バッシングに対して怒っている多くの人は、
「エロゲーをやることによって犯罪行為に走るから」非難されているのだと思っている。
そして「いや、オタクの多くは犯罪行為とは無縁だ」と弁護する。
これがそもそもの間違いだ。
人々が非難するのは、犯罪行為やその予備軍が現れることへの懸念ではなく、
エ ロ ゲ ー を や る 行 為 自 体 を 嫌 悪 してい る か ら な の だ 。
ヲタク達はいつも
「確かに小学生に性的なイタズラをする同人誌を読んだり、
女の子に首輪をつけて監禁してイジメるゲームをする。
しかしそれは空想の中だからするのであって、
現実との区別はちゃんとついている」
と繰り返す。それはその通りだろう。
しかし、人々が懸念しているのは、それが実行されることではない。
女の子に首輪をつけて「ご主人様」と呼ばせるとうれしく感じる、
そ の 感 情 が 不気味だ、と言っているのだ。
これに対して「俺は空想と現実の区別はちゃんとついている」と言ってもあまり意味がない。
グロの方が、性のタブーという問題を含んでいないためわかりやすいだろう。
人の惨殺死体を喜んで見るのは異常だ。
普通の人なら、一度や二度は興味本意でのぞいてみるかもしれないが、
すぐに嫌悪感を感じて見たことを後悔するだろう。
人の死体を喜んで見ていられるということ自体が、どこか頭がイカレている証拠である。
そこが既に問題なのであり、本当に人の死体を作り出すことだけが問題なのではない。