんじゃなくて、わざと付けなかったんじゃないかと。
おそらく、『神は自分ひとりで十分!』ということにしたかったんじゃないですかね?」
涼宮「ちょっとそこのおじさんたち!何の話しているの!私語を慎みなさい!!」
二人「は、はい!」
涼宮はケータイを取り出すと電話をはじめた。
涼宮「仲間を集めないと…あっ、古泉、今すぐ私のところへきて!
緊急召集よ!!SOS団始まって以来の大事件よ!!
場所は○○町郵便局の前、急いで!さてと次は……キョン!緊急召集よ!!
○○町郵便局で待っているから、今すぐ来なさい!いいわね!!遅かったら死刑よ死刑!」
その頃、肝井邸では…
月「おおっ、さすが我が主!このヒロインの攻略はこうするのですね!」
肝井「ぶしゃぶしゃぶしゃ、さすがはわが弟子だよもん。」
肝井はデスノの主役(洗脳済)と共にギャルゲをやっていた。
♪アル〜晴レ〜タ日〜ノ事〜♪
肝井の携帯の着うたが鳴った。相手は肝井に洗脳された女子生徒の一人だ。
肝井「なんだい?」
女子生徒「味平君、涼宮さんと泉さんが敵に遭遇!…最終的に味平君を裏切りました!」
肝井「な、なんだって!ハルヒたんとこなたんが?(馬鹿な、ボクの人格修正は完璧だったはずだ!!)
何かおかしなところはなかったか?」
女子生徒「羽の生えた小学生くらいの女の子と、同じく羽の生えた中年男性がいました!
女の子の方が手を突き出すと、二人の体吸い寄せられるかのようにがその子に引き寄せられ、
二人の体がその子に触れた瞬間、二人はその場に崩れ落ちました。
そして、再び立ち上がったかと思うと、あの二人は味平君を裏切って奴らの側にたったのです。」
肝井「そ、そうか、わかったよ。君は奴らを尾行しててくれ」
肝井はそう言うと、電話を切った。
肝井(一体何をしたのかは知らないけど、ボクを甘く見るな!僕は新世界の神だ!
おまえらがいくら人格改造してボクのお嫁さんたちの性格を歪めようが、
何回でも元に戻してみせる!!…よし、これで二人は元に戻った。
しかし…羽の生えた小学生?ボクはそんな人間作った覚えはないんだけどなぁ
ましてや、ボクと同等以上の能力を持った人間は絶対に作らないようにしたのに…)
一方、コヴァ達の方では
コヴァ「ほるすさん、一つ聞きたいのでしゅが、あの二人が元に戻ったりはしないんでしゅかね?」
ほるす「ふっ、心配ないよ。人格の歪みを治す際に、人格干渉を防止する術をかけておいた。
もはや奴の支配下にもどることはあるまい。一応、この世界の男どもにも同じ術をかけておいた。」
コヴァ「そうでしゅか。安心しましたにょ。」
ほるす「とはいっても、あの術の効果は2,3日しかもたん。急いで肝井を倒すのが先決だ」
コヴァ「そうでしゅね」
その時、エルヴァが帰ってきた。
エルヴァ「ほるす副局長、ただいま戻りました。」
ほるす「早かったな。」
エルヴァ「ええ。取り調べた結果、やはり奴が肝井って子に力を与えていたようです。
そこで、私は奴から世界管理権を抜き取る秘術を習得してまいりました。」
ほるす「その術、偽物ではないだろうな?」
エルヴァ「その点については、九割九分大丈夫です。もし嘘をつけば、死刑よりもっと恐ろしい
罪を味あわせてやると脅かしつけましたので。それに、この術以外に肝井って子から
世界管理権を剥奪できる術はないのですから、奴を信じるしかないでしょう。」
ほるす「よし、わかった。それでは、私とヨシノリ、それとこの世界の住人たちでこの町中に
散らばっている、奴に洗脳された女性たちを解放してこよう。エルヴァ、お前は
肝井の世界の住人と共に奴の本拠地を攻めろ。場所は魔力の気配でわかるよな?」
エルヴァ「は、はぁ…しかし、ここはこの世界の住人たちを肝井の洗脳から解放して、
数を増やして攻めた方が得策なのでは?」
ほるすはエルヴァの耳に顔を近づけて小声で言った。
ほるす「忘れたか。こっちの世界の連中で、洗脳された連中のほとんどは
奴の手によって創造された事を。」
エルヴァ「…あ!」
ほるす「わかったか。たぶんあの子らは肝井に操られていたと言う事実だけでもそうとう
心に傷が残ってると思う。そこに、あの子達を創造したのが肝井だと知れたら、自殺しかねん。」
エルヴァ「…そうですね。わかりました。それでは、ほるす副局長、御武運を…」
エルヴァは他の生徒の洗脳解除をヨシノリ、ほるす、その他こちらの世界の人々にまかせ、
担任、コヴァ、吉田、鳥坂の4人を連れて肝井の屋敷に直行した。
肝井の屋敷は、彼らの来訪を知っているかのように、要塞のように変貌していた。
鳥坂「なんやこれ…」
吉田「きっと俺たちがくるのがわかってたんだろうな。」
エルヴァ「幸いにも門は開いているわ。一気に攻め込むわよ。」
中に入ると、人影が突然現れ、5人のところへやってきた。
最初は薄暗くてわからなかったが、その人物は、林間カヅフサ(37)だった。
林間「ヒッヒッヒッ、いらっしゃいましー」
コヴァ「林間先生!!」
担任「おい、林間いつの間にここに来てたんだ?コヴァ達が失踪していた間も学校にいたのに…」
林間「ああ、ついさっき学校に肝井が現れてな。肝井の執事になってくれたら、ヴァルたんや
コレットたんを創ってくれるって言うんで、ついさっきこっちへ来たんだ。
ちなみに、この仕事が終わったら、ヴァルたんと欲情プレイをするつもりだ。」
吉田「そうかいそうかい」
吉田が拳を振り上げると、林間は続けてこう言った。
林間「おっと!俺の仕事はお前らと戦う事じゃない。肝井から、
『ボクの部屋へ案内して』って言われてんだ。」
林間はそう言うと、一行を一室へ誘導した。
室内では、キーボードを持ったの西洋人の少年が突っ立っていた。
吉田「げっ」
コヴァ「こいつは」
鳥坂「ドイツの破壊神…!」
林間「こいつを倒さないとこの先に通すなと言われてんだ。さ、どうする?ん?
サヨクらしく、尻尾を巻いて逃げるか?」
不意に、担任がキーボードクラッシャーに近づいた。
担任「…?何だこの子は?」
鳥坂「危ない!先生!そいつにむやみに近づかないで!」
鳥坂が言い終わる前に、キーボードクラッシャーは担任をキーボードで思いっきりぶん殴った。何回も。
KBC「死ねえええええええ!!!どん兵衛ちゃん死ねえええええええええ!!!」
担任「ギャーーーーーーーーーーー!!」
(続く)
くだらない・・・。
ID:9qKVNsx5が無職なのは確定だな
>>339-343 乙
なんかゴミ屑が悪態ついてますが、まぁ気にしないで続きキボン
独り言
平日、朝だろうが昼だろうが夜だろうが、どんな時間でも10分以内に荒らしに来る方がよっぽど無職なんじゃ
キーボードクラッシャーバロスwwwwww