学園物語★KOVA17歳11〜デムパの城マツザワ〜

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121林間カヅフサの遊び妨害作戦
コヴァの携帯に電話がかかってきた。相手は林間だ。
林間「おい!コヴァ!今すぐ俺の家に来い!1!!あべしポチ内閣を倒閣させるための…」
コヴァ「嫌ですにょ。ボクチン、今、浅草に遊びに行くんですからね。
吉田君と鳥坂君とメグミと菅間さんと戸坂さんと一緒に」
林間「なぁにぃー!1!!!女が三人いるだと!?さては乱交パーティをする気だな!1!!!
俺の許可無くしてそういうことはゆるさーん!11!!」
コヴァ「誰もそんなこと言ってませんにょ。林間先生も家にこもって憂国するばかりでなく、
たまには外へ出て羽を伸ばされたらどうですか?それじゃ。」
プチ ツーツーツー
林間は激怒した。必ず邪智暴虐のコヴァを除かなければならぬと決意した。
林間には青春がわからぬ。林間は、幼いころから一人ぼっちである。
くだらぬ事に火病を起こし、ヴァルキリーやもみじでシコって暮して來た。
けれども仲間はずれに対しては、人一倍に敏感であった。
林間「許さんぞ…許さんぞコヴァーーーー!1!!!!!11!!123
目に物を見せてくれるわ!111!浅草に行くと言ってたな11!1!まってろ111!
かんしゃくおこす!11!!!かんしゃくおこすぅうううう!!!!!!」
林間はすぐにジバクとキモ味に招集をかけた。
林間「…というわけで今から浅草にコヴァたちの邪魔をしに行く!!11!1」
キモ味「うぐぅ〜、めんどくさいよ、ボクはお家で遊んでいる方がいいし」
ジバク「わしは浅草なんぞスラム街には行きたくないんじゃよ」
林間「やかましい俺の指示に従えかんしゃくおこす!1!!!そうだ、肝井よ、
確か一行の中に菅間凛と言う女がいるらしいぞ」
キモ味「り、凛たんが!!1!?行く、ボク行くよ!11!」
林間「ジバクよ。帰りにモデルガンでもキリでもカッターナイフでも買ってやるからさ」
ジバク「うーん、ならいいんじゃよ。せっかくじゃから、
スラム街のごみ掃除でもしてくるのじゃよ。」
自慢のエアガンをなでながらジバクは言った。
林間「よし、役者はそろった!1!!!浅草に行くぞ!1!!コヴァ1!1!
俺達が浅草に着くまでしばしの平和を首を楽しむがいいわ!11!!!」
122林間カヅフサの遊び妨害作戦:2006/10/01(日) 12:29:05 ID:Q9ySqP6S
浅草
林間たちは団子屋で腹ごしらえのために団子を食べていた。
すると、小学生低学年くらいの子供が林間たちのほうを見ていた。
ジバクは子供のいる方へ団子を一串投げてその子へ見下した表情で言った。
ジバク「おい、貧民、食うものに困ってるんじゃろ?くれてやる。感謝するんじゃよ。」
男の子は無言で泥まみれの串団子を拾い上げると、その串団子で思いっきりジバクを叩いた。
男の子「ふざけてんじゃねえや!!てめぇ、人をバカにしてんのか?ああ、コラ」
ジバク「わ、わしは上流階級なんじゃぞ!!わしの一声でお前なんか…」
男の子はジバクをボコボコに殴った。凄まじい弱さである。
ジバクがリュックからエアガンを取り出す。さすがに男の子も顔が青ざめる。
が、ジバクは不意に後ろから肩を叩かれた。警察官だ。
警官「きみ、何をしているのかね?明らかにエアガンをその子に向けて撃とうとしてたろ。
ちょっと署まで来てくれんか」
ジバク「えうあうあうあうううううっうあいいじゃじあjwqしおぢwしjswしj
り、林間先生助けてほしいんじゃよ」
警官「君、この男の知り合いかね?」
林間「ぜんぜん知りませんな。そんな犯罪者、さっさと連れて行ってください。」
ジバクは「林間先生の裏切り者ーー!1!!チョン!11!チャンコロ1!!1!
ニガー!!11!ラテン1!!!!!」と叫びながら警官によって連れ去られてしまった。
林間「役立たずめ…」
キモ味「あっ、あれ、吉田君たちだ!!」
コヴァ、吉田、鳥坂、メグミ、凛、さやか…楽しそうにおしゃべりしながら、仲良く歩いている。
まともに女の子と会話をしたことのない二人に嫉妬の炎が燃え上がる。
林間「よーよーよーよーよー、かわいい姉ちゃんつれてんじゃねえかよ」
と、80年代の漫画の不良のような台詞で吉田たちに絡む林間。
吉田「なんだ、林間か…おい、コヴァ、行き先を教えるなよー」
コヴァ「ご、ごめんなさいですにょ。ついうっかり浅草に行くって言ってしまって…」
キモ味「うぐぅ〜、凛たん、メグミたんお久しぶり。みんなのアイドル、キモちゃんだよもん」
鳥坂「誰がアイドルや誰が。お前なんかキモすぎてデブタレにもなれんわ。(ボソッ)」
キモ味「鳥坂君!聞こえたよぉ〜みんなボクが好きなのはわかってるんだからねっ!」
123林間カヅフサの遊び妨害作戦:2006/10/01(日) 12:31:09 ID:Q9ySqP6S
林間「俺を差し置いて遊びに行こうとはいい度胸してんじゃねーか、あ?吉田よ。
で、この後はホテルに行って乱交パーティーをするんだろ「はい」と言え!1!1!」
吉田「だから、どっからそんな斜め上の発想が出てくるんだよ!
本格的なバカですか!?」
コヴァ「つか、自分が乱交パーティしたいだけじゃないんでしゅか?林間先生は」
林間「お前にだけは言われたくないわかんしゃくおこす!1!!」
吉田「図星かよ…」
キモ味「ねぇねぇ、吉田くぅ〜ん、僕も仲間に混ぜてお!1!!」
吉田「絶対にやだ!!」
キモ味「なんでぇ〜、やっぱりエロゲーオタクの吉田君は一般人のボクと
仲良くしたくないから、エロゲー仲間の鳥坂君と木場君としか遊ばないの?」
吉田「はいはい、勝手に言ってろ」
メグミ、さやか、凛「…吉田君!」
三人の表情が強張る。キモ味はチャンスとばかりに一枚の紙を3人に見せた。
「食いしんぼ」という漫画とキモの大好きな葉鍵のコラージュ画像であった。
(実物→http://oishi2ch.hp.infoseek.co.jp/souko/oishi002.jpg
キモ味「これ吉田君が作ったんだ!ボクの大好きな鍵ゲーを貶めるために作ったコラだよ、
ひどいでしょ!おまけに著作権法違反だし!!吉田君はそんな人だよ!1!!
ボクの純愛を汚すやつは何人たりも許さない!1!!」
メグミ「…吉田君、本当なの?」
吉田「いいや、違うね。メグミちゃんたちは知らないだろうけど、
こいつは信用しない方がいいよ。『あいつはボクを叩くからこうでならなければならない』
っていう思い込みというか、妄想でしゃべるから、しゃべることの大半は大嘘。
それにその画像は俺が作った奴じゃないよ。」
三人の表情が和らいだ。「ああ、やっぱり」「そうよねー」と言う声が聞こえた。
124林間カヅフサの遊び妨害作戦:2006/10/01(日) 12:34:28 ID:Q9ySqP6S
凛「しかし、本当にこの絵ってキモいわね。やっぱり私、オタクって大嫌い!
あ、もちろん「食いしんぼ」の絵の方じゃないわよ。鍵とか言う気持ち悪い絵の方ね。」
さやか「キモ〜い、肝井君っていったよね、君、ロリコンなの?」
メグミ「17歳のうちからこんなのやってるなんて、よっぽど女の子に縁がないのね。」
凛「何が「純愛」よ、キモいわー、本当、吐き気を催すわ。」
メグミ「本当、女の子に縁のないキモヲタが愛を語るなって感じよね」
さやか「こんなのが世に氾濫していればロリコン犯罪が増えるのもわかるわ。」
唯一の心の拠り所を散々けなされたキモ味はファビョった。
キモ味「ひどいよおおおおおお1!1!!なんでみんなボクをいじめるの!111!!
謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ
謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ
謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!
謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!謝れ!誤れ!謝れ!謝れ!」
どうやら完全に自我が崩壊したようだ。一方の林間は
林間「俺の許可無くしてデートを行うなかんしゃくおこす!!!!1!!!
これも全部アメリカの陰謀11!!!1!!」
コヴァ「陰謀陰謀って、都合の悪いことは全部特アのせいにしてた
昔のボクチンでしゅか?そういう恥ずかしい言動はやめてくださいにょ。
昔を思い出して悲しくなりますにょ」
林間「ハイパーかんしゃくおこすううううううううう!!!!1111!」
こっちも完全に壊れたようです。
気がついたらもう日がだいぶ傾いている。遠くから松沢病院の黄色い救急車の
サイレンの音が近づいてくる。6人は日没まで目いっぱい遊んだ後、
楽しそうにエイトプリンシティーに帰っていった。