同じ頃、ブリテン島はスコットランド北部(ハイランド)を除いてローマの支配下にあった。
ジェリーブラッカイマー製作の「キング・アーサー」はこの頃の時代をベースにしている。
聖杯伝説やら何やらとファンタジー要素溢れる「アーサー王伝説」であるが、どうもソレらしい人物は実際にいたようだ。
で、八世紀以後、欧州はバイキングが歴史の主人公になる。
年のせいか「小さなバイキング・ビッケ」がイメージ先行する鳥坂である。
ともかく、体力と根性が戦いを制するこの時代、体格豊かな北欧系民族のバイキングは欧州各地で猛威を振るった。
アイルランドもその襲来を受けるが、その程度は他地域に比べると小さい。
無論、襲われた箇所は草も生えないぐらいに荒らされたが。
何で被害が少なかったのかと言えば、コレは推論だが「金目のモノが少なかった」 つまりまぁ、田舎過ぎたのだ。
しかも、何でもかんでも奪い尽くすと勘違いされがちなバイキングだが、彼らにも彼らなりの「基準」があって、それなりに交易もしている。
実際、ケルトの遺跡からバイキングが強奪したと思われる地中海の金貨が見つかっていたりする。
つまりまぁ、バイキングに負けず劣らずの勇猛さを誇るケルト野郎とは、争うことなく、羊や豚を「買った」方が徳だったのだろう。