学園物語★KOVA17歳11〜デムパの城マツザワ〜
31 :
恐ろしい体験:
キモ味「うぐぅ…メグミたん…ひどいじゃないかあんなに殴るなんて…
いくらボクのことが大好きだからといってあんな愛情表現は無いでしょ…」
メグミ「い…いや!誰か助けて!!!!お父さん、お義母さん、お兄ちゃん、天国のお母さん!」
メグミが絶望的な状況下で叫んでいると、向こうから「何をやっている!!!!」という声がした。
キモ味は必死で逃げようとするが、今度はメグミに足をつかまれた。
メグミ「逃がさないわ。罪を償いなさい。」
メグミは今まで誰にも見せた事の無いほど恐ろしい表情でキモ味に言った。
やってきたのはメグミの義兄のマサヲとコヴァ、そして一匹の柴犬だった。
この犬は木場家の犬、ヨシノリ(オス、4歳、柴犬、
本名:ヨーステン・シルバー・ノルマン・リューベック)である。
コヴァ「キモいの!何をやっているんでしゅか!」
マサヲ「またお前か…懲りん奴だな。ヒロシがお前の友達やめた理由がよくわかるわ」
メグミが二人に事情を話した。
キモ味「ひっ、ひい!許してくださーーーーい!!!もうしません!!!」
マサヲ「だめだね。ヨシノリ、噛みつけ!」
ヨシノリがキモ味に噛み付く。
キモ味「痛い痛い!!助けて、もうやりません、ごめんなさぁあああい!!!」
キモ味はものすごい速さでどこかへ逃げていった。
マサヲ「ヨシノリ、帰ってこーい」
ヨシノリが帰ってきた。その後、心に深い傷を残したメグミを励ましながら、
兄妹は仲良く家に帰った。