あかね 「ねえ、私、吉田君との小説を書きたいんだけど、手伝ってくんないかな?」
吉田 「ぶはははははははははは久々におもしれーぞ。おまえ。
んなバカなことは自分でやれよバカ!
直接、鍵にデムパ企画書送りつけるぐらいになれば、認めてやらんこともないぞ。」
吉田はあかねの提案に、機嫌をよくした。そして、続けざまに
「勿論自分でホムペ作ってな。
まあ、その時はヲチ板でしっかり見守ってやるから。ヲチ対象として」
吉田はあかねのことを、いつまでも見守っている・・・・
彼(吉田)はっきりそういった。
それが彼女(あかね)にとっては、なにより嬉しかった。
彼女には分かっていた・・・・吉田がわざと避けていたことを。
そうしないと、二人の間は持たなかったから。
しかし、吉田は二人の間を確かめる様に、あかねの手をしっかり握った。
もし、溶け合う心が二人の仲を裂くとしたら・・・・
真実なんて知らないほうがよいのかもしれない・・・・
そして吉田も同じことを想っていた。
もともと要らなかったのかもしれない。二人の間に会話は。
それほどまでも二人の心は溶け合っていたから・・・・
ただ、真実は・・・、真実は永遠に・・・想い出は、光と夢のなかに・・・