靖国神社を糾弾する3 ←藁

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871名無しかましてよかですか?
天皇が人間になってしまうようでは、「戦死者は軍神となって靖国神社
に祭られる」というフィクションも一挙に色褪せてしまった。未来永劫、
戦死者を軍神として祭り、国家が鎮魂するはずだった国家神道。それは、
占領軍の一片の命令により解体されてしまうような、根性なし、中味な
しだった。今さら一宗教として再出発しても、すでに思想的には死んで
いた。
にもかかわらず、政府自民党の一部に靖国神社の応援団が途切れないの
は、これが「金と集票の装置」だからである。戦没者遺族に遺族年金を
広くばら撒く。恩恵を受ける人を組織化した日本遺族会は、自民党の集
票マシーンとなり、強力な圧力団体として政治色を強めた。
靖国神社法案は、靖国神社から宗教性を除去して内閣総理大臣の監督下
に置き、その儀式行事などの業務に必要な経費の一部を国費で負担とす
るという趣旨で、いわゆる国家護持を目指したものだった。日本遺族会
や右翼がプッシュした。国論を二分する中、1974年の衆議院で強行採決
されたが、参議院で廃案となった。