31 :
名無しかましてよかですか?:03/08/04 03:17 ID:OtaCGHmK
>>1 どうしようもない馬鹿だな。
頭の悪い小林よしのり=三島由紀夫だよ。
小林はあくまで理論で勝負しているが、
三島は感性で勝負して散華した。
三島の方が美しいとは言える。
しかし頭の良い悪いという基準なら小林の方が頭が良い。
わかるか?
>>31 小林のどこが「理論で勝負している」んだか。
33 :
名無しかましてよかですか?:03/08/04 03:34 ID:X/Ou95UG
>>32 小林のどこが「非論理的」だった? 言ってみな。
小林=小ずるい
三島=単純
でFA
>>33 「情の理論」のどこが論理的なんだ?
狂った怨米思想は? 著作権裁判での支離滅裂な主張は?
「小林の非論理性」は、枚挙にいとまがないな。
36 :
名無しかましてよかですか?:03/08/04 04:24 ID:yj6i1zL9
>>35 そのどこが非論理的なの? 具体的におねがい。
情の理論、怨米、著作権裁判の支離滅裂、
どれでもいいから明確に非論理性を指摘してみるんだね。
といってもまあ言えないんだろうな。
きみは小林の作品なんて読んでもないもんな。
要するに君はレッテル貼りを鵜呑みにしてるにすぎないんだもんな。
仕方ないよ、落ち込むな。
37 :
_:03/08/04 04:27 ID:t7Wu42xk
しかし、三島由起夫の国家に関する考えが感性的で理論的でないなんて言った奴は左右含めてほとんどいないけどね。
アナログ、ナンセンスって批判は山のようにあったけど。
できれば、どういう点が非論理的に見えるのか教えてほしいもんだ。
>>36 よしりん大好き! で目が曇ってれば見えない事もたくさんあるのさ。
精進しなさいな。
具体的なことは、この板でいくつも議論されてるから、一通り見てみればわかると思うよ。
40 :
名無しかましてよかですか?:03/08/05 00:20 ID:EWlezXZl
>>39 お前自身の言葉で語ってみろ。ソースを具体的に出さないのが卑劣だな。
小林の言う「情」というのはシリーズを始めるにあたっての動機であり、それをもって
非論理的というにはあたらない。
41 :
名無しかましてよかですか?:03/08/05 00:29 ID:+xRnoJ6R
42 :
○:03/08/05 00:49 ID:pekmDyhA
あらあら
右や左に偏りまくって奇形になることでしか自分を形成できない香具師等がこんな所に・・・
お前らが心の中に持ってるのは信念なんて崇高な物じゃない
左信者も右信者もヴァになっちまってる香具師らも少しは自分で思考したらどうだ?
も前ら馬鹿臭いプロパガンダに染められて思考が停止してるんじゃないのか?
そのための隔離板。
自らのスタンスを明確に表明できない香具師程胡散臭いものはない。
45 :
名無しかましてよかですか?:03/08/05 03:32 ID:Ge8Gxt/N
>>42 >も前ら馬鹿臭いプロパガンダに染められて思考が停止してるんじゃないのか?
それがお前だってことを小林は言ってるんだよ。バーカ。
「牡丹」を書いた三島由紀夫は自虐サヨク!
47 :
名無しかましてよかですか?:03/08/06 01:32 ID:fheccjEl
あげ
48 :
平岡:03/08/06 04:30 ID:+jbn7+Y3
49 :
名無しかましてよかですか?:03/08/06 15:58 ID:sL013CEz
確かに、ゴー宣読んでる人は三島の後期の作品や評論を
読むとおもしろいかも。繋がってるっていうか、三島の
先見性を感じるよ。
ただ、三島の方が過激。行動に駆り立てる。
50 :
名無しかましてよかですか?:03/08/07 00:09 ID:r6iBVE+8
>>49 薬害の時に厚生省にテロかましておけば、小林の存在も伝説となっただろうに。
51 :
名無しかましてよかですか?:03/08/07 00:14 ID:vL1GzhoO
頭の良い小林よしのり=三島由紀夫?
なんか違うぞ…。
52 :
名無しかましてよかですか?:03/08/07 00:18 ID:avoW/qtt
>>51 小林が名家の出で、東大を優秀な成績で出て、大蔵省にはいり、
それ以前から「早熟の天才」と評された文才で世の中に出て、
ノーベル賞もいくかと思わしめるほど世界的に売れた作家級の頭脳があれば…
三島と言ってもいいんじゃない?
そもそも頭の悪い三島が三島たりえるかというややっこしそうな問題があるわけだが。
53 :
あぼーん:03/08/07 00:20 ID:0s+OFoMU
54 :
名無しかましてよかですか?:03/08/07 20:19 ID:eu41cr/n
そもそも頭の良い小林が小林たりえるかという
ややっこしそうな問題があるわけだが。
55 :
名無しかましてよかですか?:03/08/07 22:00 ID:SSvnsPEM
56 :
名無しかましてよかですか?:03/08/07 22:34 ID:QCD80RVo
20世紀の教訓から21世紀が見えてくる
って本を報道2001で紹介されていたので呼んでみたのだが
三島はイスラムの原理主義と同じような扱いだったよ
つまり狂信者ってこと
かなり読み応えがあるので読んでみるといいよ
57 :
名無しかましてよかですか?:03/08/07 22:41 ID:DHxTUFUe
コスプレ度NO1。ケンタッキーのバイト娘です。
制服着用のままフェラ、本番をこなしてくれます。
性格の非常にいい子で撮影者のなすがままです。
テレクラでキャッチしたようですがこんないい子がいるのならいってみようかなー。
http://www.geisyagirl.com/
58 :
名無しかましてよかですか?:03/08/07 23:18 ID:ODV/kzyG
>56
意図的な狂信者だけどな。
大衆からは笑われるんだろうと三島自身何度も
いってるからなぁ。そこがオレは好き。
三島盾の会 割腹自殺 ホモ 仮面の告白
小林 自称たらし 左翼右翼不明 甘党 東大卒ではない
三島との類似 洋服に凝る
61 :
名無しかましてよかですか?:03/08/10 21:53 ID:NYi6Kfe5
あー確かに三島の頭悪くしたら小林だな。
馬鹿一直線だし、癇癪持ちだし、時代錯誤だし。
三島由紀夫は学歴だけだなw
>ノーベル賞もいくかと思わしめるほど世界的に売れた
次元冒険記
と傷に塩を塗って見るテスト
63 :
名無しかましてよかですか?:03/08/10 22:12 ID:eVs/cw1d
小林が頭良くなっても、割腹自殺はしないでしょ、
絶対。
>>63 確かに小林は自分の思想や言説に殉じるという気概はないだろうなぁ。
そういう意味で、小林=頭が悪くて気概のない三島由紀夫って感じかもしれない。
ただ、頭が悪くて気概のない三島由紀夫=クズ人間って気もしないでもないが(w
65 :
↑:03/08/10 22:51 ID:eVs/cw1d
結論が出ました。
66 :
名無しかましてよかですか?:03/08/10 23:01 ID:iZ1scvlA
三島由紀夫:ナルシスト
小林よしのり:ゴーマニスト
>>64 それをいったら「頭の悪い」と仮定した時点で有名人はその有名性を失うわけで(略
68 :
腕相撲の強さ:03/08/11 06:27 ID:rL//aa+q
オレ>三島由紀夫・小林よしのり
69 :
名無しかましてよかですか?:03/08/11 09:42 ID:7eebJk/2
男相手に性行為ができない三島由紀夫=小林よしのり
70 :
名無しかましてよかですか?:03/08/11 10:11 ID:ke8Ung9f
六本木防衛庁で決起を叫び割腹自決する覚悟のない三島由紀夫=小林よしのり
71 :
ここのバカたち相手にしてもよかですか?:03/08/11 20:14 ID:SZmKDozg
お前らが何もしない一番アホ。平和な国の平和なネット上でずっと遊んでれば?
72 :
↑:03/08/12 18:18 ID:pd2JbiYq
自己批判が出ました。
73 :
山崎 渉:03/08/15 12:32 ID:/lKe2zLD
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
74 :
名無しかましてよかですか?:03/08/16 01:49 ID:z61yFfHO
このスレいくら何でも三島に失礼だろ。比較に無理ありすぎ。
三島は文学者。小林はあほなアジテーター。
75 :
色男no、1:03/08/16 10:31 ID:ZItT4WWp
漱石においてさえ、近代人の分裂、両義性の問題はあったんだよねえ。明治20年代から近代文学の内面が現われ出てきた訳で、柄谷行人も同時代において乃木将軍の殉死さえアナクロニズムと見られた、とどこかで言ってたよ。
物語批判は性格なんか近代の問題じゃない、内面は基本的に分裂を孕むもので、一貫した性格を描写し得ないところにジャンルとしての小説の近代性があるんだ、というこの30年来耳にたこが出きるほどに繰り返された言説があるね。
それでね、三島は小林恭二なんかの見るところによると、骨がらみの二十世紀最大の近代人と言う事で、三島作品は内面と性格の対話劇なる批評空間で、二項対立が統一されようとする物語批判なんだね。認識と行為とかいうやつね。
文学の次元でこんな事やってる人が生活の次元で「性格」足らんとするんだよね。江藤淳とか慎太郎とか同時代の付き合いあった人たちは、偽者だよと楽屋裏を暴露しようとするけど、福田和也みたいな切腹以後の世代は、
内面の不在証明に成功した一個の「性格」を見る訳。この「性格」が厄介なシンボリズムで、政治的リサイクルを失効化させようとする人は、三島の性的人間の側面をフォーカス、フライデー(覗いて)して、切腹以前の分裂を
呼び戻そうとする。漱石には脱活字世代にアピールするような「性格」もなく、胃潰瘍に吐血するようなモダニストの内面しかない訳。大衆にアピールできなければ革命は成功しないよ。ナチスでもそうだけど、
メディア操作するようなシンボリズムがないとね。
三島の革新性とは、もはや文学が自明のものではない領域において、大衆動員する演劇的空間を創出した点につきる。
http://laspara.tripod.co.jp/
76 :
名無しかましてよかですか?:03/08/16 15:03 ID:P1K0Nper
小林氏よりも宮崎学の方が、ずっとアホ。
>>76 三島由紀夫と比較すれば、五十歩百歩と思われ。
よくもまあ、匿名で理論の為の理論を、こんな糞なとこで延々と展開できるね、きみたちは。
こんな卑怯者の、暇人だらけだと、日本は発展しないぞ。
ちんこの皮むけよーーー!!!
79 :
名無しかましてよかですか?:03/08/20 18:45 ID:JewQUIfX
と学会は『トンデモ本の世界R』で、よしりんの『戦争論』をトンデモ本よばわり
して三島由紀夫の『美しい星』もトンデモ本呼ばわりしていたな。『美しい星』は
三島由紀夫の書いたSF小説だが意外とおもしろい。『戦争論』は山本弘が批判し
ていたが、『美しい星』は、わしズムのVol.4でエッセイを書いた唐沢俊一が
トンデモ本として取り上げていた。
三島って戦時中、わざと風邪ひいて徴兵検査に行き(しかも父親同伴で)、
肺炎という誤診を引き出し、徴兵を免れたんだよね。
戦後の思想・行動にはそのコンプレックスも深く関わってるかと・・・。
小説はおもしろいうけど。
(まあ、小説はコンプレックス持ちが書いた方がおもしろいもんな。)
三島の小説はつまらない。
百年後には全く誰も読んでないだろう。
82 :
名無しかましてよかですか?:03/08/21 08:19 ID:9QJYpSVp
>>79 『美しい星』のようなSF小説が書けない三島由紀夫=小林よしのり
83 :
名無しかましてよかですか?:03/08/21 08:35 ID:JipBsuZH
84 :
__:03/08/21 08:54 ID:U47ik3Vl
85 :
:03/08/21 08:54 ID:0JVDl2ns
掃き溜めみたいな感じだった。
汚い制服。黄ばんだヘルメット。ボロボロで既に役には立たない夜光ベストに
自費で買った夜行テープ貼り付けてる人もいた。
わざとドライバーに突っ込まれた事もある。同僚は高速の出口の
工事で高速から降りてきた普通乗用車を2分ほど停止させていたら
いらいらしたのだろうか運転手が出てきて無言で殴られた。意識不明になった。
別の現場では工事現場のプレハブの事務所みたいなところで現場監督の20歳くらいの人の前で
四十代の隊員が三人土下座させられていた。歩行者がショベルに接触したらしい。
幸い歩行者には怪我はなくてよかったが。
たった一人の営業の若い正社員は身なりが良くて我々とは対照的だった。
たまに地元に帰るがいまだにあの制服が道路にちらほら見える。反吐が出る。
公共工事の削減による北海道の深刻な経済状況はもはや致命的だろう。
落ちるところまで落ちた彼らが行き着く先はどこなのか。
犯罪者に戻る事だけはやめて欲しい。
20代のうちの一年を疑問と屈辱の底辺で送ってしまった者より。
86 :
名無しかましてよかですか?:03/08/31 02:57 ID:IEfjlZoE
あげ
87 :
名無しかましてよかですか?:03/08/31 04:00 ID:lGxSYy1a
江藤淳と三島由紀夫の違いって面白くって
三島はこのままアメリカナイゼーションが進めば
かけがえの無い入替え不可能な日本らしさは無くなってしまう。
日本の中身が入替え可能になってしまったら
国は守るもクソも無いどうでもいいものになってしまう。
だから武士道だ神道だと言う話になる。
江藤も同じ図式を継承しているけど、一段進化しています。
もう日本には入替え不可能なものは無くなってしまった
江藤はそこで「だが、しかし」といいます。
そこに記憶が絡んでくるのですが
村上龍みたいに入れ替え不可能なものの記憶をわすれて
単に入れ替え可能なサブカルチャー的な記号と戯れていると
バカヤローと激怒する訳ですが、逆に日本にまだ入替え不可能なものが
あたかも残っているかの様に振る舞う楽天的なやつを見ても
江藤は「バカヤロー、そんなものはねえんだよ!!」と激怒する訳です。
江藤淳は「もう入れ替え不可能なものは無くなってしまった」
でも「なくなった」という記憶を忘れて本当に入れ替え可能になっている奴を見ると激怒
「まだ入替え不可能な物がある」と言っている奴を見ても激怒する。それが江藤淳だ。
無くなった事を認識しつつあった頃の記憶と戯れる、それが現代の右翼本質です。
日本の戦後はこうやってあえてする物だというのが江藤淳の考え方です。
これを忘れる奴、否定し古い価値観に固執する奴は国賊と同じだ。
最近のよしりんはどうだろうか?
88 :
名無しかましてよかですか?:03/08/31 10:11 ID:faeTEOCf
そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
昨日、近所の学校行ったんです。学校。
そしたらなんか廊下でいじめがあったんです。
で、よく見たらなんか○○くんをみんなでいじめる会とか言う張り紙んです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、弱いものいじめ如きで普段来てない学校に来てんじゃねーよ、ボケが。
弱いものいじめだよ、弱いものいじめ。
なんか、女子とかもいるし。弱いものいじめで学校か。おめでてーな。
よーし委員長もっといじめなさい、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、何もやらんから先生にチクルと。
学校ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
いじめっ子のドキュソの奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと先生が来たかと思ったら、隣の奴が、おまえちくったな、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、おまえちくったななんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、おまえちくったな、だ。
お前は本当におまえちくったなをその発言のかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、おまえちくったなって言いたいだけちゃうんかと。
学校通の俺から言わせてもらえば今、学校通の間での最新流行はやっぱり、
チクリ、これだね。
猫かぶりチクリいじめっ子をシカト。これが通の頼み方。
チクリってのは先生に助けてもらえる。そん代わりプライドが無くなる。これ。
で、それに猫かぶりいじめっ子をシカト。これ最強。
しかしこれを頼むと次からいじめっ子にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、「お前のかーちゃんでべそ」とでも言ってなさいってこった。
89 :
名無しかましてよかですか?:03/08/31 22:05 ID:nQ9CsH2h
あ
が
れ
90 :
◆dY.UR6fqP6 :03/09/01 23:15 ID:pw39LKdL
91 :
色男no、1:03/09/06 10:36 ID:iVFM8Qly
こんにちは、みなさん、私が色男です。
日本文学における耽美という問題について考察するならば表現者たる主体は、美をあくまでスタティックな他者として認識するようなところがあって、谷崎や川端は特に美しい日本なるものに主眼があって、
海外市場を意識したオリエンタリズムという批評が、今日的にももっともらしく議論の的になったりしています。
ところで三島の場合、いわゆるギリシア体験以後、死刑囚にして死刑執行人を以って任じ、美を創造するものが同時に美それ自体である、という矛盾を自己の存在論的課題として背負い込むようになります。
祖母、この深情けの恋人との長い蜜月関係が幼い三島に現実にも勝る美的世界の中に自閉する事、
それを耽溺する事の頽廃的な悦楽を教えて、三島にとっての外部=現実に関わる事を困難なものにしたのでしょう。蒼白い貧血気味の子供は祖母の選んだ女の子の友達とだけ遊んで、
絵本などからいつしか同一化の対象として、美しく殺される王子という主題を自らの観念の裡に育んでいきました。祖父を官僚故に
嫌悪したというよりは、兵庫県の成り上がり者であるという出自を忌避したのではないかという説の方が、三島の耽美趣味からは理解しやすいでしょう。60年安保以降の文学外の領域への進出、
肉体改造から政治表現まで、現実にコミットする上でもなお、美は三島自身の問題であり、
「ニヒリストが絶対主義の政治に陥らぬために、「美」がいつも相対主義的救済の象徴として存在する、(略)美は、ともすると無を絶対化しようとするニヒリストの目を
相対性の深淵を凝視することに、連れ戻してくれるはたらきをするのである。」(新ファッシズム論)三島の行動哲学の
役目としては政治を、その本質たるリアリズムへ連れ戻す事にこそあったのです。マゾヒストは権力の玉座ではなく、まさに悲劇の只中において存在論的飢餓は全的に癒され、
陶酔によって鏡を必要とする事なく現実に自足できるのです。
http://laspara.tripod.co.jp/
92 :
色男no、1:03/09/15 08:06 ID:JC9Gjcgy
終りなき日常における覇者としての官僚性、現実に自足して正確に対処する能率優先主義が政治家に求められる資質であり、
いわゆるニヒリストは現実に価値を見出せない虚無論者として、ロマン主義者とはまた別の意味で反政治的存在と言えるでしょう。
ですから、ここで問題設定する場合、ロマン主義とニヒリズムは反政治的資質において共通項の見出せるものと位置付け、
官僚型秀才はリアリストである故に現世の競争原理の中で支配者階層を形成し得る、と考えればよいでしょう。
「政治的人間とはどうあるべきかといふ考察が、つぎつぎと私の心の中に生まれた。私は何かといふと、私はニヒリストである。
しかし幸ひにして、私は小説家であって、政治家ではない。」これは「美の襲撃」というエッセイの中にある三島自身の言葉ですが、
三島が極端な反政治主義者であると自己規定して慎太郎のように国政選挙に出馬するなどの政治参加をしないのは、
もし自分が政治家となれば岸信介のような、あるいは大きなニヒリストであるヒトラーのようなタイプになるであろう事を
あらかじめ分析し、それを自らに禁じたのでしょう。三島にとって栄光とは破滅の美学以外のなにものでもない訳ですからね。
ところで、慎太郎は三島の死後になって、三島は選挙に出るつもりで、その準備もしていたが、自分が三島より先に空前の得票数
で参院選に当選したので、政治家になる道を断念したという事をいろいろなところに書いていますが、私の知っている限りでは
三島自身のエッセイなど公式の発言としては、そのような事実はないようなのです。もっとも慎太郎は同時代に三島と
交際できた特権で、非公式に三島の本意を聞いたのだと強弁するのでしょうから、私には反論の材料はありません。
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三島由紀夫は「潮騒」が好きだ。
もっと若い頃に読んでおけばヨカタと思ったよ。
94 :
色男no、1:03/09/23 22:14 ID:NBRGnvzJ
三島は中村光夫との対談で次のようにも語っています。──荷風の日記は美しい、よい文章であるが、あの現実蔑視というのはモーパッサン以上のものだ。その現実蔑視から荷風は痩せているんだが、自分もそれに共感を感じるから困る。
自分の筋肉は人工的なもので嘘だ。──私が少し編集しましたが、三島はこのような事を語り、自分がニヒリストである事を自白しています。
次に自意識過剰は自己評価の低さからくるか、という話に移りますが、これは完全に三島と太宰を同族として一括する論旨になっていると思います。絶えず他者の視線の中に自らを露出し続けた三島としては、どんなにハードな管理社会が
到来したところで、24時間完璧にスタイリッシュな立居振舞いで応戦した事でしょう。昔から三島嫌いという人の中には、こういったキザな部分が許せないという人が多いんですね。腹が出てくるのは末代までの恥だといい、プール
サイドから中年太りした奥野健男の肉体を見て、豪傑笑いするような人だったようです。自分と同様の資質を持つ太宰に対する嫌悪というのは、太宰が自らを道化にしているところですね。道化というのは、だいたいヒーローの引立て役
で太鼓持ちですよね、太宰は悲壮美の人、イエス、キリストの太鼓持ちです。三島の美意識というのは、自らの肉体から不随意筋及び脂肪を駆逐するかのように、同情を引くような自己憐憫や笑いを駆逐する事にあり、文字通り、
自らの存在にヒーローを体現する事にあるんですね。誰か他者の太鼓持ちなんて死んでもやらないという、強いこだわりがあって、政界なんかに身を置いた日には金に体を縛られて、美意識なんて言ってられなくなってしまう。
江藤淳に無意識過剰と呼ばれた慎太郎は、三島のポートレートに辟易する訳ですが、最後に三島の絶対に美しい写真を見たといいます。それは大自意識家である三島が誰の視線も感じる事なく、その無意識を露見させて、
市ヶ谷の総監室で学生達を指揮しているところを隠し撮りした写真で、慎太郎はそれをさる警察官僚から見せられたといいます。
http://laspara.tripod.co.jp/
オマソコ(おまそこ)
96 :
色男no、1:03/10/19 07:56 ID:cAUQaX1v
みなさん、こんばんは、私が色男です。スポーツ芸能等の他ジャンルへの越境行為についての三島回答は、
「似合っても似合わなくても、流行には従うべきなのであります。それはあなたの最上の隠れ蓑であって、思想よく隠すのは流行の衣装だけだと言ってよろしい。」
(不道徳教育講座より)
同時代人に知識人の道楽と思わせノーマークを得るのに有効性があるみたいです。社会人として生きるうえで「文学」はよけいもの、とはごく常識的な考えで近代的知性は
時代遅れになったとか大学解体とかは、つまり当時のスローガンでした。大学生、院生(ことに文学部)は極言すれば思想犯予備軍、という認識。これについては澁澤龍彦が
「私のなかの文学者は、私のなかの市民とつねに敵対している。」というふうに簡潔に言っています。若い頭の柔らかいうちに抽象的事柄について徹底的に思考しておくのは、
長い人生行路の貴重な宝で役に立つ時がくるよ、という岩波教養主義ですね。70年代以降、若い世代がこれと決別しました。80年代の最初頃、現代思想がファッションに
なりましたけどね。同時代人として三島に出会ってたら嫌いになっていたろう、あるいは世代によって三島像は大きく異なる、という問題。三島とは遠くにありて思うもの
、です。同時代人は三島にとって役者(しかも脇役)であり、後世の世代は観客です。直接関わらなかった世代の方に完成品としての三島があります。
http://www.laspara.net/
97 :
名無しかましてよかですか?:03/10/19 19:27 ID:IwY9EYZH
よしりんの「戦争論3」読んでるとこなんだけど、やっぱスゲーわ。
ここまでハッキリかいてる奴いねーよ。
表現がマンガなんで褒めにくいんだろうけど、現代日本の思想界を完全にリードしてるね。
これからの日本の進むべき道を指し示しているよ。
確かに、三島を彷彿とさせるよな。
(言っておくが、縦ヨミじゃないからな)
>>97 縦読みじゃないってわざわざ明言するってことは、
どんなこと書いてるか自認しているってことだね
99 :
名無しかましてよかですか?:03/10/19 19:46 ID:IwY9EYZH
てゆーか、なんで論壇の本職どもが漫画家ふぜいに先越されてるんだか。
論文には目を通すが、自分の頭で考えてないんだろーな。
100 :
パピヨン:03/10/20 22:46 ID:G36XWnKD
>>97 さすがに三島級は言い過ぎ。
石原慎太郎級かな。
>確かに、三島を彷彿とさせるよな。
そもそも三島は論壇や思想界をリードしていない(笑
文壇ではノーベル文学賞に一番近いと言われていたけどな。
三島が切腹した時の話だが
介錯が下手糞で首がなかなか落ちなくて刃を何回も叩き付けたんだって。
ヘェー ヘェー ヘェー
103 :
名無しかましてよかですか?:03/10/23 10:19 ID:n2tOAfbP
ネットで三島の生首発見した。安らかに眠っておりました。
104 :
エロリスト:03/10/23 14:41 ID:cCXT55MU
生首よりも乳首を発見して下さい。
・・・はっ、生首って「ナマ乳首」の略?ハァハァ
105 :
色男no、1:03/10/27 00:12 ID:Roqej3xY
こんばんは、みなさん、私が色男です。
三島の文学は母子密着のたおやめぶりの文学であります。元来が官僚制に相容れぬ美意識の持ち主なんですね。
「絹と明察」における父の問題は天皇の問題であります。
死体の偏愛が「死は美に通じる」という金色の死に近い思想であるのかという事ですが、
「ナルシシズム論」で三島はナルシズムは男性に特有の精神的傾向であり、女性には見られないものであると
しているように、美との相関関係において、自らが疎外されているとはどうしても考えられない
パーソナリティーを露見させているという意味において、学術論文というよりは三島という天才の謎を
解明する上で病跡学的研究に一資料を提供するものであると言えます。死体の偏愛をネクロフィリアと
規定するならば、溺愛する側はむしろ死体=美から疎外される側にあるものであり、
ナルシズムの問題が抜け落ちてしまいます。三島は、自らが死体=美として偏愛される為に
「他者」を必要としたのであり、ある種の人にとって彼の自殺が演劇的装置に満ちたパフォーマンスと映るのも、
その為であります。
http://www.laspara.net/
106 :
名無しかましてよかですか?:03/10/27 05:45 ID:jFcy99VZ
三島は思想面では現代日本を予言しているよ。
三島は「マクドでハンバーガー食いながら日本の伝統やらについて話せ」と
言ってるようなもの。
文化防衛論では、政治概念としての天皇を否定しているし。
文化概念としての天皇を認めろボケェと言ってる。
右翼ではないと思うよ。きちんと読んで理解すればね。
107 :
名無しかましてよかですか?:03/10/27 07:33 ID:/MjJI5X5
検死結果によると、三島の肛門はザーメンだらけ。
現代日本を予言していて興味深いな。
108 :
名無しかましてよかですか?:03/10/27 07:59 ID:nS/7Safj
エロ漫画的死ナノカ?
>>99 いったい小林が何の何処をどう先越しているのか?
電波DQNな発想がおなじ電波DQNどもにうけているだけ。
そもそも戦争論で小林が自分で考えてるとこってあるの?
「その手があったか」とか「無い証拠は出ない」ぐらいしか思いつかん
110 :
名無しかましてよかですか?:03/10/27 10:02 ID:HmnbvCzP
三島は生きてればノーベル賞が確実だったのに
それを蹴った凄い人だ。
ノーベル賞をとる前に自決したことに意味があったのだろう。
111 :
名無しかましてよかですか?:03/10/27 10:39 ID:Ru2yehC9
>ゆうきまさみ
>押井
>宮崎駿
>(っていうかパト2を描け)
っていうかアニオタが語るな
>>1
112 :
名無しかましてよかですか?:03/10/28 17:17 ID:np4v4roX
113 :
色男no、1:03/11/08 07:43 ID:6ugXUQlE
中上とたけしは、不在の三島をめぐる共犯関係にある、とするのが正しいでしょう。中上は三島の死の年齢と仕事を異常に気にしていた、
というのは柄谷行人など親交あった人々の証言に明らかです。三島の天皇に対するかのように路地を文化起源として小説を書きましたが、
彼自ら自分もある意味、天皇小説を書き続けてきたと、発言しています。パロディー化、矮小化というのは屈折した愛情表現なのかもしれません。
コロッケや清水あきらが美川憲一や村田英雄に対するかのように。神話化された姿には父殺しにも似た脅迫観念を持ち、
彼を笑いに転換する事で限りない慰みが得られる。アンチ巨人もファンのうち、あるいは全共闘は三島ファンを多く含んでいました。
三島のパロディーおよび再来について、三島が果たして文学的に師を必要としたか、あるいは文壇政治的に川端を攻略しておく事に意味があったのか、
などの問題になると思われますが、三島は唯一無二で二つとありえないし、また、必要もないと考える三島絶対主義が一方にあれば、
ナポレオンがヒトラーに反復するようにヘーゲル歴史哲学的に考察するならば重要な事件や人物であるほどに反復するという見方もあります。
再来がありえないから歴史偽造主義的要請からパロディーが捏造されると考えるか、弥勒菩薩よろしく再来がありえるとして、
その真贋論争が問題になってくるという見方もあります。
114 :
色男no、1:03/11/08 07:44 ID:6ugXUQlE
楯の会=たけし軍団、三島事件=フライデー事件。大蔵官僚から文学、コメディアンから映画。たけし自身が説明するように既成権威が
あればあるほど奇行や笑いの起爆力が向上するという振り子現象があります。また、吉本隆明、蓮実重彦らは両者の関係性について言及しています。
たけしは本質的には三島と類似点はないと思います。ただ、表層において、それがある訳です。貴種流離というのは三島のキーワードの一つですが、
たけしはその逆ですね。たけし一人ではとうてい三島の不在を埋める事はできませんが、分業化されるマスイメージとしての三島集団の一人であると思われます。
平野にしてもそうですが、マスコミが三島のパロディーや再来を必要としている要素はあるでしょうね。
新潮2000年11月臨時増刊の座談会三島由紀夫不在の三十年で、三島空位の時代に後の人は彼の役割の分業を意識してきたのではないか、と島田雅彦が発言しています。
主体は分身自身にある場合と、マスコミのイメージ操作の意志にある場合とがあります。文学に関しては様々な研究が今もさかんになされつつありますが、
三島の存在論的な意味の読解と他ジャンルへの影響の様相を浮き彫りにする作業を私は問題としており、サブカルチャーにまで及ぶ言及を積極的にしています。
http://www.laspara.net/
115 :
名無しかましてよかですか?:03/11/26 11:02 ID:DUL8D9QE
日本刀の美しさは我が国の弱点なのかも。
「ラストサムライ」は良く出来てる映画なんだろうなたぶん。
もし三島が世紀末まで生きてたら
男娼からエイズもらって死んでいたろう
エイズをネタに耽美的な作品書いてノーベル文学賞もらえたかも・・・
117 :
::03/11/27 02:57 ID:QPXLaM3l
>>1 「頭の悪い三島由紀夫」とは よく言った!
見事だぞ!
頭も悪いし、三島ほどの覚悟も無いしね。
118 :
::03/11/27 02:58 ID:QPXLaM3l
いや
三島はノーベル賞取れなかったから そういう道に走っていった・・・
119 :
:03/11/27 06:24 ID:CEGY+Mzc
ゴー宣さいきんさらに暴走してるな。次のターゲットはジェンダーフリーか?
120 :
名無しかましてよかですか?:03/11/28 08:23 ID:HfPeomQr
小林が今日の朝生に出る。ヒマなやつはウォッチしてくれ。
121 :
名無しかましてよかですか?:03/12/12 12:53 ID:NRlQI8KC
age
122 :
色男no、1:03/12/19 01:00 ID:+HEgbHAJ
ユーミンについては宗教にまで高められた恋愛至上主義を信条とし、その全楽曲はつまるところ三島へのレクイエムである、という見解を私は持っています。
三島はエロティシズムと単なるフリーセックスを区別し、価値相対主義の社会にはエロティシズムはない、と極限しているんですね。
ですから反体制運動に見られるような、人間性を管理社会から解放するところのセックス、という認識を批判して、絶対者がなければ人間性の救済というのは
あり得ない、と三島は説明している訳です。
ユーミンの場合、バブリーな時代背景の投影としての表層的な恋愛模様のディテールを通して、相対主義的なフリーセックスを賛美しているように
誤解されているのですが、三島の不在を絶対者の喪失と捕らえることで逆説的に価値相対主義社会における恋愛を描写するんですが、
生まれ変わる事で絶対者との再会を果たし、現世的なものを超越していかねばならないというメッセージを30年間変る事なく唄い続けている、
というのがユーミンの本質なんです。したがって、ユーミンに単なる風俗現象を見ようとするところに、
三島を隠蔽しようとする時代の気分が現われているという事ですね。
http://www.laspara.net/
123 :
色男no、1:03/12/21 05:42 ID:jryfK1Vv
役目としては政治を、その本質たるリアリズムへ連れ戻す事にこそあったのです。マゾヒストは権力の玉座ではなく、まさに悲劇の只中において存在論的飢餓は全的に癒され、
陶酔によって鏡を必要とする事なく現実に自足できるのです。
慎太郎は三島によって、そのファリック ナルシズムを指摘されていますが、慎太郎によると、二人の間にはどちらが一番乗りで二番煎じかという子供じみた闘争があったらしく、
一番乗り(オリジナル)と二番煎じ(コピー)のシーソーゲームにおいて、エロティシズム(死にいたる生の昂揚)を一番乗りされた慎太郎にはもはや、
「老いてこそ人生」という凡庸な大団円しか選び得ず、死んだ三島が仕掛けた罠にはまった慎太郎は、あのようなキャラを生きることを余儀なくされた、
と見るべきでしょう。
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124 :
色男no、1:03/12/21 06:30 ID:jryfK1Vv
そして、さらに恐るべき事に、三島は自らの死後に残された全てのナルシストに、慎太郎同様の二番煎じの意味付けを与えようとしたのであり,
それこそが三島によって仕掛けられた罠=呪縛なのです。三島以後、もう我々は凡庸さを生きる事しか許されない。
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125 :
777:03/12/21 15:20 ID:y6dgwwcB
〉〉94
慎太郎氏が最後に三島の絶対に美しい写真を見たといいます。
“それは大自意識家である三島が誰の視線も感じる事なく、その無意識を露見させて、
市ヶ谷の総監室で学生達を指揮しているところを隠し撮りした写真で、慎太郎はそれを
さる警察官僚から見せられたといいます。”
ここの箇所、どうも泣けるんですけど… おれおかしいのかなー
126 :
色男no、1:03/12/29 15:07 ID:XcMZB/xU
みなさん、こんばんは、私が色男です。
三島は45年という短い生涯の中で個人全集として42巻もの膨大な著作を残したという点において、日本近代の他の大作家と比べての差異が顕著であるように思われます。
といいますのも日本においては純文学を私小説と呼ばれる身辺雑記風の心境小説が代表したという特殊な事情があって、その結果、資質的に短篇作家の最も技術的に洗練された一群が文豪とされているようなところがあります。
つまり、ストーリーテリングは大衆文学でこそ問題にされますが、芥川のいわゆる話のない小説というものに、東洋的詩精神のようなものが読解されて、それが文壇的にも半ば制度化されてしまったところに、
日本文学のお家事情があったという事です。ですから長編小説が純文学のメインジャンルのような待遇を得られるのは、戦後派の全体小説の理念によるのであり、三島といえども、昭和20年代には「近代文学」の同人として、
文壇に自らの地位を得たのであって、資質以前の問題として長編小説に手を染める事で、時代潮流におもねるところがあったように思います。日本において、もっと戯曲書きの待遇がよければ、自分は小説家という職業を
選ばなかったであろう、というような事もどこかで言っていました。現在のところ、研究者の間でも「鏡子の家」は失敗作であったとされていますし、好みの問題もあるとは思いますが、三島の短篇のいくつかは、
その文体や技術的洗練において、文豪の列に加えてもいいような完成度を持つものであったのは間違いないことだと、私なども考えています。
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127 :
色男no、1:03/12/29 15:32 ID:XcMZB/xU
占領時代が終ると、文壇も消費社会の大きな渦に飲み込まれるように週刊誌ジャーナリズムが成熟し、その当時、既に時代の旗手と目され流行作家となっていた三島は当然ながら、
多くの雑多な書き飛ばしの仕事を引き受け、それが今日では全集にも収められて、一見したところ古色蒼然とした風俗資料に落ちたと思われるようなものも少なくはありません。
しかしながら三島の文章は凡百の雑文書きとは異なり、不易流行とでも言うのでしょうか、皮相な風俗ウォッチングの中にさえ、三島的「批評」が見え隠れしているようなものが、
いくつもあります。三島的「批評」というのは、アンチというのに最大の特徴があり、天皇でさえ、三島の手にかかると近代化=西欧化に対するアンチエゴイズム最後の砦というように規定して、
三島自身の行動原理に再構築してしまう有様です。三島は驚くほど多岐に渡って、様々な現象について言及した作家でしたが、「三島」それ自体の批評的本質については、
ついに最後まで沈黙を守ったように思います。その自決は謎とされ、多様な読解を包摂する巨大な存在として現代に屹立するのを見る時、三島は批評的存在であり続ける事によって、
歴史の永遠の呪い手足らんとしたのでしょう。
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128 :
名無しかましてよかですか?:03/12/30 20:40 ID:1j6WXxJK
三島由紀夫のSF『美しい星』>>>>>>>>>>>>>>小林よしのりのSF『次元冒険記』
129 :
色男no、1:03/12/31 01:32 ID:KA00TEfA
佐伯彰一は「新潮」の三島没後三十年臨時増刊に寄せて、「「批評家」三島を批評する」という一文を書いています。
そこで、三島がさるパーティーの席上、俺は第一に劇作家、第二に批評家、第三に小説家だと開高健に言ってのけて、
唖々大笑したというエピソードが紹介されているのですが、
以下、佐伯は三島の資質の問題として、「座談会などでの三島の発言が、いかに冴えて颯爽たるものであったかは、
改めて諸家の証言を徴するまでもない話であるばかりか、文学賞の選者としての三島は、大方の場合、結果が決まるや否や、その場で忽ち、
「選評」原稿をさっさと書き上げてしまうのが通例だったと語り伝えられている。(略)わが身の体験に徴しても、これは相当な離れ業である。
選考プロセスの疲労もあり、やれやれという解放気分が先行して、到底その場で一気呵成になどとゆくものではあるまい。
やはり三島一流の集中力と、速筆そして批評能力の天分と舌をまく他はない。」と、書いています。
http://www.laspara.net/
つーか、やり方はともかく、自分の思想を実行動に持って行った三島と、アフォ
なガキ相手にマンガ売って全く行動せず、それでいっぱしの思想家ぶってる
よしのりくんを比較するなんて三島に失礼だと思うぞ。